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【前編】ミッション型海外インターンシップinスリランカ 密着取材レポート

2018.07.03
国際ビジネスキャリア科 2年
岩本 咲良(神奈川県相模原高校 出身)

「苦労やトラブルを乗り越えて自信にしたい」

 

明るいトーンで話す口調の裏には、これから挑戦するミッションへの期待感が溢れていた。一見すると大人しい印象すらあるが、実はかなりの行動派。本インターンシップの存在を知ったのが、申込締切の数日前であったが、魅力を感じた瞬間に参加することを決め、すぐに両親を説得してしまった人物だ。彼女の口から「苦労やトラブルを乗り越えたい」という言葉を聞くと、その本気度が伝わってくる。

 

彼女に今回のインターンになぜ参加を決めたのかと尋ねてみると、「元々、広告業界を就職先として検討する中、今回のインターンシップのテーマが広告営業だったので、すぐに挑戦してみたいと思いました」という回答が返ってきた。昔から字を書くことが好きで、言葉で何かを伝える職業に就きたいと思っていたことが、広告業界への興味になっていったようだ。

ちなみに今回のインターンシップのテーマは、「フリーペーパーの広告営業」だ。スリランカで発行している唯一の日本語フリーペーパー「SPICE UP Sri Lanka」は、スリランカのホテルなどに置かれており、日本人観光客を中心に購読されている。その冊子にレストランやショップオーナーから広告を載せてもらうことで、日本人観光客の誘致に繋げられるという訳だ。

 

海外で実際に「法人向け企画営業」というリアルなビジネス体験を積むことで、視野が広がるとともに、アウェイな異文化の地でも自ら考えて行動を起こしていけるマインドが育っていく。

スリランカという見知らぬ国で、英語を使って法人営業をかけると聞くと、それだけで難しそうに聞こえてしまうかも知れないが、彼女はそのシチュエーションを楽しみにしているようであった。

 

「外国語(英語)で交渉するということが楽しそう!」「広告営業という仕事を通じて学べることが多そう!」今回のインターンシップに期待する事や、面白そうと感じた点を聞くと、そんなポジティブな意見が聞こえてくる。

元々、神田外語学院に入ったきっかけも、英語を学んで将来的に海外で活躍したいという気持ちがあったからだ。神田外語学院に入学した高校で1学年上だった先輩が、SNSで「語学力が一気にあがった!」と投稿しているのを見て、自分も成長したいと思ったようだ。そしてビジネスの世界で活躍したい、というイメージを強く持っていたからこそ、神田外語学院の中でも英語とビジネスを学ぶ国際ビジネスキャリア科を選んだ。

 

「国際ビジネスキャリア科では、普段から多角的思考で様々な観点から物を考え、新しい考えや物を生み出すような授業を受けています。担当の池田先生の話にはいつも惹きつけられ、どの授業も刺激的です」普段の授業から新しい視点を楽しめている彼女だからこそ、新しい国での挑戦も楽しめているのだろう

 

「現地に行ったら絶対に苦労することや、うまくいかないことも出てくると思います。でもその中で、自分が獲得したビジネスチャンスが広告として掲載され、目に見える形となった時に、達成感を得られると思うんですよね」そう笑顔で話す彼女の気持ちのベクトルは、真っ直ぐスリランカに向かっていた。

 

しかしそうはいっても、英語力に不安を感じている部分もあるそう。またスリランカという国を訪れたことはなく、日本よりも宗教の影響が強い国であることに馴染めるかどうか、不安を感じている部分も多少あったようだ。

 

それでも、それ以外の治安等に大きな不安はなく、現在は不安よりもワクワクが先に立っているそう。

果たして彼女の挑戦はどのような結果になるのか。次回は現地での奮闘記を密着レポートしていく。