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【授業紹介】グローバルコミュニケーション科「国際開発論」

2022.08.24
▲最近よく耳にするSDGs。国際支援の現場を熟知した講師から「持続可能な国際開発とはどのようなものなのか」を学びます。

講師はアジアやアフリカでインフラ整備や教育の拡充に携わってきた現役のコンサルタントです。この授業の大きな狙いの一つは「SDGs※の観点から国際開発を深く考えること」。50年後や100年後の世界に生きる人々が豊かな暮らしを送るために、自分たちには何ができるかを考えます。

 

※SDGs(持続可能な開発目標)…2015年の国連サミットにおいて「持続可能な開発のための2030年アジェンダ」に掲げられた国際的な開発目標のこと。

「自分がプレゼンテーションで紹介したアフリカのリベリアという国は、多くの人々が屋根のない家で暮らしている現状があります。この途上国の人々はなぜこんなにも貧しい暮らしを送っているのか、そして現在彼らは何に苦しんでいるのか。日本語の文献が少ない国だからこそ、この国の現実を多くの人に知ってもらいたいです」

「私はインドネシアの環境問題について取り上げました。今回のプレゼンテーションでは、現状の問題を数字で見せることを意識しました。インドネシアに流れる川の汚染は世間になんとなく認識されている社会問題ではありますが、実際にどれほど深刻な問題なのかを多くの人に再認識してほしいと願っています」

「バングラデシュでは女性や子供たちが非常に安い賃金で労働を強いられている現状があります。今回のプレゼンテーションでは、日本が実施しているバングラデシュへの支援についても紹介しましたが、今後はSDGsの観点からも途上国の支援方法を考えていきたいです」