第96期外務省在外公館派遣員の壮行会を開催

2022年8月3日(水)に、第96期在外公館派遣員試験赴任内定者の壮行会が行われ、試験に合格した本学の在学生・卒業生が参加しました。当日は宮内孝久学長や久保谷富美男先生(グローバル・コミュニケーション研究所)に加え、浜之上幸先生(韓国語専攻教授)、そして在外公館派遣員を経験した4名が同席し、これから各国に赴任する合格者と懇談を行いました。

宮内学長から一人ひとりに激励の言葉と記念品が贈られました。また「Team∞」グローカル教養ゼミを担当する久保谷先生は今までの努力を称え、これから赴任する合格者を勇気づけました。

今回の合格者を含め、神田外語グループ(神田外語大学・神田 外語学院)から、このゼミが開講された2009年以来、世界80か国211名の卒業生・在学生が外務省在外公館派遣員として各国に赴任しています。

第96期外務省在外公館派遣員内定者:恵利帆南さん(英米語学科4年・在カンボジア日本国大使館)栗山港さん(ブラジル・ポルトガル語専攻4年・在スーダン日本国大使館)入澤亜季さん(韓国語専攻卒業・在釜山日本国総領事館)

赴任予定者の紹介

在釜山日本国総領事館
入澤 亜季さん(アジア言語学科韓国語専攻2022年3月卒業)

この度、ご縁があり在釜山日本国総領事館に内定を頂くことができました。温かくご指導してくださった久保谷先生と江波戸さん、そして見守ってくれた両親に感謝しています。また、講座と試験を通して、切磋琢磨し合えるかけがえのない同志と出会えたことにも感謝しています。久保谷先生から教えて頂いた「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」との言葉を胸に、常に前を向き自分に何ができるか考え、少しでも領事館の役に立てるよう精進致します。

在カンボジア日本国大使館
恵利 帆南さん(英米語学科4年)

この度、在カンボジア大使館に内定を頂くことができました。半年前までは就職活動をしており、まさか自分が派遣員として海外赴任するなんて想像もしていませんでした。これもひとえに、先輩方の温かいご支援、久保谷先生と江波戸さんの親身なご指導のおかげによるものと心から感謝しています。これから2年間、カンボジアという新たな地で吸収力を発揮し、成長した姿をお見せできるよう誠心誠意努めてまいります。

在スーダン日本国大使館
栗山 港さん(イベロアメリカ言語学科ポルトガル語専攻4年)

この度、在スーダン日本国大使館より合格を頂きました。これまでご指導して下さった久保谷先生、江波戸さんをはじめ、OB、OGの方々に感謝を申し上げます。もともと海外でお仕事がしたいと考えていたため、今回合格を頂くことができ非常に嬉しいです。そして派遣される地域がアフリカということで非常に興奮しています。また初めてのキャリアを海外でスタートさせる機会を頂き光栄です。まずはしっかりと任期を成し遂げて、二年後成長した姿でお会いしたいと思います。

「Team∞」グローカル教養ゼミとは

「Team∞」グローカル教養ゼミは、真のグローバル人材(国際人)は優れたローカル人材(日本人)でもあると同時に、“「∞」の皆さんが、「∞」の領域(内外)にわたり、「∞」に学び続ける” ことを願ってこのゼミ名とし、主に外務省在外公館派遣員を目指す全学年の学生を対象に開講しています。内容は以前より開講されていた「+α・β」グローバル教養講座を継承するもので、「+α」と「+β」を融合的に学ぶべく集大成したものです。ここで学ぶ目的は以下のとおりです。

1.文理の枠を超えて、グローカル教養として幅広く、出来るだけ多くの分野を統合したものから学ぶ。
2.自分と異なる多様な文化的背景を持つ人々との出会いの場を自らが積極的に設け、様々なことを語り合うことにより、相手の立場に立って物事を見る目を養う。
3.日本語できちんと筋道を立てて話し・書ける能力の基本を養うと共に、自らがグローバルに発信し、世界の人々にも理解してもらえる説明(プレゼンテーション)力を向上させる。

グローバル・コミュニケーション研究所
久保谷 富美男(シニアアカデミックフェロー)

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