共通科目・選択科目Common Subjects / Electives

英語力を養う、学科の枠を超える

共通科目では主に英語力を磨き、選択科目では学科の枠を超えて幅広い分野の授業を履修

共通科目

EIC(English for International Communication)

EICディレクター
EICディレクター John Appleby 先生

外国人教員が英語で英語を教える授業

EiC(国際コミュニケーション英語)は、創立以来、神田外語学院が長年研究してきた英語運用能力を育てる授業で、「Communication Strategies」「English Foundations」「English in Practice」「Ideas & Opinions」「Project Change」という5つの科目から成り立ちます。
1年次には、外国人教員から英語で英語を学び、2年次には英語でさまざまなトピックについて学ぶとともに、それらに対する意見やアイデアを発信する力を養います。英語を自己表現のツールとして使いこなすための4つの力、コミュニケーションカ(Communication)・論理的思考力(CriticalThinking)・創造力(Creativity)・協働力(Collaboration)を養うことで、グローバル社会で活躍できる人材を育成します。

 

KIFL4Cs

国際社会で求められるのは、いかにして英語を自己表現のツールとして使いこなせるかどうか。そのために必要な「4つの力」があります。EICでは英語とともに、この4つの力を身につけます。

 

1. Communication(コミュニケーションカ)・・・場と状況、目的を正確に理解し、適切な表現で伝える力。

2. Critical Thinking(論理的思考力)・・・収集した情報を的確に理解・判断し、それらに対する意見や提案を口頭や文章で表現する力。

3. Creativity(創造力)・・・発想やアイデアをどう表現するか、創造的に考え行動する力。

4. Collaboration(協働力)・・・チームとして、他者と知識を共有して協働し、学びながら課題を解決する力。

 

これらは経験により身につくもので、AIには担うことのできない力です。

2年間で英語の4技能とこれからの時代に求められる4つのスキルを身につけます。

7 points of EIC(EIC7つの特徴)

1. No Japanese(クラス内は日本語禁止です)

語学の上達には「その言語で考える」トレーニングが必須です。教員とはもちろん、クラスメイトとも英語で会話し、英語を使う環境に身を置くことが大切です。

2. 5 Times / Week(週5回あります)

1コマ90分間の授業が、1年次に週5回、2年次に週4回あります。毎日英語を使うことで、英語で考え、話すことが日常となり、特別なことではなくなります。これが上達の秘訣です。

3. 20 Students(少人数制クラスです)

クラスは20人以下の少人数制で、習熟度別にレベル分けされます。 教員との距離が近いことも重要なポイントの一つです。

4. 12 Teachers(2年間で、最多12名の外国人教員から習います)

担当教員は学期ごとに代わるので、さまざまな国・地域出身の外国人教員の英語にふれられるとともに、それぞれの文化を肌で感じることができます。

5. Task-Based(タスクベース学習法)

教員やクラスメイトとコミュニケーションをとりながら問題や課題を解決していくアクティブ・ラーニングです。実際にどのような場面で、どのように伝えるべきかを経験することで、場面と表現が結びつき、習得へとつながります。

国際コミュニケーション英語

6. Topic-Oriented × ICT Technology(最新の英語×デジタル教材)

入学時に貸与されるタブレット型コンピュータを用いて、さまざまなトピックを扱います。また、EiCオリジナル教材はすぺてデジタル化されています。

7. Communicative Approach(会話が飛び交う授業)

自分の考え、気持ち、経験などを教員やクラスメイトと自分の言葉で交わしながら授業が進められます。

HELP(Hybrid English Learning Program)

メタバース(仮想世界)で、英会話を体験します。

≪Hybrid≫とは、≪混成・混合≫を意味しますが、HELPの授業では、教室(現実)とインターネット(仮想世界)の2つの空間を舞台に英語を学んでいきます。教室では、日本人教員から、海外で遭遇するであろうシチュエーションに応じた英会話表現や文化的背景などを学び、クラスメイトとロールプレイを行います。そして、そのシチュエーションをインターネット上に再現した仮想世界で、外国人教員との英会話を体験します。教室で学んだことを実際に仮想世界で使うことによって、英語が自分のものになっていきます。

 

