神田外語大学 町田明広准教授著『攘夷の幕末史』の増補改訂版が4月12日(火)に刊行

町田 明広先生(外国語学部国際コミュニケーション学科准教授)の著書で、2010年に発刊された『攘夷の幕末史』の増補改訂版が2022年4月12日(火)に発刊されました。

幕末史を専門とする町田先生によって、尊王攘夷と公武合体の対立という幕末史の構図を捉え直す一冊として書かれた本書が、このたび、攘夷思想の形成過程を未来攘夷・即時攘夷の観点から書き直し、また、坂本龍馬の理解にも最新の研究動向を加味するなど、大幅な増補改訂版となりました。

本書概要

日本人は誰もが「攘夷派」だった!「尊皇攘夷 vs. 公武合体」という幕末史の定説を覆し、日本人の対外認識の原型を抉り出す、画期の書。

<本書の内容>
序 章 幕末のイメージと攘夷
第一章 東アジア的視点から見た江戸時代
第二章 幕末外交と大国ロシア
第三章 坂本龍馬の対外認識
第四章 攘夷実行と西国問題
第五章 攘夷の実相・朝陽丸事件
終 章 攘夷の転換と東アジアの侵略

書籍情報

書 名 『攘夷の幕末史』
著 者 町田 明広/神田外語大学外国語学部国際コミュニケーション学科准教授
発 行 講談社学術文庫
体 裁 A6 224ページ
発売日 2022年4月14日(木)
価 格 本体1,012円(税込)
販 売 講談社BOOK倶楽部(参考)
    攘夷の幕末史
(ISBN:978-4065277508)

町田先生著書 ※一部抜粋

『新説 坂本龍馬』(インターナショナル新書)
『薩長同盟論 幕末の再構築』(人文書院)
『グローバル幕末史 幕末日本人は世界をどう見ていたか』(草思社)
『幕末文久期の国家政略と薩摩藩 島津久光と皇政回復』(岩田書院)
『島津久光=幕末政治の焦点』(講談社)