第22回グローバル・スタディーズにて吉川元国連大使による特別講義「~日米共同声明を読み解く~」を開催

2021年6月16日(水)に行われた第22回グローバル・スタディーズにて、吉川元偉元国連大使による特別講義「~日米共同声明を読む~」がオンライン(Zoom)にて開催されました。今回の講義では、今年4月に発出された日米共同声明の中から、領土問題や人権、民主主義についてなど、学生がそれぞれ関心のある分野について選び、その理由を述べました。

吉川大使からは、学生の考えに対してのフィードバックや、日本と米国が共通して対応することを合意した安全保障や気候変動など様々な課題についての解説をいただきました。また、講義終了後も質疑応答が行われ、受講生たちは今回の講義を通し、物事を多角的に考え、本質を見抜くことの重要性を改めて感じている様子でした。

吉川元偉 先生

元国際連合日本政府代表部特命全権大使
神田外語大学グローバル・コミュニケーション研究所 客員教授

1951年、奈良県生まれ。
国際基督教大学教養学部社会学科を卒業後、1974年に外務省に入省。国際連合日本政府代表部特命全権大使・常駐代表、在スペイン日本国大使館特命全権大使、初代アフガニスタン・パキスタン支援担当大使、経済協力開発機構(OECD)日本政府代表部特命全権大使等を歴任。英語、フランス語、スペイン語の3カ国語を話す。

神田外語大学グローバル・コミュニケーション研究所における「グローバル・スタディーズ」とは

本学グローバル・コミュニケーション研究所ではリベラル・アーツ(教養)を推進する一環として、その柱の一つであるグローバル・スタディーズをオムニバス形式で開催しています。 この講座で学ぶことの本質は、机に向ってテキストの問題を数多くこなすことではなく、日ごろ耳にするキーワードや日々起こりうる事象に対し、如何に関心が持てるかの感性を鍛えることです。この感性は勉強や本だけでは補うことはできないと考え、グローバル社会で実際に活躍された経験豊かな方々に講師をお願いし実施しています。本学4年間でこの講座をとおし、物事に対して不思議・疑問(wonder)をいっぱい(full)に感じ、互いが議論できれば、大学生活もよりwonderfulになることでしょう。

(グローバル・コミュニケーション研究所 久保谷富美男 先生)

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