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エアライン専門学校の選び方は?CAやグランドスタッフを目指す人が比べたい6つのポイント

CAやグランドスタッフを目指して進路を調べると、「エアライン専門学校」という選択肢が必ず出てきます。ただ、学校ごとの違いがわかりにくく、どこを比べればよいか迷う人も多いはずです。

結論からお伝えすると、エアライン専門学校は「就職実績の中身」「英語教育」「面接対策」「学費の総額」の4つを軸に比べると失敗しにくくなります。この記事では、エアライン専門学校で学べることや学費の目安、大学との違いを整理したうえで、東京で学校を選ぶときのチェックポイントを6つ紹介します。

目次

エアライン専門学校とはどんな学校?

エアライン専門学校とは、航空業界への就職を目的に、語学や接客、業界知識を2年間で集中して学ぶ専門学校です。学校によって「エアライン学科」「エアラインコース」「国際エアライン科」など名称はさまざまですが、目指すゴールは共通しています。

目指せる仕事はCAだけではない

「エアライン=キャビンアテンダント(CA、客室乗務員)」というイメージが強いかもしれません。実際には、空港や航空会社の周辺には多くの職種があります。

職種 主な仕事
キャビンアテンダント(CA) 機内での接客と保安業務
グランドスタッフ(GS) 空港カウンターでのチェックイン、搭乗案内
グランドハンドリング 航空機の誘導、手荷物や貨物の搭載
エアカーゴ(国際航空貨物) 輸出入貨物の手配や書類業務
空港オペレーション 発着便の運航管理のサポート
空港インフォメーション 館内の案内、問い合わせ対応
免税店スタッフ 出国エリアでの販売、接客

入学時はCA志望でも、学ぶうちにグランドスタッフやグランドハンドリングに興味が移る学生は珍しくありません。グランドスタッフの1日の流れはグランドスタッフの仕事内容を現職者が解説!やりがいや苦労も紹介で詳しく紹介しています。

2年制で航空業界への就職を目指す

多くのエアライン専門学校は2年制です。大学より2年早く社会に出られるため、20代前半から現場経験を積めます。

CAもグランドスタッフも、採用の応募条件は原則として「専門学校・短大・大学卒業以上」です。

専門学校卒でも応募資格の面で不利になることはありません。

エアライン専門学校では何を学ぶ?

授業の中心は「語学」「接遇」「業界知識」の3本柱です。どれも採用試験と入社後の業務に直結します。

英語と第二外国語

外国人のお客様と接する機会が多いため、英語は最優先の科目です。CAの募集要項では「TOEIC600点(英検2級)以上が望ましい」とされることが多く、グランドスタッフも英検2級やTOEIC550点前後を応募の目安にする会社があります。

英語に加えて、中国語や韓国語を学べる学校もあります。訪日客の多いアジア圏の言語を話せると、空港の現場で頼られる存在になれます。

接遇マナーと面接対策

お辞儀の角度や言葉づかい、身だしなみといった接遇(せつぐう:おもてなしの基本動作)を繰り返し練習します。

航空業界の採用試験は面接の比重が大きく、第一印象が合否を分けます。そのため、多くの学校が模擬面接やメイク講習の時間を設けています。

航空業界の知識と空港での実習

航空会社の組織や空港の仕組み、運航に関する基礎知識を学びます。空港の施設見学や、現役の航空会社社員によるセミナーを行う学校も多く、教室だけではわからない現場の空気に触れられます。

エアライン専門学校で目指せる資格は?