ゲーム感覚で楽しく会話しながら、授業で学んだ表現を実際に使うことで実践的な英会話力を身につけます。

学生たちは、仮想世界に自身のアバター(分身)をつくり、操作します。会話のパートナーは、別室に控えた外国人教員。表現や発音などをチェックし、終了後にフィードバックをくれます。

会話タスクの一例

HELPは国内外の学会などで高く評価されています。

HELPは、仮想空間技術を教育に取り入れた事例として国内外の学会などで高く評価されています。アメリカ・バージニア州で開催された国際学会MODSIM※にて「仮想世界で英語を話すことは、英会話力の上達を促し、初対面の人と英語で話す場合、現実世界で話す時より緊張が緩和され、リラックスして話せることが確認された」という研究結果とその取り組みを発表し、聴講者から多くの好評をいただきました。

※ MODSIMとは
アメリカ航空宇宙局(NASA)をはじめ、多くの教育・医療・軍の研究機関など世界各国の研究者や技術者により、IT教育・コンピュータを駆使した国家安全保障、高度コンピュータ技術、医療技術などの最新の研究発表が行われる学会。

TOEIC®

自侶を持って社会で活躍できる英語力を身につけます。

習熟度別に細かくレベル分けしたクラスで学びます。例年、英語専攻科だけで約20クラス、そのほかの学科混合で約20クラスが編成されます。さらに、1年次に4回、2年次に3回のTOEIC®受験を必須としており、教員はそのスコアから学生の苦手分野を分析し、効果的な学習方法を指導していきます。2年次進級時には、このTOEIC®のスコアをもとにクラスを再編成するため、進級後も学習習熟度に合った環境で学ぶことができます。また、在学中に700点以上取得すると申請により、卒業後に資格取得奨学金が授与されます。

TOEIC講座
TOEIC®講座担当 加藤武彦先生

TOEIC®のスコアアップには、「英語力」「テスト力」「努力」の3つの力が必要です。TOEIC®の授業では、ビジネスシーンで使える英語力の向上はもちろん、効果的なテストスキルや努力を継続することの大切さも学んでいきます。

英語基礎演習(英文法)

英語の4技能向上に不可欠な英文法の知識を身につけます。

「読む・聞く・書く・話す」という英語の4技能向上に英文法の知識習得は欠かせません。英文の構造や品詞の働きを正確に理解し、英語を使って自分の意図を正しく伝えられるようにします。共通科目「EIC」「HELP」「TOEIC®」と同様、習熟度別にレベル分けしたクラスで学びます。

ICT(Information & Communication Technology)

1年次:「ビジネスソフト・トレーニング」

2年次:「データサイエンス入門」「メディアデザイン」

 

ビジネスで必要なパソコンスキルを習得します。

最新テクノロジーを駆使する能力は、これからの時代を生きるうえで欠かせないもの。1年次は、デジタルリテラシーを高め、Microsoft Office Specialistの資格取得をめざします。2年次には、データ分析をマーケティングに活用するための思考力を身につけます。また、映像制作を体験し、編集などの基本技術を学びます。

キャリア開発

現代社会を生き抜くうえで、求められる能力を身につけます。

2年間を通して、社会人基礎力を養成します。1年次には企業の採用試験対策や企業研究を行い、2年次には具体的な事例を用いて社会や企業を見る目を養います。

選択科目(3学期)

将来の夢や目標に合わせて、スキルアップをはかります。

3学期は共通科目や専門科目のほかに、学科の枠を越えて幅広い分野の授業を履修することができる「選択科目」が設置されています。将来の目標や目的に合わせて科目を履修します。

〈例〉

  • 外国人教員が担当する授業を集中的に履修し、さらに英語力を伸ばす。
  • 資格・検定試験の対策講座を履修し、資格取得をめざす。
  • 第二外国語(フランス語、韓国語、インドネシア語、ベトナム語など)を勉強する。
  • 大学編入学をめざし、経営学や社会学などを履修する。

キャリア教育科目

自ら主体的に考え、キャリアをデザインしていく力を身につけます

共通科目「キャリア開発」で社会人としての基礎力を身につけながら、選択科目「キャリア教育科目」を履修することで、キャリアをデザインしていく力を養成します。