元在外公館派遣員の卒業生を招いて第3回『「Team∞」グローカル教養ゼミ』を開催

2022年4月27日(水)に行われた第3回『「Team∞」グローカル教養ゼミ』では、在モルディブ日本国大使館で外務省在外公館派遣員として勤務していた根本美加子さん(国際コミュニケーション専攻卒業)が登壇され、モルディブでの生活や自身の今後のキャリアについてお話していただきました。

根本さんは、在モルディブ日本国大使館で在外公館派遣員としての任期を満了した後、同大使館で2年間「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の活動をされ、さらに今年の春から、国連平和大学とアテネオ・デ・マニラ大学が実施するデュアル・ディグリー修士プログラムに参加し、社会開発学の研究に取り組まれる予定です。

「神田外語大学での学びやモルディブでの経験が、大学院で社会開発学という分野に取り組むための土台になった」と語る根本さん。講義の終盤では質疑応答が行われ、受講生たちは在外公館派遣員としての仕事をイメージしながら、熱心に質問したりメモをとったりする様子が見られました。

神田外語大学グローバル・コミュニケーション研究所における「Team∞」グローカル教養ゼミとは

「Team∞」グローカル教養ゼミは、真のグローバル人材(国際人)は優れたローカル人材(日本人)でもあると同時に、“「∞」の皆さんが、「∞」の領域(内外)にわたり、「∞」に学び続ける” ことを願ってこのゼミ名とし、主に外務省在外公館派遣員を目指す全学年の学生を対象に開講しています。内容は以前より開講されていた「+α・β」グローバル教養講座を継承するもので、「+α」と「+β」を融合的に学ぶべく集大成したものです。ここで学ぶ目的は以下のとおりです。

1.文理の枠を超えて、グローカル教養として幅広く、出来るだけ多くの分野を統合したものから学ぶ。
2.自分と異なる多様な文化的背景を持つ人々との出会いの場を自らが積極的に設け、様々なことを語り合うことにより、相手の立場に立って物事を見る目を養う。
3.日本語できちんと筋道を立てて話し・書ける能力の基本を養うと共に、自らがグローバルに発信し、世界の人々にも理解してもらえる説明(プレゼンテーション)力を向上させる。

グローバル・コミュニケーション研究所
久保谷 富美男(シニアアカデミックフェロー)

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