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アジア/ヨーロッパ言語科ベトナム語コース1年生が「第17回ベトナム語スピーチコンテスト」における「詩の朗読部門」にて優秀賞を受賞!~一念発起して挑んだベトナム語、将来に繋がる成果をつかんだ~

2023.11.29
本学のアジア/ヨーロッパ言語科ベトナム語コースに所属する佐藤賢見(まさみ)さんは、神田外語大学の主催で11月4日(土)に開催された「第17回ベトナム語スピーチコンテスト」の「詩の朗読部門」にエントリーし、さまざまな大学から参加する大学生をおさえ優秀賞を受賞しました。佐藤さんがエントリーした「詩の朗読部門」では、二つのベトナムの詩から一つを選択し、発音のレベルを競うというもの。佐藤さんが選んだ課題詩のテーマは「ふるさと」で、自然をイメージしながら発音したという佐藤さん。3カ月以上におよぶ先生との発音練習や自分専用のオリジナル単語帳で発音練習を繰り返し、みごと優秀賞をつかみました。
▲表彰される佐藤さん

「第17回ベトナム語スピーチコンテスト」 概要

主 催:神田外語大学

日 時:2023年11月4日(土)12時30分~17時00分

会 場:神田外語大学 ミレニアムホール

参加校:東京外国語大学、大阪大学、昭和女子大学、国士舘大学、関東国際高等学校、神田外語学院、神田外語大学

後 援:駐日ベトナム社会主義共和国大使館

高校、専門学校、大学など7校から約20名が出場し、カテゴリーA、Eでは詩の朗読、カテゴリーB~Dでは所定のテーマに沿ったベトナム語のスピーチを披露しました。休憩時間には神田外語大学の在学生によるトルン演奏や歌などが披露され、コンテストの合間に伝統文化を楽しみました。

佐藤賢見さんの声
今回出場した佐藤さんの感想や将来の目標についてご紹介します。

佐藤 賢見さん アジア/ヨーロッパ言語科ベトナム語コース1年生

 ベトナム語の発音や表現力を磨きたい、自分の実力を試してみたいと思い、今回コンテストに出場することを決めました。本番では、先生方に丁寧に教わったことや、自分が今まで練習してきたものをすべて出すことができたので、入賞する自信はありましたが、まさか優秀賞とは思っておらず驚きました。

 私は大学卒業後に一度お菓子会社に就職しており、入社後に京都の店舗に配属となりました。場所柄、外国人のお客様が非常に多く、お客様の中にはベトナムの方もいらっしゃいました。そんな中、韓国語や中国語を話せるスタッフはいるのに、ベトナム語を話せるスタッフがおらず英語で対応していることに気が付きました。調べていくとベトナム人観光客は近年非常に増えてきているというデータが出てきて、日本でベトナムの方を支える、またはベトナムで日本の文化を伝え、交流をしてみたいと思うようになり、一念発起して神田外語学院でベトナム語を学ぶことを決めました。

 日本にはベトナム語の教材が少ないので、自分の手作り単語帳を作っています。ベトナム語の単語帳は売られてはいますが、古いものだったり、英語ほど揃っていなかったりするため、自分で作りました。また、発音が難しいため先生に文章を読んでもらって、その音声をスマホで録音し、それを毎日音読しています。とにかく先生に聞いて、自分なりの勉強方法を確立してきました。

 今回の大会に出場したことにより、ベトナム人留学生やほかの学生と交流する機会があり、リスニングやスピーキング力をもっと高めなければいけないことがわかりました。ほかの参加者も本当にベトナム語が上手で、自分ももっと上手くなりたいと思いました。来年もベトナム語スピーチコンテストに参加したいと思っています。

 神田外語学院に入学して、ベトナム語が本当に好きになったため、将来はベトナム語の研究やベトナム語を日本人に教える教授法を学びたいと思っており、大学院に進むことを考えています。

▲今井学院長およびベトナム語指導を担当するハイ先生との記念撮影