全国外大連合主催 第6回通訳ボランティア育成セミナーが開催されました

神田外語大学ボランティアセンター

 2018年8月29日(水)~31日(金)、神田外語大学において第6回通訳ボランティア育成セミナーが開催されました。同セミナーは、各界から講師を招き、日本文化や異文化理解、おもてなし、通訳技法、観光ガイドなどに関する講座を行い、外語大生ならではの語学運用能力に加えコミュニケーション力、ホスピタリティ精神、専門知識を備えたグローバル人材を育成します。第6回目となる今回のセミナーには、全国7つの外国語大学(関西外国語大学、神田外語大学、京都外国語大学、神戸市外国語大学、東京外国語大学、長崎外国語大学、名古屋外国語大学)から、424名の学生が参加しました。

 

 セミナー初日には、スポーツ文化や国際スポーツ界の現状、スポーツを通したグローバル人財やテクノロジーまで幅広いスポーツ教養・教育について講義が行われました。また、2019年に開催されるラグビーワールドカップについて、ラグビーワールドカップ2019 組織委員会事務総長特別補佐の徳増浩司氏が登壇され、チームスポーツの素晴らしさや大会を取り巻くボランティアの重要性について話されました。

 

 2日目は、平昌冬季オリンピックボランティア経験学生の発表を通した国際スポーツボランティア理解や、プロのマナー講師によるホスピタリティマインド、アドベンチャー・コミュニケーション・プログラム(ACP)、リーダーシップに関するワークショップなど、学生たちは、通訳ボランティアに求められる語学以外のスキルを磨きました。国際スポーツボランティアについての講義を受けた学生は、「人生の中で数多くの経験をする事で新しい想像力への1歩になり、自分自身をCHANGEする為にも新しい経験をするのが大切。」と改めて気付きを得られたと語りました。

 

 3日目には、筑波大学教授山口香氏によるオリンピアン精神を通したアスリートと人間力について学び、実践的な通訳技法や異文化理解の講義も行われ、充実した2泊3日の研修となりました。同セミナーの修了生は、連合が設置した通訳ボランティア人材バンクに登録することができ、今後開催が予定される国際的なスポーツイベントや会議などでの活躍が期待されます。

開催概要

【開催日程】
2018年8月29日(水)~31日(金)
※神田外語大学の学生については申込者が多かったため、KUIS生319名のうち127名と上記KIFL生5名を対象に、9月5日(水)~7日(金)同内容で「神田外語大学版通訳ボランティア育成セミナー」を開催

 

【開催場所】
神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)

 

【受講対象】
関西外国語大学、神田外語大学、京都外国語大学、神戸市外国語大学、東京外国語大学、長崎外国語大学、名古屋外国語大学

 

【後援】
東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部、文部科学省、外務省、観光庁、東京都、千葉県、公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会、NPO法人日本オリンピック・アカデミー、一般社団法人全国外国語教育振興協会