神田外語大学とイオン株式会社は「大規模災害への備えに関する連携協力協定」を締結しました

 神田外語大学はイオン株式会社(以下、イオン)と7月16日(火)、「大規模災害への備えに関する連携協力協定」を締結しました。これは大規模災害等が発生した、または発生する恐れがある場合に、災害応急対策および災害復旧対策が円滑に実施されることを目的としています。本締結式は神田外語大学8号館2階にて本学宮内孝久学長とイオン株式会社執行役人事・管理担当兼リスクマネジメント管掌の渡邉廣之氏によって行われ、締結書が取り交わされました。
 本協定により、神田外語大学の学生と教職員は、イオンが実施する訪日外国人向けの防災訓練等の減災・防災活動に協力し、イオンは、大規模災害発生等の緊急時、神田外語大学の要請に応じて、速やかに食料や日用品等の救援物資を供給します。

▲調印式の様子①

▲調印式の様子②

 神田外語大学とイオンは、ともに「幕張新都心」を拠点としており、2013年6月にパートナーシップを締結して以降、イオン環境財団が主催する植樹活動への参加や、WAON付き学生証発行など様々な取り組みを行っています。今後は本協定の締結による災害応急・復旧対策だけでなく、防災への啓発活動を実施するなど、防災への意識醸成についても相互協力し、地域社会へのさらなる貢献を目指します。

▲本学の宮内孝久学長

▲イオン株式会社の渡邉廣之氏

 宮内学長は、「今回の協定は、大規模災害への備えに関する連携協力を内容とするものであり、同じ幕張の地に拠点を置く、「ローカルな側面」における連携の強化です。本学としては、大規模災害時に必要物資が不足する場合、イオン株式会社から物資面での支援を受けることができるようになり心強い限りです。改めてイオン株式会社の皆様にお礼を申し上げます。2020年の国際的スポーツイベントを控え、幕張新都心は多くの外国人の訪問が見込まれます。本学はキャンパスで学ぶ4000人を超える学生や、世界の様々な地域から来日している留学生の多様な視点を活かし、イオン株式会社が日頃から行われている地域防災活動の充実にご協力をさせて頂く所存です。(一部抜粋)」と述べました。

 イオンの渡邉氏からは「今回締結しました協定により、有事の際には神田外語大学の要請に基づき、救援物資の迅速な対応を行って参ります。また本年下期にイオンモール幕張新都心に於いて、神田外語大学の学生の皆様や教職員の皆様の参画のもと、訪日外国人に必要なショッピングセンターの災害対応に関するワークショップを開催する予定です。19カ国、約200名の留学生が在学されている神田外語大学様から生きたお声をいただき、取り組みを推進していきたいと考えております。千葉市を拠点とする両者が協定を結ぶことで、平時からの減災・防災への備えや取り組みと、大規模災害等で発生した際の災害応急対応が円滑に実施できるよう、両者の知見や強みを生かした協力連携を行い、地域社会の更なる貢献を進めてまいりたいと考えております。(一部抜粋)」といったお言葉をいただきました。

大規模災害への備えに関する連携協力協定

1.協定の概要
(1)イオンは神田外語大学からの物資支援要請に基づき、保有または調達可能な支援物資(食料、日用品等)について速やかに対応し、
   指定場所へ運搬を行う。
(2)イオンが実施する防災訓練・防災啓蒙に対し、神田外語大学の学生・教職員の参加等を通じて必要な協力を行う。

2.協定締結日
  2019年7月16日(火)
 
3.今後の取り組み
(1) イオンモール幕張新都心での防災施設・防災食の紹介と、意見交換
(2) 神田外語大学の学内ゼミと協同し、学生への防災意識の醸成
(3) 神田外語大学が実施する防災訓練に、イオンが参画
(4) 神田外語大学の外国人留学生の視点からの、イオン防災対策への協力