学生の「一歩踏み出す勇気」が世界を広げる ―2025年度ボランティア活動報告会を開催

神田外語大学ボランティアセンターは、2026/1/22(木)、2025年度の活動の集大成となる「ボランティア活動報告会」を開催いたしました。

本報告会は、学生がボランティア活動で得た経験をいかに自己の成長へと昇華させたかを言語化する極めて重要な「リフレクション(内省)」の場です。
当日は、8号館の「The Stage」での対面開催、及びオンライン(Google Meet)でのハイブリッド形式で実施され、多くの学生や教職員が耳を傾けました。

開会にあたり、布川ボランティアセンター長よりご挨拶をいただいた後、4年間で様々なボランティア活動に挑戦した3名の4年生による活動報告を行ないました。
最初のスピーカーの学生は、ボランティアを卒業後のキャリア形成に直結する「プロフェッショナルな現場」として捉え、その歩みを振り返りました。

特に彼女の成長を象徴したのが、世界中からサイバーセキュリティの精鋭が集う国際大会「International
Cybersecurity Challenge (ICC) TOKYO 2025」での運営補助です。
彼女は、大学で磨いてきた英語力や異文化理解能力を、単に「使う」だけでなく、刻一刻と変化する現場のニーズに合わせてどう「最適化」すべきかという、高度な実践的課題に向き合いました。
マニュアルを超えた臨機応変な対応を求められる中で、「自分が今、どの役割を果たすべきか」を常に問い続け、その結果として、スペシャリストたちが集う過酷な現場を支える確かな自信を獲得しました。これはまさに、本学が提唱する「グローバル人材」としての資質が、現場での実践を通じて開花した好例といえるでしょう。

続いて登壇した学生の報告は、その活動の多様性と継続性において、聴衆に深い感銘を与えました。
彼女の活動は、2022年10月の「幕張の浜ビーチクリーン」から始まります。
【主な活動】
* 幕張の浜ビーチクリーン: 海洋汚染問題に加え、ウクライナ難民支援との接点を持つ
* スズキワールドカップ エアロビック世界大会: 運営姿勢としての「察知力」を磨く。
* ACSIC(アジア信用補完機関連合)実務者研修会: 国際会議における運営補助。
* International Cybersecurity Challenge TOKYO 2025: 大規模国際イベントの円滑な運営に寄与。
* 国際女性起業家フォーラム: 社会的インパクトの強いビジネス現場でのサポート。

彼女は、これらの活動を通じて「言語力はあくまで前提であり、それ以上に『表情・姿勢・察知力』がコミュニケーションの成否を分ける」という普遍的な教訓を導き出しました。
国ごとに異なる文化的背景への配慮不足が現場の混乱を招くという厳しさを経験した彼女は、自ら主体的に動くことの価値を再定義しました。

最後に報告を行った学生は、アテンドや通訳という、より責任の重い役割における「プロ意識」について詳述しました。
彼女は、ACSIC実務者研修会でのパプアニューギニア担当や、2025アジアドッジボールチャンピオンシップでのインドチーム担当など、特定の国・地域を代表する賓客や選手団をサポートする重責を担いました。これは単なる通訳の枠を超え、学生レベルでの「民間外交」とも呼べる活動です。
彼女が最も重視したのは、「プログラムの深い理解」と「優先順位の整理」です。
バレーボールネーションズリーグやツアーガイドの現場でも、予期せぬ事態が頻発する中で、常にホスピタリティと冷静な判断力を両立させました。
徹底した事前準備こそが、相手に安心感を与え、最高のおもてなしを実現するというプロフェッショナルな視点は、後輩たちにとって大きな指針となりました。
全てのプレゼンテーションが終了した後は、朴アカデミックフェローよりご挨拶をいただき、ボランティアセンターで作成した、「ぼらせん」(おせんべいは「東京ボランティア・市民活動センター」より購入)メダルを3名の学生に授与しました。

今回の報告会で、3名の学生が共通して話していた「一歩踏み出す(まずはやってみる)勇気」が、少しでも多くの学生に伝わり、実際にボランティアに挑戦するきっかけとなれば幸いです。 神田外語大学ボランティアセンターでは引き続き、来年度以降も継続してボランティア報告会を実施してまいります。