2022年7月6日(水)16:30~ オンライン講演会「日本の近代化を目にした西洋人知識人にとって『日本伝統文化』の意味するもの」

日本研究所主催講演会 < 世界の中の日本 第8回 >

日本の近代化を目にした西洋人知識人にとって「日本伝統文化」の意味するもの
-フランシス・ブリンクリーの武士道と日本陶磁研究

本講演会では、親日家として知られた明治期の英国人フランシス・プリンクリーが日本研究を総合的な視点からまとめたシリーズ本 Japan: Its History, Arts, and Literature(本学附属図書館蔵)をとりあげます。
ブリンクリーは1867年にアイルランドより来日後、帝国工部大学校数学教師を経て、Japan Weekly Mail の経営者となり没年(1912)まで東京に暮らしました。彼は、日本贔凧・味方・親友といわれ同時代の日本人の理解と信頼を得、大隈重信等政界との結びつきも深く勲二等旭日章を受勲するほど敬慕されました。
ブリンクリーは、英国人の代表的日本研究者であるサトウ、アストン、チェンバレンに匹敵する、英国の最も重要な日本研究者の一人として西欧で認められるべき存在といえます。本書の多様な研究テーマから武士道、および日本陶磁の研究を紹介します。
(本講演は日本研究所が主催する共同研究プロジェクトの研究成果の一部です。)

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