CAやグランドスタッフに必須の資格はありません。

ただし、英語力を証明するスコアは選考で見られるため、在学中に取得しておくと有利です。

エアライン専門学校でよく目標に掲げられる資格は次のとおりです。

資格 内容 優先度
TOEIC Listening & Reading Test 英語のコミュニケーション能力を測る試験 最優先
実用英語技能検定(英検) 4技能を測る英語検定 高
サービス接遇検定 接客の心構えと応対の知識 中
マナー・プロトコール検定 ビジネスマナーと国際儀礼の知識 中
ビジネス能力検定(B検)ジョブパス 仕事の基本となる知識とスキル 中
秘書検定 社会人としての常識と応対 中
観光英語検定 旅行や観光の場面で使う英語 中

優先度に差をつけたのは理由があります。航空会社の選考で、英語資格は選考時に示される代表的な目安の一つです。

接遇系の検定は、面接で「接客を学んできた根拠」として話せる材料と考えてください。

CA志望者向けの資格はキャビンアテンダントを目指す人が取るべき資格【元CA教官が解説】でまとめています。

大学やエアラインスクールとはどう違う?

CAやグランドスタッフを目指す道は、エアライン専門学校だけではありません。

大学や短大のほか、「エアラインスクール」と呼ばれる就職対策の民間スクールもあります。違いを表で整理します。

項目 エアライン専門学校 大学 エアラインスクール
期間 2年 4年 数か月〜1年程度
卒業で得られるもの 専門士(応募資格を満たす) 学士 学歴にはならない
学ぶ内容 語学、接遇、業界知識、就職対策 専攻分野の学問全般 面接、エントリーシート対策が中心
向いている人 早く現場に出たい、航空業界に絞っている 幅広く学びたい、進路をまだ決めきれない 大学や短大と並行して対策したい

エアラインスクールは、いわば航空業界に特化した就職予備校です。卒業しても学歴にはならないため、大学や短大に通いながら併用する人が中心になります。

大学と専門学校のどちらが有利かもよく聞かれる質問ですが、学校の種類で採用が決まるわけではありません。

内定者に大卒が多いのは、そもそも大卒の応募者が多いからです。

大学進学を考えている人はキャビンアテンダント志望者が知っておくべき大学選び3つの秘訣も参考にしてください。

エアライン専門学校の学費はどれくらい?

東京にあるエアライン系専門学校の初年度納入金は、公開されている2026〜2027年度の金額で110万〜140万円台が中心です。入学金が初年度のみの学校では、2年次が安くなる場合があります。

初年度納入金の目安

初年度納入金には、入学金・授業料・施設費などが含まれます。

学校によって「何が含まれているか」が異なるため、金額だけを横並びで比べるのは危険です。

たとえば、ある学校は入学金を含めた金額を表示し、別の学校は研修費を別にしています。比べるときは、必ず各校の募集要項で内訳を確認してください。

初年度納入金以外にかかるお金

見落としやすいのが、納入金とは別にかかる費用です。

  • 教材費、制服代
  • 海外研修や空港研修などの特別行事費
  • 資格試験の受験料
  • 就職活動用のスーツや証明写真の撮影費

「初年度納入金+別途費用」の2年間の合計で比べるのが、学費選びの基本です。

オープンキャンパスで「2年間で総額いくらかかるか」を直接聞くと確実です。

奨学金と修学支援新制度

学費の負担を軽くする制度として、国の「高等教育の修学支援新制度」があります。専門学校も対象で、授業料・入学金の減免と、返済不要の給付型奨学金の2つの支援を受けられます。

2025年度からは、扶養する子どもが3人以上いる多子世帯の学生について、所得制限なく授業料・入学金が一定額まで減免されるようになりました。ただし、国の確認を受けた学校だけが対象です。志望校が対象校かどうかは、文部科学省の修学支援新制度のページで確認できます。

CAとグランドスタッフで学校の選び方は変わる?

