GLA教養講座「大使と語る」 〜「平和のためのグローバル教養」を学ぶために~
神田外語大学グローバル・リベラルアーツ学部(GLA)では、国際社会の複雑な課題に向き合い、多様な価値観を理解しながら主体的に行動する力を養うことを重視しています。今回は、「平和のためのグローバル教養」を学ぶ一環として、2025年5月14日(水)、元国連大使で本学客員教授の吉川元偉先生を講師に迎えた特別講座「大使と語る―外交官という仕事」がGLAコモンズで開催されました。GLAでは座学だけではなく、講師と同じ目線で学び、考え、意見交換するスタイルで授業を実施しています。司会はGLAの阪田恭代先生が務めました。





講義の終盤には学生との質疑応答も行われ、「トラブル時のマインドセット」や「外交の現場での信念」などに関する質問が寄せられました。吉川先生は、自身の父君が体験したシベリア抑留を背景に「何事も乗り越えられる」と語る一方で、「相手の反応を想像しながら、何を・どう言うかを考えることが大切」と、現場における冷静さと準備の重要性を説きました。
本講義は、GLAの学びを実社会と結びつける機会として実施されたもので、後期には「大使と語る」シリーズの第2回も予定されています。国際舞台で求められる心構えや実践的な姿勢に触れた学生たちは、外交に限らず、今後の人生やキャリアに通じる多くの学びを得る時間となりました。

吉川元偉 先生
元国際連合日本政府代表部特命全権大使
神田外語大学 グローバル・コミュニケーション研究所 客員教授
1951年、奈良県生まれ。 国際基督教大学教養学部社会学科を卒業後、1974年に外務省に入省。国際連合日本政府代表部特命全権大使・常駐代表、在スペイン日本国大使館特命全権大使、初代アフガニスタン・パキスタン支援担当大使、経済協力開発機構(OECD)日本政府代表部特命全権大使等を歴任。英語、フランス語、スペイン語の3カ国語を話す。

阪田恭代 先生からの一言
神田外語大学 グローバル・リベラルアーツ学部 教授
今回の講座ではGLAの「平和のためのグローバル教養」のグローバル・スタディーズ領域をフィーチャーして、本学客員教授の吉川大使をお招きし、学生との語り場を設けました。前期は「外交官という仕事」をテーマに、外交を「人から考える」ことを念頭に語っていただきました。どんな仕事もまずは「人」からだということが学生にも伝わりました。在外公館派遣員や公務員試験を受けて外交官を目指したいという学生も増えています。後期はよりリアルな国際政治・外交の課題をめぐる語り場になります。 阪田先生の専門は国際関係学。GLAでは「グローバル平和論」を担当してます。
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