GLA学部の鈴木健太講師の著書『ユーゴスラヴィア解体とナショナリズム――セルビアの政治と社会(1987-1992年)』が刊行

このたび、神田外語大学グローバル・リベラルアーツ(GLA)学部の鈴木健太講師の著書『ユーゴスラヴィア解体とナショナリズム――セルビアの政治と社会(1987-1992年)』が刊行されました。

<著書紹介>

世界的なナショナリズムの高まりが指摘された1990年代初頭、社会主義ユーゴスラヴィアの解体に付随して紛争が勃発した。分離・独立・紛争問題をめぐりナショナリズムの観点から政治と社会の分析にメスを入れた。 書 名:『ユーゴスラヴィア解体とナショナリズム――セルビアの政治と社会(1987-1992年)』 著 者:鈴木健太 出版社:刀水書房 サイズ・頁数:A5判、340頁(また電子版) 価 格:5,720円(本体5,200円+税) 刊行年月:2022年3月 ISBN:978-4-88708-473-5

<目次>

序 第一章 社会主義ユーゴスラヴィアとナショナリズム――結合と分離の力学 第二章 1987年セルビアの党内論争とナショナリズムをめぐる議論 ――パラチン事件とセルビア党中央委員会第8回総会 第三章 1980年代末の大衆的な政治運動とナショナリズム ――ヴォイヴォディナの諸集会についての一考察 第四章 社会主義体制終焉に伴う政治的分化とナショナリズム 第五章 戦争と「民族」内部の分断にみるナショナリズム 終章 関係略年表 地図 主要参考文献

<著者紹介>

鈴木 健太(すずき・けんた) 1980年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。現在、神田外語大学グローバル・リベラルアーツ学部講師。主著・論文:『東欧地域研究の現在』(共著)、『アイラブユーゴ』(共著)他。