2025/6/20(金)難民映画祭パートナーズ上映会を開催

2025/6/20(金)、神田外語大学ボランティアセンターは、7号館2階クリスタルホールにて「難民映画祭パートナーズ上映会」を神田外語大学グローバルコミュニケーション研究所との共催にて開催しました。

本企画は、「世界難民の日」(6/20)にあわせて、グローバル社会における「難民」と呼ばれる人々の置かれた状況や、共生社会の実現に向けた課題についての理解を深めることを目的として開催されました。今年度は特に、「難民の人々のコミュニティ形成と共生社会の実現」に焦点を当て、アフガニスタン難民による学校建設の取り組みをテーマとしたドキュメンタリー映画『学校をつくる、難民の挑戦』の上映と関連企画を組み合わせ、実施いたしました。

当日は、学生・教職員102名、一般参加者4名の計106名が来場しました。
イベントは短編映画『リスト:彼らが手にしていたもの』の上映から始まり、続いて高橋麻奈准教授(グローバル・リベラルアーツ学部)より、作品の背景であるインドネシア・チサルアや、登場するハザラ民族に関する解説がありました。

メインとなる『学校をつくる、難民の挑戦』の上映後には、イラン出身で俳優・タレントとして活躍されるサヘル・ローズさんをオンラインゲストとしてお迎えし、アキバリ・フーリエ講師(国際コミュニケーション学科)によるご紹介の後、参加者へのメッセージをいただき、最後に質疑応答を行いました。サヘルさんのお話は参加者の心に深く響き、「傍観者がいつの間にか加担者になってしまう」という言葉に強い共感の声が寄せられました。上映後のアンケートでは、「当たり前の教育を受けられない人がいることに気づき、今の自分の環境に感謝した」「自分にできることを考えたい」といった感想が多く寄せられました。

関連企画としては、イベント開催当日を含めた前後の期間に募金箱を設置したほか、図書館にて、「世界難民の日」にちなんだ関連書籍の企画展示を行いました。
展示図書はイベント当日は会場前に移動し、高橋麻奈先生のゼミでの制作物「なんみんらいふ」などと一緒に展示しました。
難民支援の募金では、8,100円が集まり、国連UNHCR協会に全額寄付をいたしました。

本学では今後も、学生・教職員が国際社会の課題に主体的に向き合い、多様な視点から考えるきっかけを提供してまいります。

関連リンク