国際ホテル科2年次の専門科目「宿泊実務&マネジメント」は、宿泊部門各セクションの業務内容と実務スキルを学び、宿泊マネジメントの基礎を理解する科目です。本日の授業では、学生がホテルのコンシェルジュとなり、4組のお客様からのご要望と、時間や予算の制約に沿った「おすすめプラン」を考え、グループごとにプレゼンテーションを行いました。
海外からビジネスで来日したゲストは夕刻のフライトで帰国予定。ジブリアニメとドラえもんに夢中になっている子供にお土産を買いたいので良い場所を教えて欲しいというご要望です。各グループは、フライトに間に合うようタイムスケジュールをしっかりと考えた上で、魅力的なプランを提案していました。「ジブリストアどんぐり共和国」や「ドラえもん未来デパート」等、思わず足を運びたくなるような店舗を紹介するチームも。フライトの時間や空港までのアクセスなど現実性を考慮しつつも、プランの内容からは発想力の高さが感じられます。
最新インスタ映えスポットを巡りたい20代前半カップルは夕食の予算があまり無いという設定。このグループは、幻想的な世界が広がるチームラボプラネッツとテラス席のあるお台場のおすすめレストランを提案していました。また、ディナーコースの料金に関する先生からの質問にもしっかりと答えられており、入念に発表の準備している様子が伺えます。他のグループからは、マルセル アクアパーク品川や渋谷スカイなどと共におしゃれなカフェやレストランでの夕食が紹介されました。
東京近郊で日本の歴史や自然に触れたいという海外からいらした40代のご夫婦には、鎌倉観光をご提案。日本の文化や伝統を感じさせる寺院や大仏を取り上げていました。発表のスライドには、おすすめスポットの画像が多く取り入れられており、イメージが膨らみやすいようにするためのアイデアが散りばめられていました。箱根や横浜を提案するグループもあり、それぞれが工夫を凝らしたプランを発表してくれました。どの学生も、お客様に話すように丁寧に言葉を選び、笑顔でしっかりとご要望に応えようとしていることが伝わってきました。
-発表を終えて-
発表を終えた学生たちからは、「人前で発表するのは緊張したけれど、お客さまに自分の考えたプランを提案することにやりがいを感じました」という声や、「実際にホテルでコンシェルジュとして働いたときに、お客様に対してスムーズに対応できそう」という声も聞かれました。インタビューを通して、今回の発表を活かして今後につなげていきたいという積極的な姿勢が強く感じられました。