学生生活の振り返りとキャリアについて考える、全2年生対象「Sophomore Winter Camp 2020」をオンラインで実施しました

 神田外語大学で現2年生を対象とした、これまでの学修の振り返りやキャリアについて考えるイベントSophomore Winter Camp 2020をオンラインで実施しました。これは大学生活の中間点で緊張感が緩みがちなこの時期に、2年間の大学生活や学習を総括し、語学学習へのモチベーション向上を図るとともに、将来のキャリアデザインなど大学生活後半戦の目標を再設定することを目的として、2015年から実施しています。
 例年、海浜幕張キャンパスや語学研修施設「ブリティッシュヒルズ」にて実施していますが、新型コロナウイルス感染症の影響や緊急事態宣言の期間延長を受け、今年度は全日程オンラインで実施しました。学生は2月19日(金)、22日(月)~25日(木)の5日間のうち1日を選択して参加することになっており、全日程を通して205名の2年生と28名の先輩学生、セッションを担当する教職員がそれぞれ参加し実施されました。

 本イベントは対話形式の3つのセッション「学長講話」、「語学セッション」、「キャリアセッション」からなり、1日を通して全てのプログラムを受講することになります。

学長講話

▲学長講話の様子

   ▲グループワークの様子

 学長講話では、宮内学長や4年生の先輩学生とのディスカッションを通して、日本社会の産業構造がどのように変化し、今後どのようにしてグローバル競争を生き残っていくか、自分は残り2年間の学生生活で何をするべきか、学生一人ひとりが自分ごととして考えました。
 はじめに宮内学長が「自身のことだけではなく、他者や地球のことも考えなければならない。SDGsを今後の大学生活の2年間で意識して欲しい。また、今の大学生は、世界の人口が増加して環境問題も深刻になり、それに伴って日本の産業構造が大きく変わる中でキャリアを選択しなければならない。学生生活の残り2年間をどのように過ごしていくか、批判的思考を持って、是非、考えてほしい。」と学生に伝えた後、ファシリテーターの4年生を中心に数名のグループに分かれて、グローバル競争や地球環境の変化の中でどのような問題意識を持ち続けるべきか、そして今後2年間の学生生活をどう過ごしていくか、議論しました。4年生は2年生の意見を深掘りするような形でアドバイスを送りました。

▲宮内学長との意見交換の様子①

▲宮内学長との意見交換の様子②

 学長講和の最後には、宮内学長の前で2年生一人ひとりが「これまでの学生生活を振り返って、これからの残り2年間の学生生活をどう過ごしていくか」を発表し、宮内学長からのアドバイスをもらいました。発表の中では「就職活動でアドバンテージを取れるようにオンライン留学やTOEICなどの資格取得を積極的に行っていきたい」「新型コロナウイルスを理由にせず、活動できる範囲で言語サービスボランティアなどの課外活動に参加していきたい」といった学生がいました。

語学セッション

▲本学学習施設SALCのラーニングアドバイザーによるセッション

▲グループワークの様子

 語学セッションでは「Reflective Thinking」をテーマとしたワークショップを実施しました。本ワークショップでは全て英語で語学学習を行う上で困難だと思った経験や、それをどのようにして乗り越えたのかなど、今までの学習経験を振り返り、それをグループ内で共有し合いました。また、SALCの学生スタッフにもファシリテーターとして入ってもらい、グループ内での発表を通して自己分析やモチベーション向上に繋げるセッションとしました。セッションの最後には、将来に向けて今取り組んでいることや、これから取り組みたいと思っていることなど残り2年間の語学学習目標を設定しました。

キャリアセッション

▲自己振り返りシートを使った自己分析

▲グループワークの様子

 キャリアセッションでは自分振り返りシートを利用しながら、個人ワークやグループワークを通して学生生活を振り返りました。また、自己分析を行うほか、先輩学生を交えながら、キャリアや就活支援に関するワークショップを行いました。
 自己振り返りシートでは「なぜ神田外語大学に入学したのか」「学習モチベーション分析」「勉強面、学内活動(サークル/ボランティアなど)、学外活動(アルバイト/趣味など)で力を入れたこと」といった『過去の振り返り』と、「3年生~卒業までに取り組みたいこと」を①将来何をしたいか②今の自分にできていること③達成すべき目標の3点から、『将来に向けての分析』を行いました。
 一つひとつの個人ワーク後にグループ内で発表し、ファシリテーターがさらに深堀をすることで、違った視点からの学びを得ることができました。就職活動を終えた4年生からのアドバイスや経験談を聞くことのできる貴重な機会となりました。

一日を終えて

 全てのプログラムを終えた2年生のアンケートでは「宮内学長や先生方、先輩方から貴重なお話や経験を聞くことができてとても満足できました。これまでの振り返りをする機会がなく、勉強に対するモチベーションが下がっていた時期なので自分のためになりました。」「自分が思っていたことを言語化することで気持ちや目標を整理することができました。就職活動への不安もありますが、モチベーションも以前よりも上がったので、とてもいい機会でした。」といった声がありました。