神田外語大学・千葉県立保健医療大学にて「第2回初期医療言語サービスボランティア研修」を実施

2023年3月12日(日)に神田外語大学、千葉県立保健医療大学との共催で第2回目となる「初期医療言語サービスボランティア研修」が行われ、両大学から計15名(本学9名、保健医療大学6名)の学生が参加し、初期医療で必要な英語(外国語)表現や知識全般を学び、修了証が授与されました。

ボランティア参加時や外国人のケガ人や急病人に遭遇した時に、英語(外国語)を使いながら応急手当ができることを目標に、同じ幕張新都心に拠点を置く神田外語大学と千葉県立保健医療大学が両校のそれぞれの知見を生かし2019年に第1回目の研修が実現しましたが、コロナの影響で今回実に3年ぶりの開催となりました。

研修は千葉県立保健医療大学にて行いました

Module 1) 対象者への声がけと状況把握 Offering Help and Support
声がけ・症状・病名・身体の部位(臓器・既往症)等の英語表現

Module 2) 体勢への配慮、救急・医療関係者への誘導 Positioning and Calling Medical Help
対象者の体勢と英語での誘導・安心させる英語表現など

Module 3) 各種症状への対応・応急手当 First Aids and Symptoms
各傷病者の管理・外傷・出血・けいれん・てんかん・熱中症

Module 4) 注意・配慮すべき文化・宗教・ジェンダー Cultural Issues to Consider
文化・宗教・ジェンダー

Module 5) AED 講習 AED Lecture
心肺停止・一次救命処置・心肺蘇生法・AED使用方法

Module 6) AED 実習 AED Training
AED 使用練習・心肺蘇生法の手技

Module 7) ボランティアの自己管理・事前準備、災害時対応 Self Care and Preparation
体調管理・準備するもの・事前準備・確認事項

Module 8) まとめ・自己学習へ向けて Review
まとめ・自己学習へ向けて・修了証交付
千葉県立保健医療大学の参加学生の中には、将来、海外で医療ボランティア活動に参加したり看護師として働きたいという学生の姿が見られました。他にも、過去に咄嗟の声かけをうまくできなかった経験のある学生や、医療者を目指す上で英語で対応できるようになりたいと思った学生の参加もありました。

本学の参加学生の多くは、大学で外国語を学ぶ身として、外国語での救護が必要な場面に遭遇した際、言葉の壁を越えて助けを必要としている人の力になりたい、という気持ちを持っていましたが、初期医療について日本語で学んだことはあるが相手が外国人だった場合、冷静かつ的確に対応できる自信がないので学びたいという学生や、医療英語に興味がある学生の参加が見られました。

講座の内容にはところどころ実習も含まれ、どの学生も熱心に知識や技能の習得に取り組んでいました。

本学の参加学生からは、AEDの場所を把握するなど、学んだことを普段から意識して生活したいとの感想が寄せられました。

関連リンク