フードバンクちば 支援食糧運搬・仕分け補助ボランティアに延べ4名の学生が参加しました

コロナ禍で食糧支援を求める若者が増えていることに関し、昨年度「フードバンクちば」様より、ちば産学官連携プラットフォーム(CPF)(※)参画校の学生に向けて食糧支援をいただき、本学では、2021年度は9、10、12月の計3回実施いたしました。「フードバンクちば」様がこの取り組みを行う背景として、困っている学生の支援だけでなく、フードロスの削減などの持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の一環であることもあります。

 

これまでは職員が運搬・仕分けの役割を担っていましたが、今後の継続にあたり、学生にもボランティアという形で食糧支援活動の一端に関わってもらえたらというお申し出をCPF経由でいただき、2022年4月から在学生のボランティアを募るようになりました。本学では、2022年度はこれまで4、6、7月の計3回実施しており、延べ4名の学生が支援食糧の運搬・仕分けのボランティアに参加しています。子ども食堂やフードドライブ、フードパントリーなどの活動内容に興味がある学生の参加がみられ、継続して活動してくれる学生の存在は頼もしいものがあります。

 

7月には「千葉市社会福祉協議会美浜区事務所」様からも支援食糧をいただき、より多くの在学生に配布することができました。

 

支援品配布日には次々と学生が訪れ、配布開始時間前から並ぶ長い列ができることもありました。間隔をあけて並んでもらい、密にならないよう配布場所への入室人数制限を設けるなどの、コロナ感染対策をとりました。

 

どの学生も喜んで受け取り、特にお米は大人気でした。一人暮らしの学生だけでなく、自宅生も親に話したら喜ばれたそうです。コロナ禍により、生活費を賄うアルバイト収入が減少し食費を切り詰めなくてはならない学生や、保護者の経済状況の悪化などで厳しい生活を送っている学生から「助かりました」との声が多く寄せられており、ボランティア参加の学生も職員も微力ながら貢献できていることを大変うれしく思うと同時に、ご支援くださるみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。また、フードロス削減にも貢献できていることを実感し、フードロス問題に対する意識の向上にもつながるボランティア活動となっています。

 

(※)ちば産学官連携プラットフォーム
千葉市と市原市にキャンパスが所在する私立大学・短期大学計12校が参画。
複数の大学・短期大学が連携することで、相乗効果を働かせ各参画校の学生の学びをより充実させ魅力ある高等教育の展開を図るとともに、私たちの地元である千葉市の地域の発展や課題の解決に貢献することを目標としている。

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