長南町災害ボランティアに3名の在学生と職員が参加

写真=長南町社会福祉協議会提供(別日の活動風景写真となります)
2023年9/16(土)・17(日)、千葉県長南町浸水被害地域でのボランティアに在学生3名と職員1名が参加しました。

台風13号の影響で千葉県長南町では多くの災害が発生しました。長南町では現状復帰に向けて地域のボランティアの方々で復旧作業を行っていましたが人手が足りず、今回、長南町社会福祉協議会より災害ボランティアのご依頼をいただきました。

在学生たちからは、「祖父母の家が近くにあり、災害のニュースを見て自分にも何かできることはないかと考えていたところ、災害ボランティアを募集していたから」「被災地域が自宅からそう遠くなかったため災害の恐ろしさを再認識し、自分にできることがあれば取り組みたいと思ったから」「被災された方の目線に立てていないことがいつも悔しかったから」などの参加理由が聞かれました。

主な活動内容は、長南町の浸水被害のあった場所に行き、災害ゴミの搬出や土砂の掻き出し、室内の清掃を行うことでした。現地ではご指示くださる方がいらしたため、災害ボランティアへの参加が初めてでも活動することができました。

在学生たちは、活動を通してさまざまなことを感じ、学びました。実際に行き、見て、触れてみなければわからないことがあると身をもって知ることができました。また、被災された方の気持ちに寄り添うこと、同じ方向を向くことの難しさも実感しました。

ある在学生は、同じボランティアグループの方から、浸水した箇所は浸水から1~2週間後にカビなどが発生してしまう恐れがあり、そうならないための対策をするために長期的なボランティアや支援が必要であることを教えていただきました。被災状況は各家によって異なり、それに伴い必要な支援期間も変わってくるため、災害ボランティアセンターが閉所後でもボランティアが支援できるような仕組みづくりが必要だと感じたそうです。同時に、ボランティア支援を知らない方や、知っていても支援を求めることができない方に、どのように支援を届けていくかも課題だと感じました。

今回活動した長南町の自然、文化に触れ、魅力を感じ、街のことが好きになったという在学生もいました。一見すると全くボランティアと関係ないようにも思えますが、この気持ちも大切にしたいと話してくれました。

清掃を終えて室内が綺麗になり家主さんの嬉しそうな笑顔を見た時、在学生たちは、改めてこのボランティアに参加して良かったと感じることができました。 長南町社会福祉協議会の方からも感謝のお言葉をいただくことができました。多くの方の助けになれて嬉しく思います。

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