インドネシア・ブディルフール大学とのオンライン国際交流プログラム-Final Presentation-が実施されました

2021.07.13

▲今回のオンライン国際交流プログラムに参加した学生と先生。キーラン先生は日本の浴衣を身にまとい、最終セッションを盛り上げました。

全10週間に渡る、神田外語学院とインドネシア・ブディルフール大学とのオンライン国際交流プログラム。6月29日、このプログラムの最後のセッション及びクロージングセレモニーが実施されました。

The Final Presentation has started!

最終回のプログラムは、学生たちによるプレゼンテーション。神田外語学院とブディルフール大学の学生が混ざり合い、今回は4つのグループを編成しました。SDGsや社会問題、アニメや漫画といったポップカルチャーなど、各グループはプレゼンテーションに向けてオンライン上でさまざまな意見交換を実施。そしてプログラムの最終回ではその成果を動画で紹介します。学生たちは日本とインドネシアの垣根を越え、今日この日のために協力し合いながら準備をしてきました。

Group1:Cool Japan & Indonesia

最初のグループのテーマは「Cool Japan & Indonesia」。さまざまな視点から、インドネシアと日本の文化を徹底的に比較しました。日本の温泉、原宿ファッション、おもてなしサービス、学校給食。そして、インドネシアのさまざまな宗教や言語。お互いの国自慢を紹介し合いました。当たり前だと思っていたものが、実は相手にとっては馴染みのないことも。ディスカッションを通して、学生たちはお互いの国の良さについて改めて認識できたようでした。

お互いの国のソウルフードの紹介も。神田外語学院の学生が日本のラーメンの魅力を語ると、インドネシアの学生からは「美味しそう!」という声が。

Group2:Income Gap

続いてのグループのテーマは「日本とインドネシアの所得格差」について。昨今の新型コロナウイルスによる影響や男女間の格差、そして最低賃金の違い。所得格差が生じてしまう背景を、さまざまな側面から学生目線で分析した結果を報告してくれました。そこから見えてきたお互いの国の現状、そして国内の所得格差を減らすために必要なことは何か。国家規模の大きな問題に対し、学生ならではの意見を分かりやすく提示していました。

AI技術の発展により今後もさらに深刻化することが予想される、日本とインドネシアの国内所得格差。これに対し、若者の視点から政府への提案も。

Group3:Birth Rate

このグループテーマは「日本とインドネシアの出生率」について。少子高齢化は日本にとって最も深刻な社会問題の一つです。日本とインドネシアの現状、そして出生率を改善するためにお互いの国がどのような対策を実施しているのか。このグループでは、海外のテレビショー風に動画を制作。出生率にまつわるトピックスについて、パネリスト役である学生たちが回答していきました。

ユニークな動画演出が光ったGroup3。海外の討論番組を彷彿とさせる動画で、出生率について楽しく学ぶことができました。

Group4:Environment

最後のグループのテーマは「環境問題」。人間の行いがどのように環境に影響を及ぼしてきたか、そしてこれから私たちは環境のために何ができるのか。人類にとって普遍のテーマである環境問題に対して、学生視点の意見を動画にまとめてくれました。リサイクル活動がまだまだ活発ではない日本とインドネシア。デンマークなどの環境先進国との圧倒的な取り組みの差を指摘し、学生たちに対する意識改革をはかりました。

学生の視点から、私たちが環境のためにできることを動画で提案。ゴミ拾いの様子をSNSで拡散することで、若者に環境問題への意識づけをするという現代らしい意見も。

日本とインドネシアの学生が協力し合って作成した、力作ぞろいのプレゼンテーション動画。どの作品も独創性に溢れていて、各グループの発表後には毎回大きな拍手が巻き起こっていました。

Closing Ceremony

こうして、全グループの発表が無事終了。長いようで短かった今回の交流プログラムを終え、学生一人ひとりに英語で感想を発表してもらいました。すると、学生たちの手元には今回のプログラムを一言で表した言葉が。

お互いに母国語ではない英語を使った、国境を越えたコミュニケーション。最初はお互いの話すことを理解しきれず、満足にコミュニケーションがとれない状況を不安に思う学生が大半でした。しかし、ジェスチャーや簡単な単語を使用し、とにかく相手に伝えようと工夫をすることで、お互いの関係性に少しずつ変化が。気がつけば、お互いの国で流行っているものを教えあったりと、同年代ならではの会話を楽しむ姿がそこにはありました。

▲今回のプログラムで時間を共にしてきた仲間からのコメント
▲Kawaii(カワイイ)や Terima kasih(テリマカシー:インドネシア語で「ありがとう」)など、あえて英語ではなく相手の国の言葉をチョイスした学生も。お互いの国の言葉で感謝の気持ちを伝え合いました。

今回のプログラムについて、一生忘れることができない経験となったと話すインドネシアの学生や、自分の人生における新たなステップになったと語る日本の学生。いずれの参加者も、このプログラムからさまざまな学びを得たようでした。プログラムの最後には、お互いの先生や学長、学院長からのコメントが。学校全体での大きな取り組みとなった今回のオンライン交流プログラム。10週間という期間、意欲的に自分たちの課題に取り組んだ学生たちに激励の言葉が贈られました。

「Don’t hesitate. Let’s challenge!」

こうして幕を閉じた、神田外語学院とブディルフール大学のオンライン交流プログラム。今回参加した神田外語学院の学生たちに感想を聞きました。

―オンライン交流プログラムを修了した学生より―

「最初はインドネシアの学生たちに発言することをためらってしまい、悔しい思いをする場面もありました。しかし『日本が大好き!』と言ってくれるフレンドリーな彼らが、私たちが気づいていなかった日本の魅力をたくさん教えてくれました。気づけば、彼らと話せるこの時間が毎週楽しみになっていました。インドネシアの学生は何に対しても、自分の意見を明確にもっています。自分が疑問に思ったことはそのままにせず、『どうしてだろう?』としっかり向き合うことの大切さを彼らから学びました。これからも“Don’t hesitate!”の精神でいろいろなことに挑戦していきたいです」

英語のスキルだけではなく、自身のマインドの面でも大きく成長した学生たち。今回のプログラムで得た「ためらわずに、まずはやってみよう!」というポジティブな考え方。そして、日本とインドネシアの国境を越えた「かけがえのない友情」。これらの財産は、学生たちの今後の人生に大きな意味をもたらすことに違いありません。今回のプログラムで成長を遂げた学生たちの今後に期待です。