第31回グローバル・スタディーズにて、小平直人氏(公益社団法人青年海外協力協会)と塚原早祐佳氏(JICA海外協力隊経験者)による特別講義を開催

2023年5月17日(水)第30回グローバル・スタディーズにて、小平 直人氏(公益社団法人青年海外協力協会)と塚原 早祐佳氏(JICA海外協力隊経験者:モザンビーク派遣)をお招きし、特別講義が開催されました。

冒頭で小平氏より、JICA海外協力隊の制度についてご説明をいただいた後、協力隊としてモザンビークにて活動されていた塚原氏から、応募に至るまでの経緯から現地での生活、帰国後の進路についてまで、実際の写真やエピソードを交えて詳しくお話していただきました。

モザンビークでは、地域コミュニティにおける「石鹸の製造・販売の支援」や「現地の食材を使用したレシピの開発」を実施した塚原氏は、当時を振り返り、「英語の他に公用語であるポルトガル語を使用しながら、さらに現地語も独学で習得。文化も価値観も異なる環境で、臨機応変に発想を切り替え活動を行った。」と述べられました。

講義の終盤では、受講生たちから多岐に渡る質問が寄せられ、JICA等の様々な国際協力事業に関心がある学生たちの進路選択のきっかけとなった様子でした。

久保谷先生

神田外語大学グローバル・コミュニケーション研究所における「グローバル・スタディーズ」とは

本学グローバル・コミュニケーション研究所ではリベラル・アーツ(教養)を推進する一環として、その柱の一つであるグローバル・スタディーズをオムニバス形式で開催しています。 この講座で学ぶことの本質は、机に向ってテキストの問題を数多くこなすことではなく、日ごろ耳にするキーワードや日々起こりうる事象に対し、如何に関心が持てるかの感性を鍛えることです。この感性は勉強や本だけでは補うことはできないと考え、グローバル社会で実際に活躍された経験豊かな方々に講師をお願いし実施しています。本学4年間でこの講座をとおし、物事に対して不思議・疑問(wonder)をいっぱい(full)に感じ、互いが議論できれば、大学生活もよりwonderfulになることでしょう。 (グローバル・コミュニケーション研究所 久保谷富美男 先生)

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