活躍するKUIS在外公館派遣員たち(Vol.49/フィリピン)

“活躍するKUIS在外公館派遣員たち”というテーマで、赴任中または帰国後の様子を紹介するシリーズ第49弾。

元在ダバオ日本国総領事館派遣員の西濱 海南央さんをご紹介します

西濱 海南央さん(国際ビジネスキャリア専攻4年)

派遣員になるまで

高校生の時に学校から届いたパンフレットで派遣員のことを知り入学を決め、2年次から対策講座に参加し始めました。講座に参加しながら、浜風祭委員会に所属したりスリランカにインターンシップに行ったり、ヨーロッパで1ヶ月間ホームステイをしたりと楽しそうだなと思ったことにどんどん挑戦していました。派遣員を目指す仲間と励ましあったり先輩方から実際にお話を聞いてモチベーションを高めたり、毎週対策講座の時間を楽しみにしていました。

ダバオでの仕事と生活

在ダバオ総領事館は2019年1月に総領事事務所から総領事館に格上げされた公館で、一人目の派遣員として赴任しました。小規模公館かつ来訪者の少ない公館だったこともあり、広文班を中心に経済や官房業務など多方面から携わることができました。日本企業のブース出展、ビジネスセミナー、日本伝統文化ショーなどを同時開催する大型イベントで、これら複数の調整業務を担当した時は目が回る忙しさでしたが、現地職員と協力して乗り越えた結果、関係者の方々に感謝の言葉を頂けたことを覚えています。コロナで活動制限があった2020年は、広報誌の作成やFacebookの運用、オンラインでの文化イベントの実施など工夫しながら活動していました。

赴任前は全く知らない地でしたが、ダバオで出会った人たちにたくさん助けていただき今ではダバオが大好きになりました。フィリピン人はよく耳にする通り陽気で親切な人ばかりで、甘いデザートや新鮮なフルーツをもらって勤務中にみんなで食べることもしばしばあり、館員の誕生日にはお金を出し合ってケーキを用意してお祝いしたりしていました。また、現地職員がプライベートでも家族のように接してくれて、一緒に遠方に出かけたりしていました。

フィリピン共和国(Republic of the Philippines)

【外務省HP/一般事情より】
1. 面積:299,404平方キロメートル(日本の約8割)。7,109の島々がある。
2. 人口:約1億98万人(2015年フィリピン国勢調査)
3. 首都:マニラ
4. 民族:マレー系が主体。ほかに中国系、スペイン系及び少数民族がいる。
5. 言語:国語はフィリピノ語、公用語はフィリピノ語及び英語。80前後の言語がある。
6. 宗教:ASEAN唯一のキリスト教国。国民の83%がカトリック、その他のキリスト教が10%。イスラム教は5%(ミンダナオではイスラム教徒が人口の2割以上)。