神田外語大学-Kanda University of International Studies

2022年度後期『「Team∞」グローカル教養ゼミ』がスタートしました

2022年9月14日（水）から、後期の『「Team∞」グローカル教養ゼミ』がスタートしました。本ゼミでは、久保谷富美男先生（神田外語大学 グローバル・コミュニケーション研究所）による、外務省在外公館派遣員試験の対策が行われます。

後期第3回目のゼミでは、外務省在外公館派遣員として赴任した、世木澤みのりさん（在インドネシア日本国大使館）、市原壮真さん（在ミャンマー日本国大使館）、そして平田善福さん（在アラブ首長国連邦日本国大使館）が登壇しました。

在外公館派遣員として2年間勤務した後、外務省に入省した世木澤さんからは、派遣員時代を経て現在の外務省での仕事に就くまでのお話をしていただきました。

現在一時帰国中で、本ゼミに参加してくれた市原さんは、コロナ禍での業務や、言語や価値観、生活習慣の異なる人々と仕事をする上で大変なことなど、現地でのエピソードを交えながらさまざまなアドバイスを受講生たちに送りました。

平田さんは、休学して在アラブ首長国連邦日本国大使館で2年間勤務し、帰国後は本学の4年生として復学。「外交官のサポートをしながら、外交の最前線で働くことにやりがいを感じていた。アブダビの人たちは、親日的で日本の文化に興味を持っている人がたくさんいる一方、日本では中東地域はまだまだ遠い存在で、あまり馴染みがないのが現状。今後は日本と中東の相互理解に貢献できるような活動を行いたい。」と語りました。

講演の終盤には質疑応答が行われ、非常に充実した講義となりました。

神田外語大学グローバル・コミュニケーション研究所における「Team∞」グローカル教養ゼミとは

「Team∞」グローカル教養ゼミは、真のグローバル人材（国際人）は優れたローカル人材（日本人）でもあると同時に、“「∞」の皆さんが、「∞」の領域（内外）にわたり、「∞」に学び続ける” ことを願ってこのゼミ名とし、主に外務省在外公館派遣員を目指す全学年の学生を対象に開講しています。内容は以前より開講されていた「＋α・β」グローバル教養講座を継承するもので、「＋α」と「＋β」を融合的に学ぶべく集大成したものです。ここで学ぶ目的は以下のとおりです。

1．文理の枠を超えて、グローカル教養として幅広く、出来るだけ多くの分野を統合したものから学ぶ。
2．自分と異なる多様な文化的背景を持つ人々との出会いの場を自らが積極的に設け、様々なことを語り合うことにより、相手の立場に立って物事を見る目を養う。
3．日本語できちんと筋道を立てて話し・書ける能力の基本を養うと共に、自らがグローバルに発信し、世界の人々にも理解してもらえる説明（プレゼンテーション）力を向上させる。

グローバル・コミュニケーション研究所
久保谷 富美男（シニアアカデミックフェロー）

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