基本の比べ方は同じですが、重視するポイントは少し変わります。

CA志望なら、英語力と面接対策の手厚さを最優先に見てください。CAの採用は募集人数が限られ、倍率は20倍を超えることもあります。

だからこそ、CA一本ではなく、グランドスタッフなど空港の仕事にも実績がある学校を選ぶと、進路の幅を残せます。CAになるまでの流れはキャビンアテンダントになるには?元CA教官が条件・進路対策を解説で解説しています。

グランドスタッフ志望の場合、チェックしたいのは「ハンドリング会社」への就職実績です。

グランドスタッフの多くは航空会社本体ではなく、空港業務を請け負うグループ会社で働きます。

航空会社の名前だけでなく、「〇〇エアポートサービス」「〇〇スカイ」といった会社に卒業生を送り出しているかを見てください。詳しくはグランドスタッフになるには?学歴・資格・英語力は必要?詳しく解説をご覧ください。

東京でエアライン専門学校を選ぶときのチェックポイントは?

首都圏には羽田空港と成田空港があり、エアライン系の専門学校も集まっています。選択肢が多いぶん、次の6点で比べると判断しやすくなります。

就職実績は「企業名」と「職種」で確認する

パンフレットに「ANA・JALなど」とだけ書かれていても、それがCAなのか、グランドスタッフなのか、グランドハンドリングなのかで意味は大きく変わります。企業名を実名で列挙しているか、職種まで分かるかを確認しましょう。

内定率が学院全体の数字かコース単位かを確認する

ここは見落とされやすいポイントです。「就職内定率99%」と大きく書かれていても、それが学校全体の数字で、エアライン系コース単独の数字ではない場合があります。

たとえば神田外語学院の場合、公開している就職内定率99.0%(2026年3月卒業生)は学院全体の数字です。どの学校でも、気になる数字は「どの範囲の、何年卒の数字か」まで確かめることをおすすめします。

航空業界出身の教員がいるか

元CAや元グランドスタッフの教員がいると、採用試験で見られるポイントや現場の実情を具体的に教われます。教員の経歴を公開しているか、学校説明会で確認してください。

英語の授業時間と目標スコア

「英語に強い」と書くだけなら、どの学校でもできます。週に何コマ英語の授業があるのか、外国人教員が担当するのか、クラスの人数や英語レベルはどうなっているのか、TOEICの目標スコアを何点に設定しているかまで見ると、本気度がわかります。たとえば、神田外語学院では、外国人教員による英語の授業は週4回あり、20名以下のレベル別少人数クラスで学びます。

CAに必要な英語力の目安は【TOEIC600?】キャビンアテンダントに必要な英語力を解説で紹介しています。

面接対策の授業

航空業界の選考は面接が最重要です。航空業界研究、ヘアメイクや身だしなみ、立ち振る舞いなどの講習、そして面接練習をいつ頃からどのように行うかなど、対策の具体的な中身を聞いてみましょう。

オープンキャンパスで確認したいこと

最後は、実際に足を運んで確かめるのが一番です。オープンキャンパスでは、次の質問を用意しておくと比較しやすくなります。

  1. 昨年度、エアライン系コースから何人が航空業界に内定したか
  2. そのうちCAとグランドスタッフはそれぞれ何人か
  3. 2年間の学費は別途費用も含めて総額いくらか
  4. 在学生はどんな時間割で過ごしているか

神田外語学院のエアラインコースでは何が学べる?

ここからは、当ブログを運営する神田外語学院のビジネスコミュニケーション科 エアラインコースを紹介します。東京・神田にある2年制のコースで、CA、グランドスタッフ、グランドハンドリングを目指せます。

クラスメイトの前で面接練習

「イメージコンサルティング」の授業では、個別の面接練習はもちろん、クラスメイトの前でも面接練習をします。「見られている」意識を持つことと、自分の姿勢や表情、話す内容について、クラスメイトからフィードバックをもらうことで、自分ではわからなかった「気付き」を得ることができます。

このほか、接客に必要な手話の学習、現役の航空会社社員による特別セミナー、就職試験に向けた美容講習、空港施設見学会も用意しています。学科独自の内定者報告会では、先輩から選考のリアルな体験を聞けます。

