英語専攻科の学生が外務省在外公館派遣員試験に合格

2018.02.13


 

在ケニア日本国大使館派遣 田島 奈英さん(英語専攻科2年生 埼玉県南稜高校出身)

この度、本学英語専攻科の田島 奈英さんが第87回外務省在外公館派遣員試験に合格し、2018年3月より在ケニア日本国大使館に在外公館派遣員として2年間派遣されます。
 
外務省在外公館派遣員制度とは・・・海外にある日本の在外公館(大使館、総領事館、政府代表部、領事事務所)に人材を派遣する制度です。主として、語学力を活かし館務事務補佐をしつつ、国際社会での経験を積み、友好親善に寄与することを目的としています。(2018年2月現在、任期は原則2年)

「英語を使って海外で働きたい」、私にぴったりの仕事だと感じました。
在外公館派遣員のことは、入学後すぐのオリエンテーションでプリントが配られたので知ってはいました。しかし、その時はまだあまりピンと来ていませんでした。その後、友達に連れられて学内の在外公館派遣員試験説明会に出てみた際、「英語を使って海外で働きたい」と思っていた私にぴったりの仕事だと感じ、それから在外公館派遣員になることを目指し始めました。

 

1年に2回しか試験がないのですが、早い段階から試験対策を始めることができたので、初年度に2回試験を受けることができました。しかし、1回目、2回目と結果が思うようにいかず、落ち込んでいました。そんな中でも、めげずにひたすら勉強をし、2年目の今年、3度目の正直でようやく合格。合格の電話が来た時には、嬉しくて思わず号泣してしまいました。

 

明治神宮での通訳実習の様子(左から3番目)


 
高校時代、英語以外にもダンスなどさまざまなことに興味があり、進路選択に迷っていました。そこで尊敬する英語の先生に相談したところ、「田島さん、英語得意だし、ここで英語をあきらめて他の道に進むのはもったいないよ。英語をもうちょっと頑張ってみたら?」と勧めていただいたのが、神田外語学院でした。その後も何かでつまづいた時には先生に相談をし、アドバイスをもらっていました。この在外公館派遣員試験の合格もすぐに先生に連絡し、「おめでとう!」と、自分のことのように喜んでもらえました。
 

浅草での通訳実習の様子(前列左)


 
神田外語学院に入学してからは、日々の授業で毎日出される課題に手いっぱいになりながらも、少しずつ英語力を上げていきました。特に通訳翻訳専攻の門田先生の授業「通訳・翻訳演習」はとても勉強になりました。
 
通訳翻訳専攻では、実際に明治神宮や浅草に来ている外国人にお参りの仕方などを英語で説明する通訳実習があります。そこで学んだことが実際の試験でも活かせる場面があり、この学校で学んだことは一つ一つ自分の糧になっているんだと感じられた瞬間でした。
 

ケニア派遣になったのは、運命かもしれない。

これからの2年間ケニアでの勤務は緊張と不安もあります。ですが、思い返してみるとコーヒーショップでアルバイトをした時に最初に覚えた豆の国がケニアだったり、神田外語学院のEnglish Conversation Lounge(外国人留学生と英会話を練習できるスペース)に初めて参加した時に話したのもケニアの方だったことをふと思い出し、私の派遣先がケニアになったのは、実は運命だったのではないかと思い、少しわくわくしています。
 

「後悔しないように生きたい」
私の将来の目標は「英語プラスα」を教えることのできる英語の先生になることです。ただ英語だけを教えるのではなく、グローバル社会を生き抜いていく上で必要な価値観を教えたり、外国に対するステレオタイプ(固定観念や偏見)を正しく導いたり、外の世界に目を向けてもらうために世界情勢について教えたりできるようになりたいと思っています。それを実現するために、2年間ケニアでの任期を終えた後に他の国で働いたり、海外に関わる仕事をすることで、まずは自分自身が世界を知っていきたいです。そして自分が吸収した知識や経験を還元する形で、生徒に「英語プラスα」を教えることができる先生になれるように頑張ります。

 

在外公館派遣員試験に合格し、英語を使って海外で働くことのできるチャンスを得られたのは、高校時代、進路に迷っていた時に導いてくれた先生、在外公館派遣員の説明会に連れて行ってくれた友達、そして合格できるまで親身になって指導してくださった久保谷先生はじめ、神田外語学院の先生方や一緒に勉強した友達のおかげです。

 

その方々の応援を背に、私のモットーである、「絶対に後悔しないように生きたい」という想いを胸にケニアでの一日一日を糧にし、頑張っていきたいと思います。

 

外務省在外公館派遣員として活躍している卒業生

■在ジンバブエ日本国大使館/大石 研斗
■在ガーナ日本国大使館/高倉 雄介
■在オマーン日本国大使館/小川 朱美
■在ニカラグア日本国大使館/鈴木 竜矢
■在ジッダ日本国総領事館(サウジアラビア)/田中 健也
■在ムンバイ日本国総領事館(インド)/板垣 晶子
■在ハガッニャ日本国総領事館(グアム)/上野 優美
■在ニューヨーク日本国総領事館(アメリカ合衆国)/井坂 恩

 

在学生・卒業生55名が世界の様々な国で活躍しています。
【神田外語学院/神田外語大学(姉妹校)実績】(2018年2月現在)
そして、今回田島さんと共に神田外語大学・神田外語学院併せて17名が各国在外公館に派遣されます。

 

外務省在外公館派遣員のすゝめ

神田外語大学 グローバル・コミュニケーション研究所
久保谷 富美男先生

 

「異文化や外交の仕事を肌で感じて次のステージを登りつめよう!」

海外で活躍したいという目標を持つ学生たちのキャリアの選択のひとつに、外務省在外公館派遣員制度があります。
 

「+α・+β」グローバル教養講座


 
在外公館派遣員の採用試験には、外国語のほかに教養、作文、適正検査、面接などがありますが、内容は公開されていないので、不安に感じている人が多くいます。しかし、私は一般企業の就職試験と大差はないととらえています。在外公館でも、企業と同じように共に働きたい人を求めているのです。外国語の能力だけではなく、グローバルなマインドや基礎的な教養を備えているか、社会人として人と接することができるかどうかが問われているはずです。
 
専門学校や大学で外国語を学んだ学生が、能力をすぐに活かして海外の公的機関で働くというのは、一般的には経験できないキャリアです。また、神田外語学院は、多数の派遣員試験合格者実績のある専門学校です。ただ、派遣員になることは、ゴールではありません。現地の文化、風習、習慣を肌で感じながら自分自身を高めて、次のステージを登りつめてほしいですね。
 

「+α・+β」グローバル教養講座を開催

在外公館派遣員には、通常カリキュラムの外国語に加え、コミュニケーション能力、グローバル・マインド、基礎教養などが必要となります。それらを総合的に学ぶため「+α・+β」グローバル教養講座を開催しています。

 

「+α・+β」グローバル教養講座はグローバル・コミュニケーション研究所が主催しています。先輩たちの体験の蓄積をもとに、同じ志を持つ仲間とともに地道な学びを継続しています。これから入学される新入生並びに在学生・卒業生の皆さんも希望される方は、いつからでも参加可能ですので下記まで気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

神田外語大学 グローバル・コミュニケーション研究所
久保谷 富美男(元在オランダ日本国大使館派遣員)

TEL:043-273-2324
E-mail:kubotani@kanda.kuis.ac.jp