
このようにホテルで働くことに興味を持つと、リアルなホテル業界の実情や仕事内容が気になりますよね。
ホテルの仕事は、さまざまな分野のプロフェッショナルとして働くことができるため、やりがいもあり、憧れを持つ人も多いです。
実際に、ホテル業界に長くいる多くの方々から
「ホスピタリティ溢れる仕事ができることが楽しくてしようがない」
「お客さまからありがとうと感謝されたり、褒められたりすることが嬉しい」
といった声もよく聞きます。
しかし、皆さんが初めてホテル業界に足を踏み入れる時、ホテル業界がどのようなものか知っておかないと、就職した後に想像と違ったと思うことがあるかもしれません。
そうならないためにも、ホテル業界の実情や仕事内容を知り、就職後の働いている姿を想像できるようにしましょう。
そこで本記事では、
■ホテル業界の実情(仕事内容、給料、働き方など)
■ホテルに就職するために必要な学歴、資格やスキル
■就職にオススメのホテルを選ぶポイント
などを詳しく解説していきます。
ぜひ、最後まで読んでホテルに就職する際の参考にしてください。
※ただし現在は新型コロナウイルスの影響を受け、ホテル業界の採用状況は以前より厳しいものになっております。
目次
1.【ホテルへの就職とは?】ホテル業界を理解する5つの基礎知識
ホテルに就職する前に、まずはホテルについて理解しましょう。
ホテル業界は、近年訪日外国人観光客の増加によって注目を集め、多くの企業が採用枠を拡大していましたが、2021年7月現在では、コロナウイルスの影響で訪日外国人観光客が激減し、業界全体に大きく打撃を与えています。
とはいえ採用が全くなくなるという訳ではないと思われますので、1章ではホテル業界を理解できるように、以下の5つの項目について解説していきます。
1-1.ホテル業界の概況
近年、ホテル業界は全体として成長傾向にあり、全国各地で新しいホテルが毎月オープンするような状況でした。
日本でスポーツイベントや博覧会などの大きなイベントが控えており、訪日外国人の増加が見込め、さらなる成長が期待できました。
しかし、2021年7月現在は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、さまざまなイベントも延期となり、宿泊を伴った外出も自粛になるケースが多いため、ホテル業界全体は停滞しており、今後の業界の見通しも不透明な状態となっています。
1-1-1.過去5年間の日本のホテル施設数
実際に、厚生労働省の衛生行政報告例によると、平成25年から平成29年までの過去5年間でホテル数は緩やかに増加しています。
参考:衛生行政報告例(平成25-29年度より) 第4章 生活衛生8ホテル-旅館営業の施設数・客室数及び簡易宿所・下宿営業の施設数・許可・廃止・処分件数,都道府県-指定都市-中核市(再掲)別より |
平成19年のホテル数 9,442件と平成29年のホテル数 10,402件を比べると10年間で960件(約1割)増加しています。
※2021年7月現在は、コロナウイルスの影響で開業を延期したり、廃業になったりするホテル(旅館)が増えています。今後のホテル業界の見通しも不透明な状態となっています。
1-1-2.ホテル業界の課題
一方でホテル業界には課題もあります。それは、人手不足と離職率の高さです。
宿泊・飲食サービス業の就業者数に、この10年で大きな変動がない中、新しいホテルが増えていることで、従業員の確保が難しいというホテルもあります。
また、深夜や早朝に仕事のあるホテルは、生活も不規則で体力的・精神的にも負担になります。働いていく内に生活の変化に対応できなくなり、離職するケースも増えています。
1-2.仕事内容
ホテルには、大きく分けると「宿泊」「料飲」「宴会」「管理・営業」「調理」の5つの部門があります。各部門にさまざまな職種がありますが、ここでは代表的な日系ホテルの例をご紹介します。
以下の図をご覧ください。
■宿泊部門
主としてホテルの根幹ともいえる客室販売と、宿泊客の接遇を担当します。
例えば、ベルアテンダントは宿泊者の荷物をお持ちして、フロントや客室までご案内する業務などを担当しています。
■料飲部門
ホテル内のレストランでの接客や、客室内で食事が楽しめるルームサービスを担当します。
■宴会部門
