「格差社会考 ―ブラジルの貧困問題から考える公正な社会」刊行のお知らせ

格差社会考
―ブラジルの貧困問題から考える公正な社会

格差社会を是正し公平な社会を実現することは、世界各国の喫緊の課題であり、決して日本も例外ではない。貧困問題を解決し、人種やジェンダーなどの差別を解消するにはどうしたらよいか。最も格差が著しい国の一つであるブラジルでの調査から、格差社会に共通する問題点をあぶり出し、私たち一人ひとりがその解決に向けて、何をどう考えるべきかを分かりやすく解き明かしてゆく。

著者紹介

奥田若菜(おくだわかな)
神田外語大学外国語学部イベロアメリカ言語学科(ブラジル・ポルトガル語専攻)准教授。博士(人間科学)。専門は文化人類学。著書に『貧困と連帯の人類学:ブラジルの路上市場における一方的贈与』(春風社、2017)、共訳書に『ジカ熱:ブラジル北東部の女性と医師の物語』(水声社、2019)がある。