JALとともに「移動」が広げる未来を考える ― 特別セミナー・ワークショップを開催

2026年7月15日(水)、神田外語大学は日本航空株式会社(JAL)と共催で、特別セミナー「関係・つながりの創造と新しい旅の形」を本学クリスタルホールで開催しました。学生たちは、JALの取り組みを学び、若者の海外旅行を活性化させるアイデアを提案。8月22日(土)にはオープンキャンパスでも特別講義を実施し、高校生と保護者に向けて、移動が生み出す出会いや未来の可能性を伝えました。

旅が生み出す、人や地域とのつながりを学ぶ

7月の特別セミナーでは、JAL「関係・つながり創造部」部長の関谷岳久氏を講師に迎え、移動を通じて人や地域とのつながりを生み出す同社の取り組みを学びました。

講演では、日本航空が目指す新たな使命として「人と人のつながりを創造する企業」へと再定義された過程が語られました。人を目的地へ運ぶことに加え、その先にある出会いや交流にどのような価値があるのか。移動を通じて関係人口を生み出し、心身の健康(ウェルビーイング)と地域活性化に貢献することを中核に据えた取り組みが紹介されました。またこれらの事業を推進するため、2026年には新会社「KANTSUNA」も設立され、積極的に推進されている様子が伺えました。

学生の視点で、若者の海外旅行を後押しするアイデアを提案

同日に行われたワークショップでは、学生がグループに分かれ、若者が海外に目を向けるきっかけや、海外旅行を後押しする方法について議論しました。若者の海外旅行促進は2025年から外務省をはじめとした関係省庁・団体が推進する国家的プロジェクトです。

メンバーと意見を交わしながらアイデアをまとめ、3つのグループが 若者の海外旅行への需要を生み出す施策についてプレゼンテーションを実施。JAL社員からフィードバックを受け、企業の視点にも触れながら提案を振り返りました。

開催後には、JALの担当者から、限られた時間の中で学生たちがまとめた提案の質の高さを評価する声も寄せられました。語学や異文化理解への関心を出発点に、社会の課題を自分たちの視点で捉え、対話と協働を通じて提案につなげる、実践的な学びの場となりました。

オープンキャンパスでは、高校生とともに「移動」の可能性を考える

8月22日(土)のオープンキャンパスでは、高校生と保護者を対象に、特別講義「JALと考える『移動は、世界を広げる。』」を開催しました。JALの「関係・つながり創造部」で働く社員を迎え、人と人、都市と地域をつなぎ、新たな交流を生み出す同社の挑戦を紹介しました。

久保健治先生が進行する、JAL若手社員とのトークセッションでは、大学時代の経験や人生の可能性を広げた出会い、現在取り組んでいる仕事などをテーマに対話を展開。大学生と地域をつなぐ「ガクツナ」や「二地域居住」の取り組みも交え、移動によって広がる未来の可能性について考えました。

近年では、関係人口などレジャーを超えた結びつきを重視する動きが地域で起きていますが、その最前線での取組について直接聞ける機会となりました。終了後には参加した高校生たちからも質問が出るなど熱のこもった企画となりました。

大学生から高校生へと広がった今回の取り組み。企業の現場で働く方々の経験や考えに直接触れることで、大学での学びと社会とのつながりを知り、自分自身の将来に目を向ける機会となりました。

「関係・つながり」を生む卒業生が、母校と社会をつなぐ

今回登壇したJAL社員の中には、「関係・つながり創造部」で働く本学卒業生白石翠さん(2016年 国際コミュニケーション学科卒業)の姿も!かつて本学で学んだ学生が、今は人や地域をつなぎ、新たな出会いを生み出す仕事に携わっています。

学生や高校生にとって、大学での学びの先にある仕事や挑戦を、身近な先輩の姿を通して知る機会となりました。人や地域の「関係・つながり」を創る卒業生が、母校と社会、そして次の世代をつなぐ場にもなりました。