【英米語学科】オーストリア大使館より公使を招き、歴史・文化・教育を多角的に学ぶ「Special Austria Session」を開催

12月10日(水)、英米語学科の専門科目「英語専門購読69(担当:小野田榮 順天堂大学 客員教授)」の授業において、オーストリア大使館より全権公使(Minister plenipotentiary)のJoško Emrich(ヨシュコ・エムリッヒ)氏をお招きし、「Special Austria Session」を開催しました。

本セッションは、小野田客員教授が文部科学省研究費の研究テーマとして取り組む「インターアクショナル・スキル(相互交流技能)を高める指導法」の実践として企画されました。学生がオーセンティック(本物で実際的)な英語を使い、異文化への深い洞察を得ることを目的としています。

音楽の都の背景にある「歴史」と「自然」の真実

講義では、Emrich公使にパワーポイントを用いて、オーストリアが誇るクラシック音楽の文化だけでなく、かつて国が歩んできた「侵略された歴史」や、現代の社会問題、そして高い成功を収めている英語教育の現状について幅広く語っていただきました。

特に、歴史的な背景については、単なる知識としてだけでなく、現在のオーストリアのアイデンティティにどう繋がっているのかという深い視点でお話しいただき、学生たちは真剣な眼差しで聞き入っていました。

「問い」を通じて磨くインターアクショナル・スキル

後半は、公使から提示された「Discussion Questions」に対し、学生たちが自らの考えを英語で発信する双方向のセッションが行われました。
学生が意見を述べた後、公使がさらに深い情報を提供したり、自身の見解を共有したりする対話形式で進行。プロフェッショナルな外交官と直接意見を交わす経験は、学生たちにとって語学力と対話スキルの両面を磨く貴重な機会となりました。

参加学生の声

セッション後、学生からはオーストリアへの関心が一段と高まったという感想が多く寄せられました。

英米語学科 学生 「オーストリアを訪れた際、母語がドイツ語であるにも関わらず、多くの方が流暢な英語を話していることに驚き、その教育システムに関心を持っていました。今回の講義で日本との違いを探るヒントを得られただけでなく、ウィーンという『一部』だけではない、アルプスの雄大な自然や歴史の深みなど、国の多層的な魅力を改めて実感することができました。」
神田外語大学では、今後も世界の第一線で活躍する方々との対話を通じ、多角的な視点と実践的なコミュニケーション能力を兼ね備えた国際人の育成に努めてまいります。

担当教員プロフィール

小野田 榮(おのだ さかえ)

神田外語大学 英米語学科 非常勤講師 / 順天堂大学 国際教養学部 客員教授 1958年、埼玉県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。NHKテレビ「ニュースで学ぶ」、NHKラジオ英会話「レッツスピーク」等の講師を歴任。オックスフォード大学認定ティーチャー・トレーナーとして教員指導を行うほか、アイルランド政府奨学金を授与され、現在は「インターアクショナル・スキル」向上の指導法研究に注力している。