児童英語教育科の2年生が「オンラインクリスマスパーティ」を開催しました

2020.12.22

児童英語教育科2年生プロデュース「オンラインクリスマスパーティ」ダイジェスト動画

12月12日(土)、児童英語教育科の2年生が卒業発表として、子どものための英語のクリスマスパーティを開催しました。例年、神田外語学院に子どもたちを招いて行なっているパーティですが、今年度は新型コロナウイルスの影響でオンラインでの開催となりました。オンラインでも子どもたちに楽しんでもらえるんだろうか…集中力は続くんだろうか…不安を抱えつつ、ゼロからプロジェクトが始まりました。

 

新型コロナウイルス感染症の拡大は、子どもたちの生活にも大きな影響を及ぼしています。1学期には、児童英語教師として働いている卒業生から、子どもたちが新型コロナウイルスによって不安に思っているという話も聞きました。そんな子どもたちに、楽しいクリスマスの思い出を作ってほしい!という気持ちを全員がもってスタートした卒業発表です。

しかし、前例のないパーティを作り上げることは、簡単なことではありませんでした。まずは、どの配信プラットフォームを使いどのように配信するのかというところから、クラスの意見がふたつに分かれました。YouTubeで事前に録画したものを流すオンデマンド配信か、Zoomで子どもの顔を見ながらライブ配信を行うのか。どちらも学生たちが日頃から慣れ親しんでいる動画配信サービスですが、自分たちが発信者となるのは初めてです。それぞれの利点・欠点を考え、意見を出し合い話し合いを重ねた結果、前半がYouTube録画配信、後半がZoomライブ配信という形態をとることで話がまとまりました。また、保護者に事前にアンケートをとり、開催は午前と午後の2回行うこととなりました。

 

このように、試行錯誤しながら準備を進めていったパーティ。今回は午後の部のハイライトをご紹介します。

14:00。午後の部の配信予定時刻に向けて、カウントダウンが始まります。10・9…3・2・1、0!YouTube画面にあわせてみんなでカウントダウンをし、定刻に配信が開始されました。まずは、クリスマスの劇からスタートです。

クリスマス劇は、クリスマスの日にプレゼントがもらえない小人が、ひょんなことからサンタさん探しに出かけ、最後にはプレゼントがもらえるというかわいいお話です。2年次の専門科目であるStorytellingの授業で学んだことを十分に活かし、シナリオ作り、舞台設定からビデオ撮影、動画編集まですべて学生の力で行いました。動画編集では、子どもの興味をひくように、また、英語が分からない子どもでもストーリーが追えるようにさまざまな工夫をしました。一人ひとりが自分の役割をきちんと果たすとともに、お互いを補い合いながら、素晴らしいチームワークで作り上げた動画です。YouTube録画配信ですので子どもたちの顔は見えませんでしたが、後でとったアンケートによると、みんなとても一生懸命観てくれていたようです。

次は、クラフト(オーナメント作り)です。参加者の保護者に、子どもには内緒ということでプレゼントボックスをお渡ししておき、「みんなにもサンタさんからのプレゼントが届いているかな」という学生の問いかけを合図にプレゼントを渡していただく、という演出で行いました。子どもたちに喜んでもらえるように、クラフトの材料一つひとつに気を配り、とてもかわいいサプライズプレゼントとなりました。

YouTube動画配信の後は、Zoomでのライブ配信がスタートです。「3分前です!」というタイムキーパーのかけ声で、みんなの気持ちも引き締まります。YouTube担当の学生も裏方として大忙し。出席者の確認や、保護者の対応、進行の補佐などそれぞれが自分の役目を果たします。

午後の部では総勢19名の子どもたちをお迎えしました。クリスマスクイズでは、正解になると飛び上がって喜んでいる子どもの姿が見えます。次に行ったスノーマンカラーリングでも、色を確認しながら、子どもたちが一生懸命参加してくれました。色塗りをしている間に歌う曲は、ロンドンブリッジにのせて学生たちが作った替え歌です。裏方の3人が鉄琴を弾きながら伴奏をして、スノーマンが歌います。そして、最後のクリスマスダンス。午前の部の反省をいかして、ダンスや音量の調整などを行ったことで、たくさんの子どもたちがとても楽しんで踊ってくれました。反省を次に活かす。その臨機応変な”修正力”は、日ごろの実習で培った力です。

午前の部は子どもの顔を見る余裕がなかった進行役の学生も、午後は少し余裕が出てきました。一人ひとりの子どもを確認しながら進めていきます。たくさんの子どもたちが笑顔で参加してくれたことが、学生たちの大きなモチベーションとなったことは言うまでもありません。YouTubeとZoomのコラボイベントという学生の挑戦は、結果的に両方のいい点が発揮され、参加した子どもたちに楽しいクリスマスのひと時を提供できたのではと思っています。

「誰か一人でも欠けていたら、このパーティは成功しなかったですね。」パーティが終わった直後のある2年生の言葉です。その言葉通り、一人ひとりが自分の役目を果たし、いま何をすべきかを自ら考え、個々の力がかけ算となり大きな力を生み出したパーティだったと思います。学生同士、教員と学生が「共に学び、共に育ち」ながら作り上げた、まさに「2年間の集大成」にふさわしい活動になりました。この経験は、卒業後、それぞれの進路に飛び立っていく2年生にとって、大きな力と自信になると信じています。

 

 

児童英語教育科 コーディネーター 関美紀子