元在外公館派遣員の卒業生を招いて第8回『「Team∞」グローカル教養ゼミ』を開催

2022年6月29日(水)に行われた第8回『「Team∞」グローカル教養ゼミ』では、在モザンビーク日本国大使館で外務省在外公館派遣員として勤務していた平塚竜一さん(ブラジル・ポルトガル語専攻卒業)が登壇されました。

平塚さんは、在外公館派遣員の任期満了後、国境なき医師団で活動し大学院へ進学。さらにJICAの企画調整員としてのキャリアを経て、今年から在アンゴラ日本国大使館で経済・経済協力班員として勤務する予定です。

今回は、国際協力における多様なアプローチについて、自身の体験談を交えながら、詳しく説明していただきました。派遣員としての経験がきっかけとなり、人道支援や開発の分野での一貫したキャリアを積まれてきた平塚さん。講義の終盤では質疑応答が行われ、派遣員を目指す受講生たちに、さまざまなアドバイスを送りました。

神田外語大学グローバル・コミュニケーション研究所における「Team∞」グローカル教養ゼミとは

「Team∞」グローカル教養ゼミは、真のグローバル人材(国際人)は優れたローカル人材(日本人)でもあると同時に、“「∞」の皆さんが、「∞」の領域(内外)にわたり、「∞」に学び続ける” ことを願ってこのゼミ名とし、主に外務省在外公館派遣員を目指す全学年の学生を対象に開講しています。内容は以前より開講されていた「+α・β」グローバル教養講座を継承するもので、「+α」と「+β」を融合的に学ぶべく集大成したものです。ここで学ぶ目的は以下のとおりです。

1.文理の枠を超えて、グローカル教養として幅広く、出来るだけ多くの分野を統合したものから学ぶ。
2.自分と異なる多様な文化的背景を持つ人々との出会いの場を自らが積極的に設け、様々なことを語り合うことにより、相手の立場に立って物事を見る目を養う。
3.日本語できちんと筋道を立てて話し・書ける能力の基本を養うと共に、自らがグローバルに発信し、世界の人々にも理解してもらえる説明(プレゼンテーション)力を向上させる。

グローバル・コミュニケーション研究所
久保谷 富美男(シニアアカデミックフェロー)

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