2018年12月14日(金)日本研究所主催 講演会「ドイツにおける伊万里焼の収集と磁器陳列室の流行」開催(事前申込不要・参加費無料)

©Porzellansammlung, Staatliche Kunstsammlungen Dresden (Foto: Adrian Sauer)

神聖ローマ帝国諸侯の事例

西洋では、16世紀より複数の宮廷で珍しい異国の品々を愛好する異国趣味が流行し、日本からも漆器、磁器(伊万里焼)、ヤポンセ・ロッケンと呼ばれた着物や屏風などの日本製品が輸出されました。特に優れた伊万里焼は王侯貴族の手に渡り、夥しい数の磁器を宮殿の内壁に陳列する磁器陳列室が考案されます。やがて磁器陳列は西洋の広い地域で流行し、さらなる大規模な磁器収集の契機となりました。
なかでも質の高い伊万里焼を収集し、見事な磁器陳列室を設けたのは、ブランデンブルク=プロイセン、ザクセン、バイエルンなど、当時神聖ローマ帝国と呼ばれた地域(現ドイツ)を支配した選帝侯という身分の王侯たちでした。

神聖ローマ帝国諸侯の例を中心に、陳列、鑑賞、所有の政治性へと至った、ドイツにおける伊万里焼受容について紹介していきます。

講演者

神田外語大学 日本研究所 専任講師
櫻庭 美咲 先生

開催日時・場所

【日時】2018年 12月14日(金)14:50~16:20
【場所】神田外語大学7号館 2Fクリスタルホール(千葉市美浜区若葉1-4-1)

お問い合わせ先

神田外語大学 日本研究所

The Research Institute for Japanese Studies

〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉1-4-1 神田外語大学1号館3階(1-323)
TEL:043-273-1389
FAX:043-273-1483