GCI講演会「Frisk the Orc: Graffiti and Street Art Responses to the War Against Ukraine」(2025年12月8日開催)

Frisk the Orc: Graffiti and Street Art Responses to the War Against Ukraine

開催日時:2025年12月8日(月) 13時10分~14時40分
会  場:神田外語大学 4号館301教室
講  師:ミチャ・ヴェリコーニャ氏(リュブリャナ大学(スロヴェニア)教授)
司  会:鈴木 健太 先生(本学 GLA学部 准教授)
使用言語:英語
※共催:令和7年度科研費・基盤研究(B)(23K21809)「旧ユーゴスラヴィア地域における民族を超えた文化の学際的研究:紛争後30年を経て」

参加ご希望の方は、以下URLよりお申込ください。

講演要旨

 表題にある「オーク」とは、トールキンの『指輪物語』(映画版は「ロード・オブ・ザ・リング」)の登場する種族のこと。現在も戦争が続くウクライナにおいて、ロシア兵はこう呼ばれたりもする――。
 ウクライナの戦争が始まってからすでに3年以上が経過した。講演者のヴェリコーニャ氏は戦中の同地を訪れ、ご専門である都市や街頭の文化に目を向けながら、通り、壁、落書き、平凡な日常のなかのさまざまな表象や表現を見て回った。その試みは一冊の本となり、国内外で刊行され、反響を呼んでいる。
 本講演では、ウクライナの戦争に関する導入に始まり、現地のグラフィティ(落書きアート)や街頭芸術を中心に、撮影した写真なども交えながら、現在のウクライナにみる戦時下の芸術、戦争と文化についてお話しいただく。1990年代に国家解体や紛争を経験した旧ユーゴスラヴィア地域の研究者の眼に、この戦争はどう映っているのだろうか。

※ 詳細は添付のポスターをご参照ください。

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