EIBとTOEIC対策が必修、韓国語や中国語も選べる

外国人教師によるEIB(English for International Business)の授業と、TOEIC対策の授業が必修です。あわせて、韓国語や中国語などの言語系、観光やホテルなどのビジネス系科目を、自由に選択して学ぶこともできます。

目標資格は次のとおりです。

  • TOEIC Listening & Reading Test 600点以上
  • 実用英語技能検定(英検)2級以上
  • マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
  • 接客心理検定、ニュース時事能力検定、マナー・プロトコール検定、日本語検定(各3級以上)

主な就職先

旧・国際エアライン科(現・エアラインコース)の2026年3月卒業生の主な就職先は次のとおりです。

  • ANAエアポートサービス
  • ANA成田エアポートサービス
  • スカイマーク
  • JALUXエアポート
  • JALスカイ
  • 羽田空港サービスグループ
  • 空港ターミナルサービス
  • ホテルオークラ東京

学院全体(2026年3月卒業生)では、内定者数はのべ243名、就職内定率は99.0%でした。全日本空輸、日本航空、Kスカイなども内定先に含まれています。

学費

2026年度の初年度納入金は142万円です。このほか、入学後と2年次4月に教材費・諸経費が別途必要になります。詳しい内訳は募集要項でご確認ください。

コースの詳細はビジネスコミュニケーション科 エアラインコースのページで紹介しています。

まとめ

この記事のポイントを整理します。

  1. エアライン専門学校は2年制が中心。CAだけでなくグランドスタッフやグランドハンドリングなど空港の仕事も目指せる
  2. 必須の資格はないが、TOEICか英検のスコアは選考で見られる。接遇系の検定は面接で話せる材料になる
  3. 学費は初年度納入金だけでなく、別途費用を含めた2年間の総額で比べる
  4. 就職実績は企業名と職種まで確認する。特に内定率は「学校全体の数字か、コース単位の数字か」を必ず確かめる

まずは気になる学校のオープンキャンパスに参加し、この記事のチェックポイントを質問してみてはいかがでしょうか。

よくある質問(FAQ)

Q. エアライン専門学校は何年制ですか?

多くのエアライン専門学校は2年制です。大学より2年早く就職できるため、20代前半から航空業界で経験を積めます。卒業すると「専門士」の称号が得られ、CAやグランドスタッフの応募条件を満たせます。

Q. 東京でエアラインを学べる専門学校はどこですか?

東京には、羽田空港や成田空港へのアクセスがよいエアライン系の専門学校が複数あります。神田外語学院(東京・神田)のビジネスコミュニケーション科 エアラインコースもその一つです。学校を比べるときは、就職先の企業名と職種、英語教育、学費の総額を確認しましょう。

Q. 専門学校卒でもCAになれますか?

なれます。CAの応募条件は原則として「専門学校・短大・大学卒業以上」で、専門学校卒でも応募資格は問題なく満たせます。内定者に大卒が多いのは、大卒の応募者数そのものが多いためです。

圧倒的な大学編入学合格実績を誇る神田外語学院の場合、エアラインコースで学び、CAにチャレンジしたものの、惜しくも内定できなかった学生が、進路を大学編入学に切り替え、大学生として専門学校時の経験を活かして就活し、みごと大手航空会社CAに内定した、という事例が多いことも大きな特徴です。

Q. エアライン専門学校の学費はいくらですか?

東京のエアライン系専門学校では、初年度納入金が110万〜140万円台の学校が中心です。教材費や研修費が別途かかる学校も多いため、2年間の総額で比べてください。

国の修学支援新制度の対象校であれば、授業料の減免や給付型奨学金を受けられる場合があります。

Q. 英語が苦手でもエアライン専門学校に入れますか?

入学時点で高い英語力を求める学校は多くありません。エアライン専門学校では、入学後の2年間でTOEIC600〜650点程度を目標に英語力を伸ばしていきます。

英語が苦手な人ほど、授業時間や外国人教員の有無など、英語教育の中身を確認して学校を選びましょう。

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