GLA学部の知念渉准教授ら執筆の著書『世の中を知る、考える、変えていく — 高校生からの社会科学講義』が刊行

このたび、神田外語大学グローバル・リベラルアーツ(GLA)学部の知念渉准教授ら執筆の著書『世の中を知る、考える、変えていく -- 高校生からの社会科学講義』が刊行されました。

<著書紹介>
「環境」「貧困」「テクノロジー」「ジェンダー」を軸に,経済学・政治学・法学・社会学のそれぞれの特色,着眼点,アプローチの仕方,問題意識を伝える。文系学部への進学を考える高校生,現代社会の課題と向き合うヒントを得たい読者に。

書 名:『世の中を知る、考える、変えていく -- 高校生からの社会科学講義』
出版社:有斐閣
サイズ・頁数:四六判、332頁
価 格:2,420円(本体2,200円+税)
刊行年月:2023年7月
ISBN:978-4-641-12645-9
著 者:飯田高(東京大学教授)、近藤絢子(東京大学教授)、砂原庸介(神戸大学教授)、丸山里美(京都大学准教授)
執筆者:
《経済学》
近藤絢子(東京大学社会科学研究所教授)
猪野弘明(関西学院大学経済学部教授)
森悠子(津田塾大学学芸学部准教授)
渡辺安虎(東京大学大学院経済学研究科教授)
原ひろみ(明治大学政治経済学部教授)
《政治学》
砂原庸介(神戸大学大学院法学研究科教授)
宇治梓紗(京都大学大学院法学研究科准教授)
木山幸輔(筑波大学人文社会系助教)
羅芝賢(國學院大學法学部准教授)
松林哲也(大阪大学大学院国際公共政策研究科教授)
《法学》
飯田高(東京大学社会科学研究所教授)
島村健(神戸大学大学院法学研究科教授)
笠木映里(東京大学大学院法学政治学研究科教授・フランスCNRSリサーチフェロー)
小塚荘一郎(学習院大学法学部教授)
石綿はる美(一橋大学大学院法学研究科准教授)
《社会学》
丸山里美(京都大学大学院文学研究科准教授)
青木聡子(東北大学大学院文学研究科准教授)
知念渉(神田外語大学グローバル・リベラルアーツ学部准教授)
高野麻子(明治薬科大学薬学部准教授)
森山至貴(早稲田大学文学学術院准教授)
<目次>
PartⅠ イントロダクション
 経済学:効率性とインセンティブの観点から世の中を考える(近藤絢子)
 政治学:人を動かす力から世の中を考える(砂原庸介)
 法学:ルールの観点から世の中を考える(飯田高)
 社会学:現実を把握することから世の中を考える(丸山里美)
 〔コラム〕社会科学のなかの因果推論/裁判制度
PartⅡ 環 境
 環境問題と法はどのようにかかわっているか?(島村健)
 排出権取引で温暖化は食い止められるのか?(猪野弘明)
 国際環境協調をどのように促すか?(宇治梓紗)
 環境をめぐる人々の取り組みは世の中をいかに変えるのか?(青木聡子)
PartⅢ 貧 困
 現代社会における貧困とは?(知念渉)
 貧困問題に法学はどのように取り組むか?(笠木映里)
 貧困を解決するための政策の効果と副作用とは?(森悠子)
 貧困とどう向き合い,考えていくか?(木山幸輔)
PartⅣ テクノロジー
 なぜ人々は民主主義よりもAIを選ぶのか?(羅芝賢)
 「データの私」と「生身の私」,どちらが私?どちらも私?(高野麻子)
 人工知能(AI)とデータの時代の法律学とは?(小塚荘一郎)
 AIによって未来の仕事はどうなるか?(渡辺安虎)
 〔コラム〕機械学習と社会科学
PartⅤ ジェンダー   なぜ女性は男性より賃金が低いのか?(原ひろみ)
  女性議員が増えれば政治は変わるのか?(松林哲也)
  社会のあり方は性別にどう関係するのか?(森山至貴)
  性別による区別・格差に法学はどう向き合うか?(石綿はる美)