宴会や結婚式などの婚礼のサービスや予約手配を担当します。
■管理・営業部門
人事、総務、経理など裏側からサポートする管理部門と、宴会や宿泊の販売、広報活動などを行う営業部門に分かれています。
■調理部門
ホテル内のレストランの調理場でお客さまに提供する料理を作ります。レストランを多数持つホテルは100人以上の調理スタッフがいることもあります。
ホテルによって部門毎の職種や人事制度が異なるため、入社前に会社説明会で仕事内容や入社後のキャリアアップについて聞いておくと良いでしょう。
1-3.給料
ホテルスタッフの給料は、ホテルの所在地や規模、就いている役職などによって変わってきます。
■平均年収
平均年収は300万円〜400万円と言われており、ボーナスの有無はホテルによって異なります。
基本的に昇進していくことで多少給料は上がりますが、大幅な昇進による給与アップはあまり見込めません。
キャリアアップを重ねていき、管理職になると500万~600万円の収入はあるようです。
参考:平均年収.JP |
■初任給
株式会社オータパブリケイションズ発行の『ホテル業界就職ガイド2020』に掲載されている全国149ホテルの初任給の平均金額は、
・専門学校・短大卒の場合は175,593円
・大学卒の場合は189,971円
となっています。
参考:ホテル業界就職ガイド 2020 発行:株式会社オータパブリケイションズ |
東京都や大阪府など大都市に近いほど、初任給の平均金額が高く、都市から離れていくほど、低くなっていく傾向があります。
また、高級外資系ホテルは短大・専門学校卒と大学卒の初任給に差がないホテルが多い傾向です。
実績次第でどんどん出世できる社風のホテルが多いため、短い期間で出世し年収アップすることも可能です。
1-4.働き方
基本的に24時間、365日営業しているため、多くのホテルは日勤と夜勤の2交代制、もしくは早番・遅番・夜番の3交代制のシフトを組んでいます。
■勤務時間
ホテルスタッフの1日の勤務時間は7~8時間です。就職したホテルや仕事内容によって、勤務時間は異なります。
■休日
ホテルスタッフは、基本的に週休二日のシフト制になっています。
観光地のホテルは週末にお客様が集中するため平日が休日となることが多いです。一方、ビジネス利用のお客様が多いホテルは土日の休日が多くなります。
また、GW、夏休み、冬休みなど世間が休みの時期はホテルの繁忙期なので、その時期に休みを取るのは、難しい傾向があります。
■残業
多くのホテルが2交代制、3交代制を取っており、自分の仕事が終われば次のシフトに入るスタッフに引き継ぐため、基本的には残業は少ないでしょう。
繁忙期やイベント開催にあわせて残業が発生することもありますが、そこまで過剰な残業をすることはないでしょう。
■夜勤
ホテルは24時間体制で営業しているため、フロントなどの宿泊部門のスタッフには夜勤がつきものです。夜勤のシフトは夕方〜夜間から早朝までの勤務となることが一般的です。
1-5.やりがい・楽しさ
ホテルスタッフならではのやりがいや楽しさもたくさんあります。
例えば、以下のようなことにやりがいや楽しさを感じることが多いようです。
・世界中からいらした人と出会い、コミュニケーションを取ることができること
・お客様から感謝の言葉をいただいたとき
・レベルの高いサービスを極められること
・語学力を活かすことができること
・さまざまな分野のプロと一緒に働けること
自身が気持ち良く働けることは、お客様に満足してもらえることにもつながります。
そのため、ホテルで働くことは、常に向上心をもって業務に励むことができ、非常にやりがいのある楽しい仕事といえるでしょう。
ホテルに就職することについてイメージができたと思います。
次章では、実際にホテルに就職するにはどのような学歴や資格が必要なのか、具体的な資格や学歴を例に出して解説していきます。
2.ホテルに就職するために必要な学歴や資格とは
ホテルスタッフには、突出した学歴・資格がなくてもなることができます。
しかし、採用選考を突破する上で知識やスキル、マインドを身に付けていると選考を有利に進めることができます。
2-1.ホテルへ就職する進路選択のルート
前述の通り、ホテルに就職するには、高校卒業以上の学歴であれば問題ありません。
