活躍するKUIS在外公館派遣員たち(Vol.98/ボツワナ)

西脇 知花さん(外国語学部英米語学科2024年3月卒)
こんにちは。2024年3月から2年間、在ボツワナ日本国大使館にて派遣員として勤務していました、西脇知花と申します。今回は、私が派遣員を目指したきっかけやボツワナでの業務・生活についてご紹介いたします。

派遣員を目指したきっかけ

大学卒業後は英語教員になることを考えていました。しかし、教育の道を目指す中で、単に語学を教えるだけでなく、私自身が語学学習や異文化の中で得たさまざまな経験を活かし、生徒たちが広い視野を持って新しい世界に触れるきっかけを作れる教員になりたい、と思うようになりました。そのような中で在外公館派遣員制度を知り、久保谷先生や先輩方のお話を聞き、教員になる前に派遣員としての経験を積むことが、自分自身の視野を広げるだけでなく、将来の教育の道でも活かすことができると考え、派遣員への挑戦を決めました。

仕事内容

ボツワナ大使館では官房班に所属し、多岐に渡る業務を担当しました。 日常業務として、主に館用車の配車管理、会計業務、現地職員勤怠管理、資料作成などに携わりました。 また、館員の離着任支援(空港送迎、宿舎手配、フライト手配、住宅や車探し、銀行口座開設)、出張者への配車や宿舎手配、定期的に実施している物資調達の手配など、幅広い業務を行っていました。官房業務以外にも、広報文化の業務として、文化イベントの際の補助や運営のお手伝いを行う機会等もあり、様々な側面から大使館の業務に関わることができ、貴重な経験となりました。 ボツワナ大使館での派遣員の業務は、ボツワナ人の現地職員の方々と進めることがほとんどで、業務を通じた学びはもちろん、文化や言語、バックグラウンドの異なる相手との働き方や信頼関係の築き方から学ぶことも多くありました。「お互いを尊重し理解し合う」という言葉は、語学や異文化を学ぶ中でよく耳にしますが、実際に共に働くことを通して、価値観の異なる相手とどうお互い歩み寄り、協働して関係を深めていくのかを、身をもって学ぶことができたと感じています。

ボツワナでの生活

ボツワナは日本ではあまり知られていない国かもしれませんが、アフリカ大陸南部に位置し、比較的安全で暮らしやすい国です。道路などのインフラも整備されており、自然に囲まれた落ち着いた環境は、一般的に想像される「アフリカ」のイメージとはまた違った一面を持っています。ただ、日常生活では、治安の関係から基本的に車移動が中心で、徒歩での外出が制限されるなど、常に身の回りの安全を意識する緊張感もありました。 日常での緊張感はありつつも、ボツワナ人はすごく穏やかで、優しく、フレンドリーな人が多いため、異国の地であることを忘れてしまうほどアットホームな雰囲気が常にあり、どこかホッとできる居心地の良さを感じていました。 ボツワナはサファリが有名な国でもあり、私もこの2年間何度もサファリに行き、これまでにないほどたくさんの動物に出会うことができました。といっても、サファリに行かずとも、普段の生活の中で当たり前のように動物達がいるようなユニークな日常があるのもボツワナの魅力です!その他、日本からはなかなか行くことが難しいアフリカ諸国を巡ることができたのも、ボツワナに赴任したからこその貴重な経験です。広い空と自然、温かい人等に囲まれたボツワナでの生活は、かけがえのない大切な思い出です。

最後に

アフリカ・ボツワナという日本から遠く離れた地での生活、また初めての社会人としての経験を通して、人としても社会人としても大きく成長し、今後につながる貴重な経験を得ることができた2年間でした。また、多くの素晴らしいご縁にも恵まれ、たくさんの方々との交流から多様な生き方や物事の考え方、見方を学ぶことができました。 この2年間の任期を全うできたのも、久保谷先生をはじめ、日本から支えてくださった皆様、ボツワナ大使館関係者の皆様、そして現地で交流してくださった皆様のおかげです。心より感謝いたします。ボツワナで得たこの貴重な経験を、今後は教育の現場で活かし繋げていけるよう、努めていきます。

ボツワナ共和国(Republic of Botswana)

【外務省HP/一般事情より】
1. 面積:56.7万平方キロメートル(日本の約1.5倍)
2. 人口:252万人
3. 首都:ハボローネ(Gaborone)
4. 言語:英語、ツワナ語(国語)
5. 宗教:キリスト教、伝統宗教