国際コミュニケーション学科主催の特別授業を実施

主催: 国際コミュニケーション学科
日時: 2026年10月8日(木)13:10-14:40
教室: 2号館2-301
内容: 「国際社会でのキャリアを目指して」
講師: 藤野あゆみ氏(国連工業開発機関UNIDO元事務局長室戦略計画統制部長、
東南アジア地域事務所所長、南アジア地域事務所所長)

参加者:「多様性とコミュニケーションIIA」(授業担当者:Sau Kuen FAN)学生122名
全学公開

講演内容

国際機関における豊富な実務経験を有する藤野あゆみ氏を講師としてお迎えし、特別授業を実施しました。藤野氏は、邦人女性職員のロールモデルとして多大な貢献を果たしてきたことが評価され、在ウィーン国際機関日本政府代表部より特命全権大使表彰を受けています。
本講演会は、国際コミュニケーション学科の指定科目「多様性とコミュニケーション」の一環として実施したものです。多様性をめぐるさまざまなコミュニケーションの課題について学ぶ学生に向けて、国連で長年にわたり実務に携わってきた藤野氏から、豊富な経験に基づく具体的な知見や実践的なアドバイスをお話しいただきました。また、国際社会での活躍を目指す学生に対して、キャリア形成に関する助言をいただくとともに、直接相談できる機会も設けました。国際機関で働くことへの理解を深め、将来のキャリアを考えるうえで、大変有意義な学びの機会となりました。

参加者の声

●本日は貴重なお話をしていただき、ありがとうございました。セネガルやガーナでの女性起業家への支援を通して、支援を一時的なものにするのではなく、継続的かつ組織的な支援体制を残すことが大切だと学びました。特に「WHATよりもHOWを追求することが成功につながる」という言葉が印象に残りました。言葉に責任を持ち、周りの力を得ながら知識や相手の事情を理解することの重要性も感じました。今後は目的を見失わず、状況に合わせて柔軟に行動できるようになりたいです。

●貴重な授業をしていただき、ありがとうございました。私は大学2年生の授業で国連について学び、その意義について学ぶ機会がありました。国際社会に欠かせない役割を果たしている一方で、加盟国の利害が対立して思うように機能しない場面があることも知り、国連とは本当に力を持った組織なのかという疑問も抱きました。良い面と課題の両方を知ったからこそ、自分の目で確かめたいと思い、ニューヨークの国連本部を訪れました。実際にその場に立った時、世界中の国々が1つの場所に集まって議論をしているという事実に、レジュメだけでは得られない重みを感じたことを覚えています。そうした経験があったからこそ、今回の授業は特に私にとって響きました。中でも印象に残ったのは、日本が国連の分担金で世界第3位を占め、職員の給与もその負担金から支払われているにもかかわらず、日本人職員の数は他国に比べて少ないというお話です。国連本部で見たあの場に、日本の視点をもつ人がまだ十分にいないのだと知り、日本の貢献はお金としては大きくても、人としての存在感はまだ小さいのではないかと考えさせられました。
●本日は貴重なお話を聞かせて頂き、ありがとうございました。今回の講演を通して、UNIDOの活動や役割について詳しく知ることができ大変勉強になりました。私は前期に国連に関する授業を履修し国連の仕組みや国連総会での出来事などを学んできましたが、UNIDOについて詳しく知るのは今回が初めてでした。特に発展途上国の女性起業家への支援が印象に残りました。また実際に現地で支援を行う中で、すぐに目に見える成果が出なくても、経験を通して自分自身が学び成長していくことが重要であるというお話から支援の難しさや継続して取り組むことの大切さを感じました。さらに同じ女性として、藤野さんが国連という国際的な舞台で活躍し世界の課題解決に向けて行動されている姿に強く憧れを感じました。異なる文化や価値観を持つ人々と協力するためには、自分の意見を臆せず伝えることが大切だと学びました。今後仕事をする中でも、相手の立場や考えを尊重しながら自分の意見もしっかりと伝え、様々な人と協力して物事に取り組めるようになりたいと思います。
●貴重なお話をしていただき、ありがとうございました。国連で働いていたという方に出会うことはあっても、具体的なお話を聞ける機会は少なく、とても関心があったので、国連で実際にどのような仕事をしているのか、具体的な経験を交えて聞くことができ、とても興味深かったです。特に、セネガルやガーナで女性の起業や産業を支援しているお話が印象に残りました。また、現地では計画通りに進まないことも多く、その場で判断する力や、周囲の人と協力して進めることが大切だと知りました。さらに、「言語は目的ではなく、コミュニケーションのための手段」というお話も心に残りました。外国語を学んでいる私自身も、言葉を話すことだけを目的にするのではなく、自分の考えを相手に伝える力を身につけたいと思いました。今回のお話を、これからの学びや将来の進路を考える上でも活かしていきたいです。