在外公館派遣員経験者を招いて2023年度前期第7回『「Team∞」グローカル教養ゼミ』を開催
2023年5月31日(水)に行われた2023年度前期第7回『「Team∞」グローカル教養ゼミ』では、外務省在外公館派遣員として在バーレーン王国日本大使館に赴任していた足立 有紀さん(スペイン語専攻 2020年3月卒業)が登壇しました。
スペイン語専攻でありながら、得意の英語で外務省在外公館派遣員試験を受験し、合格。「あまり馴染みのなかった中東のバーレーンに派遣となり、初めは不安もあったが、多国籍で文化や価値観も異なる国での生活に心が高鳴った」と述べました。
防衛の面で日本と交流があるバーレーンでは、安全保障をテーマとした会合が開催され、各国の外交・防衛に関わる政府関係者や有識者と業務で関わることが多かったという足立さん。自身も2年間の派遣員生活で国際関係や外交の分野に強い関心を抱くようになったそうです。
足立さんは、派遣員としての任期満了後、今年の夏からヨーロッパの大学院に進学し、国際関係について学びます。後半の質疑応答の時間では、受講生たちから、現地での生活や帰国後の進路について、多岐にわたる質問が飛び交いました。
神田外語大学グローバル・コミュニケーション研究所における「Team∞」グローカル教養ゼミとは
「Team∞」グローカル教養ゼミは、真のグローバル人材(国際人)は優れたローカル人材(日本人)でもあると同時に、“「∞」の皆さんが、「∞」の領域(内外)にわたり、「∞」に学び続ける” ことを願ってこのゼミ名とし、主に外務省在外公館派遣員を目指す全学年の学生を対象に開講しています。内容は以前より開講されていた「+α・β」グローバル教養講座を継承するもので、「+α」と「+β」を融合的に学ぶべく集大成したものです。ここで学ぶ目的は以下のとおりです。
1.文理の枠を超えて、グローカル教養として幅広く、出来るだけ多くの分野を統合したものから学ぶ。
2.自分と異なる多様な文化的背景を持つ人々との出会いの場を自らが積極的に設け、様々なことを語り合うことにより、相手の立場に立って物事を見る目を養う。
3.日本語できちんと筋道を立てて話し・書ける能力の基本を養うと共に、自らがグローバルに発信し、世界の人々にも理解してもらえる説明(プレゼンテーション)力を向上させる。
グローバル・コミュニケーション研究所
久保谷 富美男(シニアアカデミックフェロー)
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