NHKラジオ・まいにちスペイン語「すばらしきラテンアメリカ ¡Américas fantásticas!」が開講(再放送)!!

「すばらしきラテンアメリカ ¡Américas fantásticas!」

本学外国語学部イベロアメリカ言語学科スペイン語専攻の柳沼孝一郎名誉教授とシルビア・ゴンサレス教授が担当するNHKラジオ・まいにちスペイン語(応用編)「すばらしきラテンアメリカ ¡Américas fantásticas!」が再放送されます。
4月1日(木)から9月までの半年間、ラテンアメリカの歴史、文化、社会、人々の暮らし、その多様性が織りなす魅力あふれるラテンアメリカ世界を旅しながらより高度なスペイン語を学ぶ講座です。
■4月号はメキシコ編です。第1課1日(木)「メキシコシティのソカロ広場にて」、第2課2日(金)「国立宮殿にて」、第3課8日(木)「グアダルーペ大聖堂にて」、第4課9日(金)「テオティワカン:ピラミッドのメッセージ」、第5課15日(木)「常春の町クエルナバカにて」、第6課16日(金)「魅惑の町タスコにて」、第7課22日(木)「東洋への道、アカプルコをめざして」、第8課23日(金)「トピック:テオティワカンの宇宙観」を紹介します。

●毎月末に講座の内容をご案内します。
●放送は木曜日と金曜日、7:15~7:30(再放送は同日・午後2:45~3:00、翌週・午前11:45~0:00)同日です。
●インターネットで番組が聴けます。NHKラジオ「らじる★らじる」です。

Zócalo

ソカロ広場:メキシコシティ(Ciudad de México, CDMX)の中心部に位置し、憲法広場(Plaza de la Constitución)とも呼ばれます。人口20万人を擁したアステカ王国の都テノチティトランの聖域だったところで、ユネスコの「人類の文化遺産」にも登録されています。

Tenochtitlán

テノチティトラン:テスココ湖に浮かぶアステカ帝国の湖上の都市テノチティトランはアステカの言語ナワトル語náhuatlで「ウチワサボテンが群生しているところ」を意味します。

Templo Mayor

大神殿(テンプロ・マヨール):アステカの守護神にして太陽と戦いの神ウィツィロポチトリ(Huitzilopochtli)と雨と農業の神トラロック(Tláloc)を祀る高さ50mを誇る大神殿です。

Catedral Metropolitana

メトロポリタン大聖堂:アステカ王国がスペイン軍によって征服されたのち1524年に着工、完成までに2世紀半近くを要したと言われるアメリカ大陸最古で最大規模のカテドラルです。

Palacio Nacional

国立宮殿:アステカの王、モクテスマ・ソコヨツィン(Moctezuma Xocoyotzin)の宮廷は征服者エルナン・コルテス(Hernán Cortés)に譲渡され、現在の宮殿に改築されました。宮殿正面のバルコニーにつるされた鐘はミゲル・イダルゴ神父(Padre Miguel Hidalgo)が1810年9月16日にスペインからの独立を民衆に呼びかけたとき(ドローレスの叫び)に鳴らした鐘です。

Diego Ribera

国立宮殿内の壁画:世界的に有名な壁画家ディエゴ・リベラが壮大なスケールで描いたメキシコの歴史は観るものを圧倒します。

Casa de azulejos

タイルの家:プエブラ産のタラベラ・タイルで造られた邸宅で、「慶長遣欧使節」の支倉常長一行が宿泊したといわれます。現在は有名なレストランの本店になっており、内部にはホセ・クレメンテ・オロスコの壁画が展示されています。

Palacio de Bellas Artes

国立芸術宮殿:四大巨匠リベラ、オロスコ、タマヨ、シケイロスの大壁画でも知られる総大理石造りの芸術宮殿で、メキシコ各地の民族音楽と舞踊も公演されます。

Basílica de la Virgen de Guadalupe

グアダルーペ大聖堂:スペインに征服されて間もない1531年12月9日の明け方、付近を歩いていた先住民フアン・ディエゴの目の前に聖母マリアが現れて教会堂を建てるよう告げられ、そこに礼拝堂が建立されました(グアダルーペ聖母の伝説)。

Universidad Nacional Autónoma de México, UNAM

メキシコ国立自治大学キャンパス:メキシコシティの南部に造成された大学都市に位置し、1551年創立、学生数36万人を誇るラテンアメリカ随一の総合大学で神田外語大学はUNAMと学術協定を締結しています。

Biblioteca Central, UNAM

メキシコ国立自治大学中央図書館:オゴルマンの壮大なモザイク壁画で知られる、UNAMのシンボル中央図書館です。シケイロスの立体壁画を配したキャンパスはユネスコ世界遺産にも登録されています。

Teotihuacán, Pirámide del Sol

テオティワカン・太陽のピラミッド:テオティワカンは紀元前2世紀に建造されたアメリカ大陸有数の宗教都市国家で、ナワトル語で「神々が創られた場所」を意味します。太陽の神を祀ったといわれる、一辺が224m、高さ65mの太陽のピラミッドはまさに圧巻です。

Pirámide de la Luna

テオティワカン・月のピラミッド:この世が真っ暗闇になり、この場所に集った神々の二人が犠牲となり、一人の神が太陽に、別の神が月に生まれ変わったと伝える「月にウサギ」の伝説には魅かれます。

Calzada de los Muertos

テオティワカン・死者の大通り:ナワトル語でミッカオトルと呼ばれる幅40m、全長5kmの南北に走る通りは宗教都市の基軸線になっています。写真、左奥は太陽のピラミッドです。

Catedral de Cuernavaca

クエルナバカ大聖堂:「常春の町ciudad de la eterna primavera」として知られるクエルナバカの大聖堂です。大航海時代、ヌエバ・エスパーニャ(メキシコ)とアジアを行き来する修道士たちが必ず立ち寄りました。

Cuernavaca Cathedral

クエルナバカ大聖堂内に描かれた「長崎二十六聖人の殉教」の壁画です。「皇帝太閤様が殉教を命じた....」と書かれてあります。

Taxco

タスコ:スペイン植民地時代に銀山の町として繁栄したタスコは、メキシコ政府の「魅惑の町プエブロ・マヒコ Pueblo Mágico」にも選ばれた絵に描いたような美しい町です。

Parroquia de Santa Prisca, Taxco

タスコのサンタ・プリスカ教会:18世紀に銀山王ホセ・デ・ラ・ボルダの命によって建立されたチュリゲラ様式の美しい教会です。

Bahía de Acapulco

アカプルコ湾:アカプルコはスペイン植民地時代に東洋とのガレオン船交易で繁栄を極めました。支倉常長一行の「サムライ」が、明治時代には多くの日本人移住者が上陸しました。

Plaza Japón, Monumento a Hasekura Tsunenaga ,Acapulco

アカプルコの日本広場に建つ支倉常長像:一行を乗せた日本船サン・フアン・バウティスタ号は1614年1月25日にアカプルコに安着しました。日本広場(プラサ・ハポンPlaza Japón)は日墨友好400周年を記念して2009年に建設されました。

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