実際にいくつかのホテルでは、高校卒業者で特に資格を持っていない人も採用しています。
しかし、どの進路を選択するかによって選べるホテルの幅や職種に違いが生まれます。
オススメするのは、専門学校か短大への進学ですが、大学進学や高卒で就職することでもメリットはあります。
2-2-1.専門学校・短大に進学するメリット
専門学校・短大卒であれば、大学卒に比べ2年早く働き始めることができ、大学卒とキャリアアップにもあまり差はありません。
専門学校・短大に進学に共通するメリットは以下の2つです。
(1)大学卒と比べ入社後のキャリアアップにあまり差はない
(2)大学卒と比べ2年分多く給料をもらえる
また、専門学校に進学することで生まれるメリットは以下の2つです。
(1)働く上でのスキルやマインドを身に付けることができる
(2)企業からの信頼が厚いため、就職する際にメリットがある
専門学校では、実践的なスキルや必要な基礎知識が身に付けられることに加えて、就職活動のサポートも手厚く行っています。
2年間ですぐにホテルで働くことができ即戦力として活躍できるため、専門学校に進学することはホテルスタッフになる1番の近道と言えます。
ホテルに就職目指す方に専門学校への進学へのオススメしている理由について、詳しくはこちらで解説しています。 |
2-2-2.大学に進学するメリット
大学卒であれば、専門学校・短大卒より、将来の幅を広げられます。
大学に進学するメリットは以下の3つです。
(1)将来ホテル経営に携わる役職に就ける可能性もある
(2)採用選考に応募できるホテルの幅が広がる
(3)専門学校・短大卒や高卒よりも初任給が高く設定されているホテルもある
ホテルの経営に携わる役職につく人は大学卒の方が多い傾向にあります。トップを目指すのであれば、大学卒である方が良いでしょう。
その他のメリットも魅力的ではありますが、専門学校・短大卒とあまり差はないと言えます。他の業界に就職した時と比べると大学卒でホテルに就職するメリットはあまり感じることができないでしょう。
2-2-3.高卒でホテルに就職するメリット
高校卒の場合、いち早くホテルに就職でき、働きながら必要なスキルやマインドを身に付けることが大きなメリットです。
ただし、高校卒だと採用地域が限られてしまう場合があります。専門学校や大学へ進学した方が採用を行っているホテルの幅が広がる可能性が高いため、基本的には進学をおすすめします。
専門学校から一流ホテル/海外ホテルに就職を目指すことも可能
■一流ホテル
専門学校からでも十分に就職可能です。
例えば当ブログを運営する神田外語学院からは、帝国ホテル、ホテルニューオータニなどの老舗一流ホテルやアンダーズ東京、コンラッド東京などの高級外資系ホテルに毎年内定者を輩出しています。
■海外ホテル
海外ホテルへの就職方法は2種類あります。
(1)自分で現地採用の求人を探す
(2)専門学校に届いている求人票に応募する
ホテルでの就業経験がないと、就労ビザが下りないことがほとんどです。どうしても海外ホテルで働きたい場合は、専門学校に届く求人票から応募しましょう。
例えば、神田外語学院には、ホテルオークラアムステルダムから毎年、ホテルオークラマカオから数年毎に求人票が届きます。
また、日本でホテルスタッフとしてのキャリアを積んでから海外ホテルに挑戦することも十分に可能です。
スキルがあれば、就労ビザも取得しやすくなり、海外ホテルで働くことができる可能性がグッと高くなります。
2-2.特別な資格は必要ないが、就職活動に役立つ資格もある
ホテル系の資格と取っておくと採用の際にプラスに働く場合があります。
「就職活動を少しでも有利に進めたい」
「少しでも自信を持って採用試験に臨みたい」
という場合は、以下のような資格を取得することをオススメします。
■ホテルビジネス実務検定
ホテルの実務知識の体系的理解度を測定するための評価基準となる検定試験です。
ホテルビジネス実務検定試験
■マナー・プロトコール検定
日本人として社会人として必須のマナーやプロトコール(国際儀礼)に関わる知識と技能を認定する資格です。
マナー・プロトコール検定
■ブライダルコーディネート技能検定
ブライダルコーディネーターとして必要とされる技能が一定の基準を満たしているかを測定する検定です。
ブライダルコーディネート技能検定
