第11回グローバル・スタディーズ(オムニバス)にて本学特任教授の柴田真一先生が特別講義をされました

グローバル・コミュニケーション研究所(GCI)主催のグローバル・スタディーズ(オムニバス)シリーズは第11回(2018年12月12日)を迎え、今回は本学特任教授の柴田真一先生が登壇されました。柴田先生は2018年10月にもグローバル・スタディーズにて特別講義をされ、その際はビジネスeメールをやりとりする上でのスキルについて解説されました。
今回の講義のテーマは、「世界で活躍するために必要な教養~一目置かれる雑談力~」。はじめに、ビジネスにおいてなぜ雑談力が必要なのか、また雑談に適したトピックスとは何かを説明しました。日本社会と海外における雑談に対する考え方の違いを示し、実際にどの様にコミュニケーションをとるか、具体的な例を用いて学生と一緒に実演しました。
柴田先生は最後に「雑談力とはコミュニケーション力であり、また他人に対して興味をもつことである」と学生たちにアドバイスを送りました。今回の講義は語学を学ぶ学生にとって大変興味深く、ビジネスにおけるコミュニケーション力を考える良い機会となりました。

特任教授 柴田真一先生 ご紹介

銀行マンとしてロンドンにて15年、ドイツでは5年の海外勤務を経験され、国際ビジネスに必要な英語力およびコミュニケーションスキル習得をテーマにグローバル人材の育成に携わっています。多くの人気著書を執筆するかたわら、2015年4月からはNHKラジオ「入門ビジネス英語」の講師を務めておられます。
講義を受講した学生の感想(抜粋)

・日本語だけでなく英語での雑談に適したトピックや、逆に避けた方が良いテーマ、雑談力をアップさせるための方法など、長年海外で働いてこられた先生だからこそ感じてきた説得力のあるお話を詳しく教えて頂きました。
(国際コミュニケーション専攻 3年)

・大学内でも初めて会った人、特に外国からの留学生との会話のトピックは頭を悩ませます。今回の講義は今すぐ実践できる内容で楽しく聞かせていただきました。お話の中で「地球温暖化」についての説明がありましたが、これがまさに雑談力だと感じました。暗記だけの教養と使える教養は一致するとは限らないと考えさせられました。
(中国語専攻 4年)

・雑談力はビジネスの場において信頼関係を築くためだけでなく、普段の生活の中でも必要なことだと思います。今回の講座で天気の話題など万国共通で話題にできるものがあること、また身近で起きたことや自分の好きなことを話せれば良いことを知り、「雑談力が必要だ」と言われても、そこまで身構えることはないことを感じ安心しました。
(英米語学科 4年)

・自分が会話を楽しんでいれば自然と相手も積極的になり雑談の雰囲気も良くなるではないかと考えられるようになりました。
(国際コミュニケーション専攻 4年)

・どう会話を広げていくか、これから必要になるスキルだと思いました。私は初対面の人と話すことが得意ではないのを自覚しているのですが、今回の講義で実際に使えるテクニックがあることを知れて良かったです。
(英米語学科 2年)