全国外大連合主催 第7回通訳ボランティア育成セミナーが開催されました

2019年8月28日(水)~30日(金)、神田外語大学において第7回外大連携プログラム通訳ボランティア育成セミナーが開催されました。本セミナーは、各界から講師を招き、スポーツを始め、日本文化や異文化理解、おもてなし、通訳技法、観光ガイドなどに関する講座を行い、外語大生ならではの語学運用能力に加えコミュニケーション力、ホスピタリティ精神、専門知識を備えたグローバル人財を育成します。第7回目となる今回のセミナーには、全国7つの外国語大学(関西外国語大学、神田外語大学、京都外国語大学、神戸市外国語大学、東京外国語大学、長崎外国語大学、名古屋外国語大学)から、207名の学生が参加しました。

セミナー初日には、スポーツ文化やパラスポーツ、共生社会と人間学など幅広いスポーツ教養・教育について講義が行われました。また、特別講演としてスポーツ庁鈴木大地長官が登壇され、スポーツの素晴らしさや今後の大会におけるボランティアの重要性について話されました。

2日目の一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(特別協力)による国際スポーツボランティアの講義では、通訳ボランティア経験者発表を通じて、外大生間のディスカッションが活発に行われました。その他、プロのマナー講師によるおもてなしワークショップ、アドベンチャー・コミュニケーション・プログラム(ACP)、ロールプレイを取り入れた組織とリーダーシップ講座など、学生たちは、通訳ボランティアに求められる語学以外のスキルも磨きました。講義を受けた学生は、語学力だけではなくコミュニケーションの橋渡しをしようという意欲を常に持ちつつ、そのチャンスが与えられればぜひ積極的にチャレンジし、経験を積み重ねていきたい、と挑戦していく意欲を語りました。

3日目には、日本フェンシング協会理事/JOCアスリート委員の千田健太氏による、アスリートから学ぶ人間力の講演や、実践的な通訳技法、異文化理解の講義も行われ、充実した2泊3日の研修となりました。同セミナーの修了生は、連合が設置した通訳ボランティア人材バンクに登録することができ、今後開催が予定される国際的なスポーツイベントや会議などでの活躍が期待されます。

開催概要

【開催日程】
2019年8月28日(水)~30日(金)

【開催場所】
神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)

【受講対象】
関西外国語大学、神田外語大学、京都外国語大学、神戸市外国語大学、東京外国語大学、長崎外国語大学、名古屋外国語大学

【特別協力】
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会

【後援】
東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部、文部科学省、外務省、観光庁、東京都、千葉県、公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会、NPO法人日本オリンピック・アカデミー、一般社団法人全国外国語教育振興協会

▲スポーツ庁 鈴木大地長官と本学宮内孝久学長
▲特別講演 スポーツ庁 鈴木大地長官
▲オリンピック理解について 筑波大学 真田教授
▲パラリンピック理解について 日本障がい者スポーツ協会 中森氏
▲共生社会と人間学の講義におけるパネルディスカッション 社会福祉法人 太陽の家 山下理事長、三菱商事太陽株式会社 福元社長、本学宮内学長
▲パラリンピアンから学ぶ人間力 ロービジョンフットサル日本代表キャプテン 岩田氏
▲ラグビーワールドカップ2019組織委員会事務総長特別補佐 徳増氏
▲IIBCによる国際スポーツボランティア 貴島氏
▲おもてなしワークショップ 筑波大学 江上客員教授
▲アドベンチャー・コミュニケーション・プログラム
▲通訳技法(英語)本学国際コミュニケーション学科 小坂貴志教授
▲比較文化論(英語)本学英米語学科 矢頭典枝教授
▲比較文化論(中国語)本学アジア言語学科中国語専攻 花澤聖子教授
▲比較文化論(スペイン語)本学イベロアメリカ言語学科スペイン語専攻 Sanz Rivera Arsenio准教授
▲比較文化論(ポルトガル語)本学イベロアメリカ言語学科ブラジル・ポルトガル語専攻 奥田若菜准教授
▲比較文化論(ポルトガル語)本学イベロアメリカ言語学科ブラジル・ポルトガル語専攻 髙木耕准教授
▲アスリートと人間力について語る 元オリンピアン 千田氏
▲受講者へのメッセージ 本セミナー教育担当コーディネーター/本学体育・スポーツセンター 朴准教授
▲閉会式 本学柳沼副学長
▲外大生間の懇親会と本学学生団体パフォーマンス
▲集合写真

通訳ボランティア育成セミナー参考資料

関連リンク