大学4年間の集大成を残したい ~先輩の挑戦する姿を見て~

同じ学部の先輩が全国学生英語プレゼンテーションコンテストに応募しているのを見ていたので、大学2年生の時くらいからコンテストの存在は知っていました。大学の4年間で何か「これをやった!」というものを残したいという想いもあり、応募を決断しました。第5回大会にも応募は出来たのですが、時間的な余裕もなかったので、4年生の時に第6回大会で結果を残そうと決めました。英語力とプレゼンテーション力を同時に身に付けることは、これからの社会には必須なスキルだと思っていましたので、コンテストに挑戦したことで非常に大きなものを得られたと思っています。正直、入賞した時の記憶は全くなくて、単純に嬉しかったということだけ覚えています。

個人の部での挑戦 ~自分を追い込むことで得られるもの~

大学の先生たちはいつも応援してくれていたので、心の支えになっていました。夜11時くらいまで大学にひとりで残り、プレゼンの練習をしていました。周囲からは変な人と思われたかもしれませんね。個人の部では、自分に厳しく、いかに追い込んでいけるかが大切だと感じます。そして、自分自身に楽をさせるのも、厳しくするのも自分でしか出来ません。グループの部では仲間がいて切磋琢磨できる部分がありますが、個人の部は違います。ひとりで夜に作業を続けることが一番しんどかったですね。周囲には私の挑戦に協力してくれる方が沢山いました。しかし、優秀賞、最優秀賞を狙うには、自分を追い込み、自分の力で作品を作り上げていくことが必要だと考えていました。仕事の中で自分の意見を発信する際に、相手にどの様に表現すれば伝わるか、話しの構成を頭の中で組み立てる習慣を身に付けられたことなど、コンテストへの挑戦から学んだことは多いです。

Q&Aセッションまでが自分のプレゼン ~自分で考え出したポイント~

審査員の方からの質問は正直考えていなかったのですが、Q&Aセッションまでが自分のプレゼンの全てだと思って準備をしていたのが良かったと思います。私のプレゼンでは数字など、聞き手にとって難しい部分を全て取り除きました。その様な部分がなくてもプレゼンは成立するということを体現出来たかなと思っています。挑戦的なことかもしれませんが、聴衆が気になる部分をあえて全て伝えず、プレゼンに”質問の余白”を作りました。一方的に情報を与えるのではなく、観衆に積極的に考えてもらえる仕掛けを意識的に作っていました。本番では狙い通りの質問が来ました。省いていた重要な部分を、その質問に対する回答として伝えました。Q&Aセッションも、伝えたいことを届ける大切なプレゼンの時間です。だからこそ、あえて”全てを伝えない”という技も大切だなと思いました。

参加学生の方々へのメッセージ

最後の最後まで練習し、諦めずに取り組んで欲しいです。何回も練習をするうちに構成内容などが大幅に良くなることもあります。また、大勢の前でプレゼンテーションをする機会もなかなかないと思います。英語力やプレゼンテーション能力は今後社会で必ず求められてくる能力です。頑張って下さい。