第8回グローバル・スタディーズ(オムニバス)シリーズにて本学特任教授の柴田真一先生が特別講義をされました

今年度から始まったグローバル・コミュニケーション研究所(GCI)主催の「グローバル・スタディーズ」は第8回(10月24日)となり、今回は本学特任教授の柴田真一先生が登壇されました。柴田先生は以前にも本講座の講師を務められ(第6回)、国際ビジネスで求められる英語とその習得方法について話されました。
今回の講義は「ビジネスeメールをやり取りするスキル ―しっかり伝わるメールとは?― 」をテーマとし、「Plain English」の概念をもとに、英語でのビジネスメールの書き方を説明しました。ビジネスパーソンは一日に大量のメール対応をしなければならず、そのことが多くの人の頭を悩ませている現状を指摘し、日本人が書きがちな「丁寧すぎるeメール」についても触れ、より自然でシンプルな英語での言い回しを解説されました。
話し言葉と同じように日々変化するビジネスメールの書き方について、先生の実体験を交えて行われた本講義を聞いて、学生は自身の英語スキルを大いに向上させました。

特任教授 柴田真一先生 ご紹介

銀行マンとしてロンドンにて15年、ドイツでは5年の海外勤務を経験され、国際ビジネスに必要な英語力およびコミュニケーションスキル習得をテーマにグローバル人材の育成に携わっています。多くの人気著書を執筆するかたわら、2015年4月からはNHKラジオ「入門ビジネス英語」の講師を務めておられます。
講義を受講した学生の感想

・前回に引き続き今回の講義も1時間と少しの間であったが、内容の詰まった、柴田先生の一言一句がためになるような濃い時間だった。先生の例文を参考に実際に「3つのC」の応用について比較したり、実際に和文を英文のビジネスメールに書き換えるなど実践的に学べたことで、すぐにでも活用したいと感じた。
(国際コミュニケーション学科 4年)

・本日の講義内容は非常に実践的であり、将来的に必ず必要となる英語でのビジネスEメールのやりとりの方法を学ぶことが出来ました。柴田先生の実体験から、よく使う表現を多数学ぶことができ、今後に生かされることは間違いないと思います。
(英米語学科 3年)

・メールの書き方は社会人としての基本だと思います。今回のテーマは英文メールのポイントでした。しかし英語だけではなく、日本語やその他の言語にも通じることが多くあり、とても勉強になりました。日本語では長い挨拶文や御礼文も、英語にしたら一文となったりと、興味深かったです。メール文でも、その国での習慣を知り、それにあわせることが必要だと思いました。
(中国語専攻 4年)

・柴田先生の授業は非常に貴重な講義であった。私自身、米国での留学生活中に度々、英文Eメールの書き方に悩まされたからである。内容としては基礎的ながら、一貫して「英文Eメールは簡潔に」と仰られており、実際に頻出の言い回しを用いながら説明して下さったので即実践出来る例ばかりであった。自身の作成した文章が丁寧であるか、または丁寧すぎて間違えてるのではないかと考え込むこともこれまでにあったが、それ以上に気を付けなければならないのは、相手に伝わる文章の作成だという当たり前のことに改めて気付かされた。
(英米語学科 4年)

・来年から社会人になる身としてはいい時期にお話を伺えたと思っています。実際、何度か英語で先生や企業の方へメールを書いたことがありました。(その際は、Googleで英語のビジネスメールの書き方を必死に調べた記憶があります。)そのメールを先ほど見返してみたところ、日本語をそのまま英語にしただけのメールで、丁寧すぎていて恥ずかしささえ覚えました。今後は今回の講義で伺ったように、メールの目的をはっきりとし、見やすく簡潔なもの、つまり相手を思いやったメールを書くように心がけようと思います。
(中国語専攻 4年)

・ビジネスにおいて英語でEメールを書くことはこれからますます増えてくると思います。今回のような講座を受講出来たことは今後に非常に役立つものだと思いました。ビジネスメールと言われると難しいものをイメージしがちですが、誰が読んでも分かりやすい文章を書くことが最も重要であるため、あまり身構えなくてもいいのだと思いました。
(英米語学科 4年)