国際コミュニケーション学科の鶴岡公幸教授ゼミの学生が千葉県洋菓子協会と連携して千葉市ゆかりの新商品を共同開発しました

 鶴岡ゼミではマーケティングを実践的な場で学ぶことを目的として、毎年企業とのコラボレーション企画を行っています。過去にも「大学は美味しい!!」フェアでオリジナルカレー(同大学タイ語専攻ポンシー准教授監修)や日本酒(蔵元・飯沼本家とのコラボレーション)を出品することや、幕張実業株式会社が運営する千葉幕張ブログコミュニティサイトmakusta(マクスタ)と連携し、幕張エリアを通学で利用している学生を主な対象とした学割回数券を提供する「幕割(まくわり)」プロジェクトを企画しました。

 この度は、千葉県洋菓子協会に加盟する市内4店舗において、千葉市産のニンジンを活用し、それぞれの店舗と異なる焼き菓子を共同で開発しました。商品開発に当たって、材料の一部にニンジンを使用することを統一ルールとし、それ以外は各店舗が自由に製作することで、その店の特色を打ち出せるものとなっています。各店舗の商品の試作品ができた段階で試食会を実施。子供達の野菜に対する苦手意識を克服させる商品作りを目標に、本ゼミ生の意見を取り入れた商品となっています。
 これに加え、商品を販売する際には鶴岡ゼミが企画して作成したキャラクター「キャロちゃん」のシールを貼り、神田外語大学とのコラボ商品であることをPRします。

 この取り組みは千葉市商学連携型商品開発事業補助金(※1)の対象となっており、産学間連携として注目されました。10月24日(木)には鶴岡ゼミの学生である4年生 安居純さん、3年生 山口まいさん、高木華乃さんが、千葉県洋菓子協会の方々と一緒に記者会見に出席しました。記者会見では本プロジェクトの概要、キャロちゃんというキャラクターについて、そしてコラボ商品のお菓子についての説明をしました。また記者からの質問に対して堂々と答えている3人の姿が、とても印象的でした。

※1 商業団体等が、千葉市・大賀ハスなど千葉市を由来とする歴史・風土をモチーフとする等、本市にゆかりのある食品を活用した商品開発等を、大学、専門学校等と商学連携により行い、物語性のある商品・サービスを提供することで、販路・売上拡大を図ることを目的とした補助金。

▲浜風祭での販売の様子①

▲浜風祭での販売の様子②

▲千葉湊大漁まつりでの販売の様子①

▲千葉湊大漁まつりでの販売の様子①

 このコラボ商品は10月26日(土)、27日(日)開催の本学の学園祭「浜風祭」でも特別販売され、大盛況で完売となりました。また11月4日(月・祝)に開催された千葉湊大漁まつり(第43回千葉市民産業まつり)にも出店し、多くの人に購入いただきました。
 これからは協力いただいた「お菓子工房vanille(バニーユ)」「FRIAND(フリアン)」「SWEETS MIZUNOYA(スイーツミズノヤ)」「Patisserie 晴れの日」の4店舗で販売します。みなさん是非購入してみてください。

鶴岡ゼミ キャロちゃんシリーズについて

商品名   キャロちゃんのサブレ
製造者   お菓子工房vanille(バニーユ)
価格    200円(税抜)
商品の特徴
野菜が苦手な方でも食べやすいニンジン風味のサブレとすることを心掛けた。また、製造したサブレをニンジンに見立てるため、形をニンジン型にするとともに、梱包するときに使用するリボンを緑色にし、葉っぱを連想させるようあしらえた。

商品名   キャロちゃんのパウンドケーキ
製造者   FRIAND(フリアン)
価格    186円(税抜)
商品の特徴
野菜特有の匂いをオレンジの皮や、バジルを混ぜ込むことによりうまく解消できた。合成着色料のかわりに、パプリカを使うなど、安全・安心の商品提供を行う。

商品名   キャロちゃんの焼きドーナツ
製造者   SWEETS MIZUNOYA(スイーツミズノヤ)
価格    240円(税抜)
商品の特徴
様々な嗜好の方に興味をもっていただけるようにニンジンの香りをほのかに感じるように仕上げた。また、食感は普通のドーナツよりも柔らかく仕上げ、もともと販売していたドーナツの新たな味として展開する。

商品名   キャロちゃんのマドレーヌ
製造者   Patisserie 晴れの日
価格    200円(税抜)
商品の特徴
キャロットケーキが有名なイギリスを意識し、風味にシナモン、食感にはクルミやレーズンを使用。実際にヨーロッパで使われているキャラウェイを使用するなど、商品の匂いに焦点を当てた。当該事業の軸であるニンジンはフードプロセッサーで細かくし、材料に加えている。