■秘書技能検定
社会に出て働く人なら誰でも備えておかなければならない基本的な常識をはかる検定です。
秘書検定
■TOEIC
日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する世界共通のテストです。
TOEIC
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資格取得を目指して勉強する中で、ホテルの業務に対して理解が深まり、具体的に仕事内容をイメージできることによって、ホテル選びや面接の際の志望動機の作成などにも役立ちます。
2章では、ホテルスタッフになるための進路選択と資格について解説しました。
では、実際に就職する際にホテルを選ぶにはどのような基準で選べばいいのでしょうか。
次章では、ホテルの選ぶポイントを3つ紹介します。
3.就職にオススメのホテルを選ぶポイントとは
ホテル選びのポイントは以下の3つです。
(1)自分に合ったホテル
(2)多くの予約が入っているホテル
(3)利益を出しているホテル
それぞれ詳しく解説していきます。
3-1.自分に合ったホテル
ホテル就職には、自分に合ったホテルを探すことが1番重要です。
なぜなら、ホテルは大きく分けると6種類のタイプに分かれており、タイプによって働き方や雰囲気などに大きな違いがあるからです。そのため、ホテル側も雰囲気が合っている人を採用しやすい傾向にあります。
以下の表をご覧ください。
例えば、沖縄の海辺にあるホテルと東京駅の近くにあるホテルに泊まるお客さまの雰囲気や、お客さまがホテルスタッフに求める対応は違いますよね。当然ホテル側も雰囲気やスタッフの働き方もガラッと変わってきます。
そのため、事前に自分が「どのような場所で(立地)」「どのようなお客様に(客層)に」おもてなしをしたいのかをよく考えることが必要です。
上記の図のようにホテルの立地や資本によってカテゴリー分けをしましょう。自分に合ったホテルを探すことで、就職後のミスマッチを防ぐことができます。
ホテルマンになる方法について詳しくは、こちらの記事もご覧ください。 |
3-2.多くの予約が入っているホテル
多くの予約が入っているホテルは、お客様からの人気も高く、就職先を選ぶ際にひとつの指標になります。
お客様からの人気が高いということは、
・お客様のニーズに応えられている
・サービスの質が高い
・従業員のレベルが高い
ということが考えられるからです。
このようなホテルは、従業員の満足度も高く、就職先としても人気があります。
例えば、一休の予約ランキングでは以下のホテルがTOP10に入っています。
引用:一休.com 全国のホテル予約ランキング
※執筆時、2020年3月30日時点のランキングを参考にしています。
予約ランキングだけを見て就職先を決めるのはオススメしませんが、ホテル選びの際のポイントのひとつとして利用することは十分参考になると言えます。
3-3.しっかり利益を出しているホテル
利益を出しているホテルは、経営状態も良く、お客様はもちろん、従業員にも利益を還元している場合が多いため、就職先としてオススメできます。
例えば以下のようなメリットがあります。
・ホテルが倒産するリスクが低くなる
・給料がアップする可能性がある
・ホテル(施設)の新築/改装などで新たなお客様を呼び込める
・雇用が増加し、従業員が増え、負担が減る
以上のことからまずは、利益の取れている経営を行うことが出来ているかを確認してみましょう。
利益を出しているホテルの見分け方
利益を出しているかは、「売上高経常利益率」で判断することができます。
「売上高経常利益率」は、企業の有価証券報告書を見ることで確認することができます。
ここでは、例として日系ホテルの御三家と呼ばれる帝国ホテル、ホテルオークラ、ホテルニューオータニ東京を運営する
・株式会社帝国ホテル
・株式会社ホテルオークラ
・株式会社ニュー・オータニ
を比べてみましょう。
※業界平均値は、株式会社TKC「令和元年版 TKC経営指標(要約版)」のデータを元に作成
※優良ホテル・旅館平均は、優良企業34社の平均値12.0%
※黒字ホテル・旅館平均は、黒字企業711社の平均値6.0%
