第98期外務省在外公館派遣員の壮行会を開催

第98期外務省在外公館派遣員試験赴任内定者の壮行会が2023年7月24日(月)に行われ、試験に合格した本学の在学生・卒業生が参加しました。当日は宮内孝久学長や久保谷富美男先生(グローバル・コミュニケーション研究所)と浜之上先生(韓国語専攻教授)、また在外公館派遣員を経験した先輩も同席し、これから各国に赴任する合格者と共に和やかな雰囲気の中で懇談を行いました。

壮行会の冒頭では、久保谷先生からこれから赴任先へ向かう合格者に向けて今までの努力の労いとともに、心強い励ましの言葉をいただきました。

歓談中、合格者一人一人が関わった人たちに向けた感謝の言葉と共にそれぞれの抱負を語りました。在外公館派遣を経験した先輩からは赴任に際してのアドバイスとあわせ熱い応援メッセージが贈られました。

終盤、浜之上先生からは合格者一人一人に向け心温かいメッセージを頂きました。
最後に宮内学長より合格者一人一人に記念品が手渡され、これから世界に羽ばたく参加者に向けた激励の言葉をいただきました。

久保谷富美男先生(グローバル・コミュニケーション研究所)
浜之上幸先生(韓国語専攻教授)
宮内孝久学長
抱負を述べる内定者

赴任予定者の紹介

在アゼルバイジャン日本国大使館
小網 梨夢さん(英米語学科2021年卒業)

この度、アゼルバイジャン大使館に内定を頂くことができました。コロナ禍の就職活動を経て、IT企業に就職をし、自分の将来について漠然な不安を抱えていた頃にこの制度を思い出し、思い切って久保谷先生に連絡をしました。働きながらの試験準備だったにも関わらず、久保谷先生と江波戸さんにはたくさん親身にサポート頂き大変感謝しております。希望していた土地での生活は今からとても楽しみです。また、どのような知見を得て帰って来られるのか2年後の自分にもワクワクしています。背中を押してくれ応援してくれた家族友人の為、さらに、少しでも両国の外交発展の力となるよう、一生懸命精進して参ります。

在アラブ首長国連邦日本国大使館
坂井玲桜(英米語学科4年)

この度は、在アラブ首長国連邦日本国大使館に合格をいただくことができました。大学在学中に1年間ドバイに留学していた経験があり、中東の地に戻れること、また、希望していた公館で働けることをとても嬉しく思っております。派遣員の任期が終了した後も中東で活躍できるよう、この2年間を自分らしく頑張りたいと思います。大変なことも多いと思いますが、どんなことも全ていい経験になるように、明るく前向きに精進してまいります。

在ガーナ日本国大使館
清水 智史さん(ブラジル・ポルトガル語専攻2023年卒業)

この度、ご縁があり在ガーナ日本国大使館に内定を頂くことができました清水智史です。 これまでご指導して下さった久保谷先生や江波戸さん、OBやOGの先輩方、そして常に私のそばで支えてくださった友人や家族に感謝申し上げます。一時は就職活動を考えておりましたが、海外で働きたいという強い思いから在外公館派遣員試験に挑戦しました。大学卒業後、初めてのキャリアをガーナの地でスタートできることを光栄に思います。二年間を通して「私に求められていることは何か」を常に考え、大使館に付加価値を与えられる人間になります。帰国後、成長した姿をお見せできるよう全身全霊をかけて業務に励んで参ります。

在アンゴラ日本国大使館
吉野 尚真さん(ブラジル・ポルトガル語専攻4年)

この度、在アンゴラ日本国大使館に内定をいただきました。これまで支えてくださった、久保谷先生、江波戸さん、ブラジル・ポルトガル語専攻の先生方、友人や家族に感謝の気持ちでいっぱいです。アンゴラで新たな挑戦ができることを嬉しく思うと同時に、将来の夢を叶えるための重要な2年間になると感じています。社会人1年目で少し不安はありますが、楽しむことを忘れずに自信をもって全力で職務を全うしてきます。

在パキスタン日本国大使館
功刀 悠之介さん(国際コミュニケーション専攻4年)

この度在パキスタン大使館に内定をいただきました。これも久保谷先生をはじめ、江波戸さんや研究室の皆さまのご支援があったからこそだと考えています。この場を借りて感謝申し上げます。今までの人生でパキスタンという国と関わったことがなく、実際業務を遂行できるか不安もあります。しかし、私に可能性を感じ、パキスタンという国に派遣していただくことには必ず何か意味があると考えています。その期待に応えられるよう、現地においてもすぐに戦力となり日本の外交を支えられるよう努力していきます。また、派遣員としての経験が自分自身の糧となり、将来派遣員になりたいと考える人の道標となれるよう邁進していきます。

