Message from the President

神田外語大学 学長 宮内孝久

世界の課題に向かって何ができるか
主体的に考え、行動できる人を育てる

グローバル・リベラルアーツ学部で必修の海外スタディ・ツアーの留学先4カ所のひとつに、エルサレムを選びました。2019年の世界人口およそ77億人のうちキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒はほぼ半数。40億人もの人が聖地とし、激しく対立を繰り返す宗教紛争の象徴となっているエルサレムとはどんなところなのか、そこで何がおきているのか。私たち日本人は、そうした世界の現実についてあまりにも無知です。グローバル・リベラルアーツ学部は、自分たちの「無知」を自覚し、「自分は何をしたいのか」「何を学ぶべきなのか」を考え続ける場です。定員60人という規模は、一人ひとりの思いにこたえ、描くキャリアへと導くための適正なサイズです。

テクノロジーの急速な進化で「言語の翻訳」はAIの役割になっていくでしょう。そんな新しい時代で神田外語大学が担っていくのは、建学の理念である「言葉は世界をつなぐ平和の礎」を体現することであり、世界に貢献できる人材を育成することです。世界はグローバリゼーションが否応なく進む一方で、「国家」という意識がより強くなりつつあります。新型コロナウイルス感染症パンデミックは私たちにさまざまな課題を突きつけています。これからどんな世界になるのか、どういう姿であるべきなのか。そうしたことを考え、行動できる人を育てる大学でありたいと、私は考えています。

宮内 孝久(みやうち たかひさ)
三菱商事株式会社に入社後サウジアラビアやメキシコなどへの駐在を経験。同社代表取締役副社長など経て2018年4月に学長就任。現在国連UNHCR 協会理事も務める。元横浜市教育委員。