・株式会社帝国ホテル 有価証券報告書 第178期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)実績
・株式会社ホテルオークラ 有価証券報告書 第76期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)実績
・株式会社ニュー・オータニ 有価証券報告書 第56期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)実績
例に挙げた3つのホテルでは、(株)ニュー・オータニが10.7%と1番高いです。
(株)ニュー・オータニと(株)帝国ホテルは、平均値を上回っており、十分に利益を出しているホテルといえます。
また、優良旅館・ホテルといえる基準は、売上高経常利益率が12.0%を上回っているホテルとなり、経営状態が非常に良いホテルと言えます。
このように希望するホテルの売上高経常利益率を確認し、いくつかのホテルで比較して見るようにしましょう。
※2021年7月現在は、新型コロナウイルスの影響で経営状態が悪化している場合がありますので、別途企業に経営状態の確認をしましょう。
売上の増減を確認することも大切
ホテルの中には、売上高経常利益率は高い水準であるにもかかわらず、売上が年々減少傾向にあるホテルもあるかもしれません。
売上が年々減少している場合は、経営に何らかの問題が発生している場合があるので、売上高経常利益率に加えて過去3年程度の売上の増減もあわせて確認するようにしましょう。
少しでもホテルへ就職できる可能性を上げるためには、自身の強み(武器)を持っておくとよいでしょう。
次章では、採用選考に自信を持って進めるように必要なマインド・スキルについて解説します。
4.ホテル業界に就職するために求められるのはホスピタリティと語学力
ホテルが重視しているのは、「ホスピタリティ」と「語学力」です。
この2つの力を高めていくことが、ホテルに就職する近道です。
それぞれ詳しく、解説していきます。
4-1.ホスピタリティが高い人が求められている
「ホスピタリティ」とは、
・基本マナー
・気くばり
・心くばり
から成り立っています。
採用選考の過程では「ホスピタリティ」が高い人が採用されやすい傾向があります。
それはお客様に満足・感動していただくには、マニュアル通りの対応ではなく、それぞれのお客様に合わせた、マニュアルを超えた、予想をいい意味で裏切るサービスの提供が必要だからです。
自身の「ホスピタリティ」を高めていくことが、ホテル就職のポイントです。
さらに詳しくはこちらの記事をご覧ください。 ≫ホスピタリティ・マインドや、人間力の高い人が求められている |
4-2. 一定の語学力が必要
ホテルでは多言語に対応できる人材を求めている傾向があります。
特に都心部、空港の近く、有名な観光地の近くにある、外国人の方が多く滞在するホテルに就職する場合は必須です。
ここでは日系ホテルと外資系ホテル、それぞれにおいて特に求められる英語力を中心に見ていきたいと思います。
新卒の採用選考の際にTOEIC®600点以上を取得していれば、どのホテルでも受験資格を満たしているといえます。
採用選考に対して不安がある方は、少しでも内定確率を上げるために英語力を磨くことをオススメします。
ホテルスタッフに必要な英語力についてさらに詳しく知りたい方は、良ければこちらの記事をご参照ください。 |
5.ホテル就職には神田外語学院国際ホテル科がオススメ
ホスピタリティと英語力を身につけて、ホテルへの就職を目指すなら神田外語学院の国際ホテル科がオススメです。
神田外語学院の国際ホテル科では、ホテル業界に関する知識を習得することはもちろん、ホテル業界で広く求められている「ホスピタリティ」や「語学力」を学びながら2年間でホテルへの就職に備えることができます。
ホテルでの就業経験豊富な教員や就職センターでホテルに就職するためのサポートも行っています。
また、外国語の専門学校の強みを活かし、基本的な英語力を身に付けると共に就職後に役立つ「ホテル英会話」なども学ぶことができます。
今回は、そのカリキュラムの一部をご紹介します。
5-1.ホテル業界への就職が強い
神田外語学院は、毎年多くの学生を有名ホテルに送り出しています。
2017年~2019年 卒業生のホテル就職者数は198名!