在デンパサール日本国総領事館
曽我 映美さん(国際コミュニケーション専攻4年)

この度、ご縁があり在デンパサール日本国総領事館に内定を頂きました。バリ島にはもともと興味があったため、合格の連絡を頂いた際はとても嬉しかったです。受験をしたのは今回が初めてで最初は1人だったためとても不安でしたが、講義の回を重ねるごとに同じ目標に向かって勉強する友人もできて、受講するのが次第に楽しみになりました。久保谷先生を始め、江波戸さんや先輩方、家族の支えがあって合格することができたため、心から感謝しています。周りへの感謝を忘れずに、派遣員として適任だと思ってもらえるよう責任を持って業務に励み、2年後成長した姿で帰ってきたいです。

在ミャンマー日本国大使館
工藤 紘斗(国際コミュニケーション専攻4年)

私は今回が三回目の試験で、ようやく派遣員になることができました。何度もこの試験に挑戦する中で、挫折することが何回もありました。ですが、自分自身に「派遣員になるんだ」と言い聞かせ、諦めることなく挑戦し続けました。また、私が挑戦し続けられたのは、久保谷先生をはじめ、江波戸さんや様々な方々の存在があってこそです。特に母には感謝しております。私が挑戦する中で、応援してくれたことが何よりも大きな支えでした。この場を借りて感謝を申し上げます。日本の代表として恥じぬ姿で働き、任期満了後に成長して帰って来られるようにこれからも精進したいと思います。

在バングラディッシュ日本国大使館
坂本 響さん(国際コミュニケーション専攻3年)

私は大学3年生の社会経験もない自分が日本の代表として海外で働くことができるという絶好のチャンスに惹かれて在外公館派遣員を志望しました。今までグローカルゼミで派遣員を経験した何人もの先輩方の体験談を聞いて、非常に多くの学びを得てきました。いざ自分が行くとなると先輩方のような立派な派遣員になり、任務を全うできるかという不安はありますが、全力で挑んで楽しんできたいと思います。また、久保谷先生から学んだプランドハプンスタンス理論を忘れることなく、失敗を恐れず、自ら新しいことにチャレンジをして成功も失敗も沢山経験してきます。

在ザンビア日本国大使館
加藤 大成さん(国際ビジネスキャリア専攻2022卒業)

この度、在ザンビア日本国大使館から内定をいただくことができました。 派遣員として活躍している大学時代の同期からこの制度を紹介されてから約半年間、試験対策に勤しみました。今回が初めての挑戦でしたが、合格をいただけたことを本当に嬉しく思っております。 仕事と並行しながらの試験対策ではあったものの、手厚くサポートしていただいた久保谷先生、江波戸さん、この制度を紹介してくれた友人、またOB,OGの先輩方には感謝しかありません。ザンビアでの生活は慣れないことや苦労することも多くあるかと思いますが、なるべく早く順応し、現地での仕事でも即戦力として貢献できるように自身の課題と常に向き合いながら成長して参ります。

第98期派遣員を送ることば

「Team∞」グローカル教養ゼミで共に学んだ多くの皆さんが、間もなく内定し希望していた、又は想像もしていなかった運命的な国に赴任することを大変頼もしく、また誇りに思います。

皆さんは第98期派遣員として同期の道を歩むことになります。
皆さんのこれからの永い人生、自分の道をじっくりと見据え、何かに振り回されることなく、これまでの努力を永続「∞」してください。
その先に “プランド・ハプンスタンス/Planned Happenstance(計画された偶然性)” が訪れ、導かれる道が見えてくる。苦しいときこそ希望を持ち続け、自分を信じて歩いて行きたいですね。前に向かって一歩一歩・・・!

皆さんの5年後・10年後、その後のグローカル社会でも個々のつぼみを大きく開花させていただきたいと願っています。これからも困難が多々あると思いまがすが、⼤学も私もいつも皆さんを応援しています。

人生の本舞台は常に将来にあり
Our greatest accomplishments lie always ahead of us.
政治家 尾崎行雄


お互いが元気に再会出来る日を、今から楽しみにしています。

グローバル・コミュニケーション研究所
久保谷富美男(シニアアカデミックフェロー)

関連リンク