授業紹介/ビジネスキャリア講演会

2020.12.22

コロナ禍という未曽有の事態により、次年度の採用見送りを発表する企業も出始めています。この逆境の中、就職活動を間近に控えた神田外語学院の学生たち。さまざまな業界や企業のこと、そして働く意味を考える場として、国際ビジネスキャリア科1年生の授業内で特別講演会が行われました。世の中にあるさまざまな業界では、どのような仕事しているのかを知ることで、漠然としたイメージでしかなかった「働く」ことが、より具体的に捉えられます。

国際ビジネスキャリア科 ビジネスキャリア講演会
第一弾『金融ビジネスを知る』
講師:神田外語学院 教務部 見村友哉 職員、池田政隆 先生

講演第一弾のテーマは、「金融ビジネスを知る」。講師は神田外語学院の卒業生であり、現在は学院の教務部で働いている見村職員。前職の信用金庫でのビジネス経験を活かし、金融業界について分かりやすく解説してくれました。講演では当時の写真をまじえ、「信用金庫と銀行の違い」や「総合職や一般職の違い」をレクチャー。身近な業界でありながら、知っているようで知らなかった金融ビジネスの裏事情に、学生たちもさまざまな発見があったようでした。

金融ビジネスについて講演を行う、神田外語学院卒業生の見村職員

講演も中盤に進むと、「新社会人として必要な資質」についての話題が。「新入社員が仕事できないのは当たり前。まず大切なのは、素直であること。是非、皆さんには職場で愛される人を目指してほしい」と見村さん。当時、取引先からおすすめされた本を必ず読んでいたことが商談成立に繋がったというリアルな体験談も。「だから、皆さんも課題には素直に取り組み、早めに提出してね」と見村さんが言うと、会場からは笑いが起こります。業界でキャリアを積んできた彼から「信用金庫で求められる人物像」が語られると、多くの学生が熱心にペンを走らせていました。

講演会の後半は、質疑応答タイム。「どんな学生を採用したいと思いますか?」「採用担当者にはどのようなアピールをすれば?」など、就職活動を間近に控えた学生からの切実な質問が飛び交います。

すると、学科担任の池田先生から「企業の採用説明会で質問をすることの大切さ」をはじめとした、就職活動における心得が説かれます。終盤になると「企業の採用担当者がどんな学生に内定を出したいか」という話が熱く展開され、学生たちは真剣な眼差しを向けていました。

就職活動における心得を熱弁する、学科担任の池田先生

最後に、講師の見村職員から「神田外語学院で過ごした日々が、自分の人生の中で最も成長できた時間だった。あのときに努力した経験が今の自信に繋がっています。皆さんも最後まで諦めずに就職活動を頑張ってください」と激励メッセージが。講演会に参加した学生に話を聞くと、「今日教えてもらったことを、早速今の学びの場で実践していきたい。まずは、授業の課題を余裕もって提出することから始めます」と答えてくれました。卒業生だからこそ伝えることができる、「神田外語学院で将来のためにしておくべきこと」。講師の方々の熱い想いは、学生たちにしっかりと届いたようでした。

国際ビジネスキャリア科 ビジネスキャリア講演会
第二弾『国際物流と日本通運のビジネスを知る』
講師:日本通運株式会社 海外引越事業支店 大杉様、斎藤様(IBC卒業生)

講演第二弾のテーマは、「国際物流と日本通運のビジネスを知る」。物流業界について学びを深めるために日本通運株式会社の方々をお招きしました。お越しくださったのは、日本通運株式会社 海外引越事業支店 総務 大杉浩気様、同じく総務で2018年3月に国際ビジネスキャリア科を卒業した斎藤紗弥乃様。

日本通運株式会社は、日本最大手の総合物流会社です。自動車輸送、鉄道輸送、海上輸送、航空輸送、引越し、倉庫などの物流事業全般を行っています。神田外語学院 国際ビジネスキャリア科設立以来、毎年日本通運株式会社様から内定をいただいており、13名の学生が就職しています。

まずは、斎藤様から日本通運の会社紹介とともに、「国際物流とは何か」「現在在籍している海外引越事業支店」についてお話をいただきました。

国際ビジネスキャリア科の卒業生ならではの視点で、就職活動時に自分が何を基準に会社選びをしていたか、アドバイスを含めながら説明されていました。人それぞれ「何を重視するか」は違いますが、斎藤さんは「今後変化していくライフスタイルに合わせて働けるかどうか」という観点で、勤務形態や福利厚生の面などを重視して、会社選びを行っていたそうです。

次に大杉様から、ご自身がこれまで担当されていた業務についてご紹介いただきました。

入社後は、内航船の船舶代理店業務、フォアマン(荷役責任者)、青果物の輸入手配、採用・労務管理などを担当されてきたそうです。特に青果物の輸入について詳しくお話をいただきました。海外から物が入ってくる過程では、写真を使って説明くださり、普段私たちが知らないような物流の流れが具体的に理解できました。

そして、最後に「働くとは?」というテーマで学生にメッセージが送られました。学生に「働く」とはどう思っているか質問を投げかけます。すると学生からは、「お金を稼ぐこと」「社会人と学生時代のアルバイトでは責任や評価が異なること」といった答えがかえってきました。

大杉さんは、「人それぞれ価値観が違うため、いろいろな回答があって当然。それは、自己実現をしたい、社会貢献をしたい、地位を築きたいなど、なんでも良い。しかし、その根底にやりがいがないと、仕事は継続できない。ある程度の収入になってくると、お金よりもやりがいを感じたい!そう思うようになってくる。自分がどんな仕事に興味を持つか、やりがいを感じるかを徹底的に考えてみることが就職活動をする際に最初にすべきこと。」と語られました。「まずは、自分のストロングポイントを見つけ、自分の得意な能力を存分に発揮できることを選ぶ。すると、やりがいを感じられて、結果的に働くことが楽しくなる。そんな会社を探しましょう。」と締めくくられました。

質疑応答の時間では、学生から「仕事で苦労した話を教えてください」「国際物流業界に就職を目指すにあたり、身につけておくべきスキルはありますか?」などの質問がありました。仕事の楽しさだけでなく、リアルな現状を伝えていただき、学生たちも真剣に就職活動に向き合えるようになったと思います。そして、学生たち一人ひとりに「企業について、働くことについてもっと知りたい」という気持ちが芽生えたはずです。

今回の講演会で国際物流業界についての知識が深まりました。今回のお話を受けて物流業界に興味を持ち、就職を目指す学生もいることでしょう。講演会で、業界について知り、自分に合った業界・興味がある業界を探すきっかけになったかと思います。これから迎える就職活動に向けて、しっかりと自分と向き合い、第一歩を踏み出してほしいと思います。