外務省「外交講座」を実施しました

本学では初となる、外務省による「外交講座」をイベロアメリカ言語学科とグローバル・コミュニケーション研究所(GCI)で共催し(司会:スペイン語専攻 松井健吾先生)、久保谷富美男先生(GCIシニアアカデミックフェロー)が担当するグローカル教養ゼミの学生を中心に30名以上が受講しました。

外交講座とは、外務省が全国各地の大学に職員を講師として派遣し、学生に最新の国際情勢や外交政策についての理解を深めてもらおうという取り組みです。

今回は「ラテンアメリカから見た世界、世界から見たラテンアメリカ」をテーマに、外務省中南米局中米カリブ課の古賀優子さんを講師にお迎えしました。

古賀講師は本学の卒業生(スペイン語学科1999年卒)で、メキシコの日本国大使館で専門調査員を務めた後、2014年に外務省専門職員として入省、ペルー、コロンビアの大使館勤務を経て、一昨年から現職に就いています。講義では古賀講師の専門領域であるラテンアメリカを扱いつつ、スペイン語専攻とブラジル・ポルトガル語専攻以外の学生にも広く中南米事情や当該地域と世界および日本との関係性に興味を持ってもらえるような内容を解説されました。
古賀講師は本学卒業後、日本とメキシコ両政府間の交換留学制度である「日墨研修生・学生等交流計画」(2010年、「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」に改称)により1年間メキシコで学び、帰国後は国内の大学院に進学してメソアメリカ地域の考古学研究をされていました。参加学生から「なぜ考古学の世界から外務省に移ることになったか」という質問に対して同講師は、「専門調査員として再びメキシコに渡ったことをきっかけに、研究とは別の形で外とつながることの面白さ、外交の世界の面白さに気づいた。外務省入省後には現地を深く知っている強みを活かして業務にあたることができているので、これまでの自分の経験がとてもためになっている」と回答がありました。その言葉から、外交官という仕事の魅力を存分に感じることができました。

講義の後半では、中南米地域における近年の外務省の業務(イベント)や学生が参加できる「Juntos!!中南米対日理解促進交流プログラム」「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」、外務省の業務に関わる「在外公館派遣員制度」「在外公館専門調査員制度」「外務省専門職員」の紹介にまで話が及び、すべての受講生にとって将来の進路選択を考える上で非常に貴重な機会になったと言えるでしょう。

また講演後に開催された「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」についての説明会にもご参加くださり、後輩である私たちにエールを送ってくださいました。

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