活躍するKUIS在外公館派遣員たち(Vol.36/ヨルダン)

“活躍するKUIS在外公館派遣員たち”というテーマで、赴任中または帰国後の様子を紹介するシリーズ第36弾。

元在ヨルダン日本大使館派遣員の佐久間 紫央さんをご紹介します

佐久間 紫央さん(英米語学科2018年3月卒業)

予想外の国への赴任

在学中の留学から戻り就職活動に入った当初は、語学を活かせる企業への就職を目指していましたが、より早く海外での経験を積めることから在外公館派遣員制度の受験も考え、久保谷先生の講座受講を経て合格しました。しかし、赴任先は全く想定していなかった中東のヨルダンで、連絡をいただいた際には若干動揺したのを覚えています。それでも挑戦したい気持ちと知らない土地への興味が圧倒的に大きく、すぐに赴任を決意しました。
隣国にイラク、シリア、イスラエル、そしてサウジアラビアを持つヨルダンでの勤務は、環境的・文化的に日本と異なることが多く、当初慣れるまでに時間を要しました。また、パレスチナ人、難民問題、宗教面など、日本ではあまり馴染みのない話題も多い国なので、理解を持てるようになるまでは戸惑うことも多々ありました。しかし、上司や先輩方のお力添え、現地職員達の協力があり、出張者対応から配車等の日常業務まで、多岐に亘って携わることができました。
そして非常に幸運なことに、任期中には安倍総理大臣、河野前外相のヨルダン訪問、加えて任国外への出張の機会も複数回いただき、より近い距離で外交の支援に関わる機会をいただけたことは、またとない経験となりました。
混とんとした中東での生活は辛いことも勿論ありましたが、ヨルダンでの経験無くして今の自分はいないと言えるくらい、私にとってヨルダンは大切な場所です。

帰国後のキャリア

帰国後は、大学院進学や国際協力への興味もありましたが、日本での社会人経験を積みたかったことから、現在は外資系企業の総務として勤務しています。派遣員の業務と類似した業務やイスラム圏出身者と関わる機会もあるため、ヨルダンでの経験が少なからず役に立っていると感じます。
 派遣員を経験し得たことは、私にとって人生での貴重な財産になりました。同時に、どこに行っても、その経験が糧になるかどうかは自分次第だと実感した2年間でした。今後も
前向きに挑戦することを怠らず、私らしいキャリアを築いていけるよう取り組んでまいります。

ヨルダン(Jordan)

【外務省HP/一般事情より】
1. 面積:8.9万平方キロメートル(日本の約4分の1)
2. 人口:995.6万人(2018年世銀)
3. 首都:アンマン(Amman)
4. 言語:アラビア語(英語も通用)
5. 宗教:イスラム教 93%、キリスト教等 7%

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