活躍するKUIS在外公館派遣員たち(Vol.20/サウジアラビア)

“活躍するKUIS在外公館派遣員たち”というテーマで、赴任中または帰国後の様子を紹介するシリーズ第19弾。

元在サウジアラビア日本国大使館派遣員の戸巻翼さんをご紹介します

戸巻翼さん(2017年3月国際コミュニケーション学科国際ビジネスキャリア専攻卒業)

在外公館派遣員を目指した理由

私は大学3年時に1年間アメリカへ留学をしていて、4年時に帰国してきました。在外公館派遣員制度の存在は留学中に知り、帰国後は就職活動をしながら在外公館派遣員の試験勉強を続けていました。しかし、久保谷先生の試験対策講座を受けてみると、度々KUISから派遣員になった先輩方が帰国のたびに対策講座の授業に訪れて、派遣員の仕事内容や現地での生活の話をしてくれて、個人的に派遣員の志望度がぐんと上がったため、両立していた就職活動をやめて、卒業後の進路は派遣員試験一本で臨むようになりました。特に派遣員の仕事は、語学を生かす仕事が多く、また派遣員という立場でも外交に携わることがで
きるので、そのような事に興味がある方にお勧めします。

在外公館での仕事

任期中の仕事内容は赴任先によって多少異なることもありますが、私の場合は現地の大使館運転手と館用車の管理や、旅行代理店・ホテルとのやりとり、会計業務、対外交渉時の通訳を頼まれる事もありました。その他にも日本からの出張者、時には総理大臣の訪問時の現地での空港・宿舎・配車業務等の対応もあります。基本的に派遣員の業務は、在外公館勤務とは言えど、外交活動の補佐的業務が多く、縁の下の力持ちになることが多いですが、それでも外交活動を行う上での大事な歯車の一つとして働くという責任感と達成感を感じながら、充実した日々を送ることができました。

サウジアラビアでの生活

サウジアラビアという国はイスラム教の国ですので、当然アルコールや豚肉は現地に売っておらず、一日5回の礼拝時には約30分間すべてのレストランやお店は閉まってしまったり、年に一度断食月があったりと、日本の暮らしとはかけ離れておりました。当然日本食もほとんど売っていないため、日本から食材や調味料を持って行き(それまで料理はほとんどしたことはありませんでしたが(笑))良く自分で日本食を料理して食べていました。また、私が赴任していた当時はまだ観光ビザも出ておらず、現地に駐在している日本人も他の国と比べると非常に少なかったですが、その分日本人の現地コミュニティは非常に強く、娯楽もあまり無いような国でしたが、毎週末サッカーやソフトボール、ゴルフなどのスポーツを楽しみ、おかげで健康的な生活を送っていました。

帰国後の進路について

帰国後は様々な道に進む方がいます。例えば、大学院へ進学したり、以前の職場へ戻ったり、民間企業へ就職したり、そのまま外交官になる方もいます。そんな中私は商社での営業職の道へ進むことにしました。もともと希望していた道ではありましたが、現地でたくさんの方と出会い、話を聞いて、より志望度が増したのと、派遣員時代にスキルアップさせた語学力を活かして仕事をしたいと思ったのが一番の理由です。赴任期間中は充実しているときもあれば、辛いこともあると思います。しかし赴任期間は長いようであっという間に終わってしまいますので、現地でたくさんの人と出会い、刺激を受けて生活をして
いるとおのずと帰国後の希望する進路も開けてくると思います。これから派遣員を目指す皆様のご活躍をお祈り申し上げます。

サウジアラビア王国(Kingdom of Saudi Arabia)

【外務省HP/一般事情より】
1. 面積:215万平方キロメートル(日本の約5.7倍)
2. 人口:3,294万人(2016年、世銀)
3. 首都:リヤド
4. 民族:アラブ人
5. 言語:アラビア語(公用語)
6. 宗教:イスラム教

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