主な進路先は以下の通りです。
5-2.多くの卒業生を輩出しており、ホテルからの信頼が厚い
神田外語学院からホテルへの就職はほぼ100%求人票から決まっています。
求人票とは、企業から学校に向けて送られてくる採用情報です。ホテルによっては学校を選んで求人票を出しています。
確かな「語学力」と「ホスピタリティ」を持っている神田外語学院の卒業生が、いまも多くのホテルで働いており、さまざまな場所で活躍しているので、多くのホテルから神田外語学院へ求人票が届きます。求人票が届くことはホテルからの信頼の証と言えます。
5-3.「ホテリエデザイン」で自分に合ったホテルが探せる
「ホテリエデザイン」という授業では、ホテル業界の研究を行い、ホテルの種類や外資系ホテルと日系ホテルの違い、自分に合ったホテルを探します。
前述した通り、日本には多くのホテルがあります。単にホテルに就職するならどこの学校・学科でも問題ないですが、この授業は、たくさんあるホテルの中でどこに就職したら自分が活躍できるかを考えられる内容になっています。
また、採用選考の基本や求められる人材像などについても勉強していきます。就職活動前には、面接についての授業がありクラス全員の前で実際の面接練習も行います。面接準備やスーツの着方、女性は面接に向けたメイクの仕方も学びます。
5-4.共通英語科目で業務に必要な英語力を強化できる
1年次から毎週1コマ90分×9コマ(=13.5時間)の英語共通科目で総合的な英語力の強化を図ります。
◆外国人教員から「英語で英語を学ぶ」
必修共通科目の国際コミュニケーション英語(EIC)では週5回、外国人教員から英語で英語を教わることで、「読む」「聞く」「書く」「話す」の英語4技能を強化します。
授業は20名以下の少人数の習熟度別クラスで、日本語禁止という環境で行われています。授業以外の時間でも留学生と英語で会話ができるECL(English Conversation Lounge)などを活用することで、生きた英語を自分のものにすることができます。
EICについては以下のページで詳しく紹介しています。 共通科目 EIC(English for International Communication) |
◆ホテルスタッフに有利なTOEIC「600点」をクリアするTOEIC®対策講座
神田外語学院2年制のTOEIC®平均点数
TOEIC ®対策の授業が週2コマあり、習熟度に合わせたクラス編成で着実なスコアアップを目指すことができます。神田外語学院2年生のTOEIC ®平均点は627点。ホテルスタッフに必要な「600点」よりも高い点数です。
≫神田外語学院の教育の特長について以下の記事もご覧ください!
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。
ホテル就職について、十分にお分かりいただけたかと思います。
最後に本記事で解説した内容をまとめるとポイントは以下の5つです。
(2)ホテルに就職するには、特別な学歴・資格は必要ありません。
(3)ホテル選びのポイントは以下の3つです。
1、自分の性格に合ったホテル
2、予約が多く入っているホテル
3、しっかり利益を出しているホテル
(4)ホテルに就職する難易度はホテルのタイプによって変わります。
(5)ホテルが最も重視しているのは「ホスピタリティ・マインド」と「語学力」です。
この記事を読んでホテルへの就職に向けて、準備を進めていってください。応援しています。